Mr.コンティのRising JAPAN

マスコミの書かない&書きそうもない!スポーツ界の雑学・裏話を、サッカーを中心にコメントを掲載していきます。

Aussie McDonald sinks Champions Milan

2007-10-06 | EURO Football
10月4日早朝、ここ Brisbane のホテルで私はチャンネルを SBS に合わせる。
UEFA Champions League の第二節 Glasgow Celtic vs AC Milan の試合が地元地上波局SBSで中継録画放映されたのだ。日本ではスカパー等に加入しない限り結果がわかってしまう前にこう言う試合は拝めない。
期待の中村俊輔はやはり怪我でベンチスタートだった。アナウンサーもスタメン紹介の時にその事を伝える。
しかしここオーストラリア期待の Scot McDonald はスタメン出場。今シーズン Moterwell から Celtic に入団した McDonald はこれまで Scotland Premier League には7試合に出場し5ゴールを決めている。特に Milan 戦の前の9月29日の Dundee United 戦ではハットトリックを演じ今やレギュラーポジションを手にしている。 それには伏線があった。7月に開催された Asian Cup には招集されなかったがそれは Arnold 監督が Celtic での選手生活に早く馴染むために招集を見送ったと言われている。

初戦のシャフタル・ドネツク戦を 0-2 で落とした Celtic はこの難敵 AC Milan 戦は絶対に負けられない。しかしいかにホームで強い Celtic とはいえ AC Milan 相手では勝つのは容易な事では無い。
それでも前半を見ると何とか Milan の攻撃を凌いでいる。今年2月サンシーロで決勝点を挙げられたカカーも何とか抑えている。このGlasgow 独特の天候はホームチームに味方をするのであろうか?
試合が動いたのは雨脚が更に強くなった後半。63分、 Paul Hartley が上げたCKはCeltic のMassimo Donati と AC Milan のMassimo Odd がせるがそのまま後ろに流れる。わずかに Odd の頭に当たったのでわずかにコースが変わり Milan GK のDida も越えてしまいそこに走り込んだ Stephan McManas が押し込んで先制ゴールを決めた。しかしこれを機に AC Milan が攻勢にでる。Yoanna Gourcuff のFK はドライブがかかった様にドロップし Celtic GK Boruc の前でワンバウンド。何とか Boruc はCK に逃げた。
そこでコーンフレークの朝食を食べていた私はテレビ画面から目を離してしまった。そして次に視線を画面に戻すとなんだかカカーがボールをペナルティスポットにセットしている。テレビからは口笛とブーイングが。そのPKをカカーが決めて同点に。これでカカーは Champions League 通算 22ゴール目だ。それにしても Celtic Park は本当に得点が入ったのかと思うほどの静寂だった。
リプレイが映し出されたが、その CK からGourcuff が Celtic ゴール前に放り込むがここでホイッスルが。 Caldwell が Ambrosini を後ろから抱えたとこの日のドイツ人 Merk 主審がPKを与えたのだった。でもこの判定、良く見ていたと言うか、忠実すぎるのか….
74分にインザーギに替ってジラルディーノが投入されたがそれはもう一点を取りに行くためなのだったのだろうか?
一方のストラカン監督は80分に Kennedy , 85分には Chris Killen そして中村が投入された。85分の選手投入の時に拍手が湧き上がったがそれは中村への期待か?? 
そして89分、ピルロの連続ショットを凌いぎ、Celtic Park が狂喜のるつぼと化す。中村からの CK は一旦跳ね返されるが、また逆サイドから右サイドの中村の所に戻ってくる。そして相対するヤンクロフスキ,ボネーラを細かいステップで交わして中でフリーのブラウンにパスを通す。あまりに良いパスが来たのでブラウンが一番驚いたのでは無いか?ブラウンは後ろに戻すとペナルティーエリア外からそこに走り込んだ Caldwellが強烈なショット。それを一旦は GK ジダが弾いたが、こぼれたところを詰めたマクドナルドが押し込んで決勝ゴールを挙げた。
“Scot McDonald the Australian has given Celtic the lead “ と叫ぶ中継アナ。そして小走りして喜ぶストラカン監督。興奮のスタジアム……
しかし喜んでばかりもいられない。興奮したファンの一人がピッチに降りてそのままジダの顔面をはたき、ジダは交替を余儀なくされた。そして起用された GK がジェリコ=カラチでオーストラリア人。
先日 SBS で UEFA Champions League には4人の Australian が出場すると言っていた。 McDonald ( Celtic ) , Kewell ( Liverpol ) , Culina ( PSV Eindhoven ) そしてこのカラチか? 
兎に角昨年の UEFA Champions League の借りを返したのかもしれないが、この愚かなファンのおかげで Celtic は何かしらの処分を受けるかも知れないのだ。
でもジダの倒れ方も大げさな気がしたけど.....

その後、終日私は車で営業に回ったが地元のニュースではこの McDonald の決勝ゴールを何度も伝えていた。ナカムラの言葉は出なかったけど。

しかし激闘の末手にした勝利、その激戦が徒労に終わらない事を祈るよ…………..


最新の画像もっと見る

コメントを投稿