五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

出雲2 日御碕

2015年11月04日 | 第2章 五感と体感
出雲2 日御碕2015年11月4日

日御碕神社
島根半島の西の突端に日御碕があります。出雲大社の北西に位置し、そこには日御碕神社があります。
出雲大社の祖神(おやがみ)であり、「みさきさん」と呼ばれ親しまれています。
日御碕神社は「日沈みの宮」。
 日の本の昼を守る伊勢神宮に対し、 村上天皇の勅命を受け、日の本の夜を守る神社として948年に創建。
国造りの神である「スサノオノミコト」と「アマテラスオオミカミ」が祀られています。

日御碕灯台
1903年明治36年に建てられました。高さ43.65m。石積みの灯台として日本一の高さだそうです。
幼い頃から灯台を見るとワクワクする私は、何となく灯台守に憧れてきました。
半島の先端に立つと丸い地球に一人ぽつんと居る自分に喜びを感じるのですが、ましてや高い灯台のてっぺんに立とうものなら孤独感と喜びが交互に表れ、自分の陰陽を試される様な気もします。

絶景の岬には断崖の脇に遊歩道が整備されています。この松の並木は、6才頃に頻繁に見ていた松並木の先に海が見える風景に照合するようにも感じ、不思議な懐かしさを覚えました。
初めて訪れる場所ではあるのですが、5,6歳の頃に住んだ福井の海を思い起こし、懐かしい思いも込み上げてきました。東北や新潟の日本海とは違い、福井の海も西の日本海の風景であるということなのかもしれません。
五感は過去をリアルに引き起こします。昨日の事の様な体感の記憶は、時空を超えて蘇ります。

日沈みの宮と日御碕の突端を歩き、西の海に沈みかかった夕陽が心地よい秋の気候のお陰で、陽の気を頂くことができました。

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