五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

仕上がりのイメージ・表装のお話

2015年11月13日 | 第2章 五感と体感
仕上がりのイメージ・表装のお話 2015年11月13日

銀座で開催されている表導会の作品展「有楽町・交通会館一階 ギャラリー パールルームにて11月15日日曜日16時半まで」開催中です。
年々参加者数が減ってはいるものの表装作品の仕上がり具合は年々グレードアップしているように思います。制作者の平均年齢が上がると同時に修業経験が長くなっているとも云う事が出来るわけです。

私も20年以上ここで学んでおりますが、設立以降30年間研鑽し続けている表具師等の先輩も多くいらっしゃるため、いつまでたっても初々しい?自分の掛け軸に反省とやる気を触発される経験を毎年変わらずさせてもらっています。

出合いの作品「本紙」と裂の取り合わせを考えながら、どのような形式で仕上げるかを時間を掛けて考えることは、亭主が主催する自分の茶会の内容構想と同じようなものだといつも思っています。

歴史、宗教、文化を学び、意味付けのある構成をしながら一つの作品を一幅の掛け軸で表現することは、そうそう容易い事ではありませんが、その魅力に取りつかれる内に常に学ぶ事が段々と自分の癖となっていることも否定できません。
だから故、表装を手掛ける事は、ほんとうに贅沢な行いなのだと感じています。
一層、精進しないと届かない世界であるとも解釈しています。

手掛けるごとに仕上げのイメージが、段々とハードルの高いものになってゆくことも仕方があるまいと思いつつ、自分の身体と気が表装作業の出来る状態である限り続けていたいと願っています。

表装を通して出会う方々との新たな構想も生まれつつあり、それによって思わぬ素敵な出会いも益々期待できそうです。
存分な贅沢は身の丈に合わないことを心に留め、それでも贅沢な心と知恵を養い学び続けたいものです。

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