五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

これに手をつけたら・・・

2007年11月09日 | 第2章 五感と体感
自己を表現するには、いろいろな方法があります。

絵を描いたり、文章を書いたり、楽器を奏でたり、話したり。

幼い頃、父の転勤が多かったのと、母が流行りものに目を向けるタイプではなかったせいか、無駄なおもちゃというものが家にありませんでした。
宝箱のような祖父のアトリエ以外は、わりとさっぱりした環境に育ったように思います。

そのせいでしょうか。才能があるかどうかは、疑わしいところですが、どうも物思いに耽けたり、思い巡らしたりする傾向になりやすいように思います。
大人になってからも母から「夢見る夢子さん」と厭味を言われる始末。

今現在も「夢見る夢子さん健在!」の私が、また新たなものに出合ってしまいました。

「鉄」です。

和紙と裂地に馴染む生活は、今の私の表現の素です。

でも、「鉄」は学生の頃から憧れながらも、なかなか手を出せなかった材質でした。
時を経て朽ちてゆく美しさ。
そして、カタチは火と共に顕れます。

固さともろさが隣り合わせの素材です。

人の歴史は鉄無しでは語れません。

そんなこんなを思い巡らし、出合ってしまった「鉄」のアトリエに夢を馳せ、「さて、今これに手を出したら・・・」
捨てるものを考えると、無理でしょうか。。。

当分の間、揺れ動きながら、夢を見させていただきましょう。
手を出すか出さないかは、、、暫しお預け?。いや、わかりません。。。

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コメント (2)
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