五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

八百万の神と手向ける手

2015年11月11日 | 第2章 五感と体感
八百万の神と手向ける手2015年11月11日

陰暦では、まだ神々は出雲におられるそうです。
出雲は、11月末まで神在月なのだそうです。

今年は大まかなところでは、塩竃神社、山形出羽三山、弥彦神社、琵琶湖を歩きつつ比叡山延暦寺を参拝し、そして、ようやく出雲大社の参拝を叶えました。
歩き回り、想像を張り巡らし、諸々の思いが自分の学びに繋がるのに丁度良い塩梅の年齢に達してきたことも旅の情動を一層後押しする要因でもあると思います。足腰が弱くなり、旅のプランを立てる気力が失せる日が来るであろう、という予測の元、今できる事はやってしまわないと後悔する、という思いも強くなりつつある昨今です。
忙しいしお金もないし、と憂いでいては事は始まらず、何は無くとも動いてしまえ。。。といった勢いが、まだ自分の中に在ることは、有り難いことです。

昨年末から今年にかけて、身近な人々の入院やら看取りを継続的に経験していることも、自分の情動が一層湧き出していることも一つの要因であるかもしれません。

自分の命が尽きる頃には、どうしても他人様の御世話になるしかありません。その事を受け容れるための良いきっかけも頂いたように思います。
自分が観念する頃に、どんな知恵が浮かんでくるかは、今、現在の自分のありよう次第であることも薄々解ってきました。
ロザリオを忍ばせ、八百万の神々と対峙する自分のアイデンティティこそ本質的なものだと納得する経験も充分させていただいています。

一万年以上、戦いをせずゆるやかに文化を育んだ縄文時代の古層が自分の素地になっていることも静々と受容しつつ、文化と宗教の蓄積は、玄宗の「武士は分である」ことにも繋がるようにも感じています。
知恵を育むことは手向ける手から始まるのかもしれません。


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