五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

絶対に騙されない

2008年05月02日 | 第9章 愛
「私は絶対に騙されない!」と思っている人ほど、振り込め詐欺の被害に遭うケースが多いのだそうです。

その手口を知るとなるほど、巧妙です。

「知らない人からの電話はすぐに切る」「余計な誘いに乗らない」などと、自分に言い聞かせ、用心しながら日々暮らしているのにいとも簡単に騙されてしまうのです。

私は、ふと、生き甲斐の心理学の学びの一要素である「自己愛」を想い浮かべました。

人の本質は不安です。
何らかの不安を克服するために、学習し知恵を得て、より良く生きようと努力していきます。でも、それだけでは不安は解消されません。もっと大きなもの。それは、「愛」の問題です。どのような時代に、そして環境の中で、どのような育てられ方をしたのか?それによって自分と人との関わり方はずいぶん違ってきます。

「愛し方」「愛され方」の傾向も人それぞれです。

愛は神なり、神は愛なり。

これを逆手に取って、人を騙す人たちがいることに憤りを感じます。

私は騙されない、と気丈に振る舞っていても、あるきっかけで相手を信用してしまうと、ATMの前に立ち、携帯電話で言われるがままに指を動かしてしまうのです。
明らかに、「振り込み」と表示されているのに、「振り込まれる」と思いこみ、「パスワード」と言われて金額のところに、971111という数字を入れてしまう。。。冷静に見れば、明らかに「パスワード」ではなく「振り込む金額」の表示です。

もたもたしていると「いいですか?大丈夫です。ゆっくり落ち着いてやってください・・・」と優しい言葉で携帯の耳元で誘導されるのです。

相手を信じ、優しく丁寧な言葉で指示を受ければ、見えてくるものに疑惑がなくなります。

「ATMに行ってください。」という言葉にだけは、乗らないようお互い気をつけましょう。

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