Mr.コンティのRising JAPAN

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それ行け Socceroo その2

2005-11-16 | Aussie & Kiwi
決戦を明日に控えた Socceroo 達であるが、Duke こと Mark Viduka は本当にこの試合に全ての競技人生を賭けているのではないか?2本のシュートはバーをかすめ、直接FK は Fabian Carbi の美技を引き出しただけに終わった。4年前、決定的な好機を逸したその悪夢はまだ拭いきれていないであろう。また試合直後 Hiddink 監督は“私はこの結果に満足していない。前半は我々が支配していたが決定力に欠けた。そしてあのFKの時に緩慢になり失点を喫した。Uruguay は Sydneyでは守備的に来るだろうし、彼らは守り切る術を知っている。今日の結果には複雑な心境だ。”と語った。Lucas Neil コーチは“我々は良く闘ったがゴールを決められたはずだった。だが彼らを誇りに思う”また“何点か獲るチャンスがあっただけに得点出来なかった事は残念だ”とも Hiddink 監督に追随する様に付け加えた。  この試合 Hiddink 監督は所属先の Crystal Palace で殆ど出番のなかったTony Popovic をスタメンで起用しLjubo Milicevic. をベンチにおいた。また怪我からの回復間もないHarry Kewell ,Archie Thompson もスタメン入れたが Everton 所属のTim Cahill 、Marco Bresciano らはベンチスタートとなった。 またUruguay のFossati g監督も怪我で体調万全ではない Diego Forlan を起用する賭けに出たが開始 17 分、負傷のためベンチに下がった。 
試合は開始からアウェーの Australia のが主導権を握る。最初のチャンスは Australia だ。Viduka が3人のDFをすり抜けて最後に撃ったchip shot は GK Carini を破ったが僅かに Far Post をかすめた。Thompson とViduka は相手DFを翻弄しViduka のマーク役のDiego Lopez は苦心を重ねる羽目に。12 分には ゴール前25m のところで得た FK をViduka が直接狙うもGK Carini の美技に阻まれる。 Uruguay はロングボールを多用、しかし好機はInter Milan のRecoba からのFK頼りであった。Recoba の直接FKは Australia GK Mark Schwarzer, に容易に捕まれ、その後、再び Recoba のFKからのCarlos Diogo のフリーのヘッドは再びSchwarzer の正面であった。その後ようやくUruguay も中盤を支配する様になった。そして36分、 Rodriguez がRecoba からのAustralia から見て左サイドの位置で得たFKを頭で合わせて Schwarzer を破り待望の先制点を上げた。このFK、FC Basel 所属のScott Chipperfield がボールの無いところでCarlos Diogo の肩を掴んだと言うことでFKが与えられたがその前に Diogo が Chipperfield に何か言ったらしい。正に Uruguay らしさがでた得点だ。もしUruguay がワールドカップ出場を決めるような事になればMVPは Carlos Diogo だろう。 後半になっても Australia は好機を掴みつづける。再び Viduka からのクロスの合わせたChipperfield のショットはGK Carini を破るが数インチ、ポストを外れた。 そして Hiddink 監督は Thompson に替えてMarco Bresciano を投入しKewell を更に前線に配置する。そのBresciano がペナルティーエリアに走りこんでシュートを放つが僅かにクロスバーを越えた。
その数分後、今度はRecoba がロングボールに走り込み Australia DF を振り切り 最後は GK Schwarzer と交錯して倒れる。PKを強調するが主審のClaus Bo Larsen 氏はPKを認めない。Recoba は執拗に食い下がるが判定は当然変らない。しかし、Replay で映し出されたシーンでは Scwarzer は全く Recoba の身体に触れていなかった。 Fossati 監督は 63分Marcelo Zalayeta に替えて Fabian Estoyanoff を負傷の Diego Lopez に替えてGuillermo Rodriguez を投入した。 この選手交代は非情に効果的で Estoyanoff は( Australia 陣から見て)右に大きく開くことによりChipperfield の上がりを抑える働きをした。そして Uruguay が主導権を握る。 75分今度は Australia GK Schwarzer が決定的な仕事をする。左サイドに侵入したMorales の至近距離からのショットを左手一本ではじき出し追加点を阻んだのだ。その2分後 Jason Culina の30mのロングシュートはポストを掠めた。最後の10分は Uruguay はMorales の高さを狙う。Richard Morales は4年前の Australia 戦でも得点を決めているが、この試合は無得点に終わる。結局ホームの Uruguay が 1-0 で勝利を収めたが、満員のCentenario 競技場から上がった歓声は4年前とは少し異なるものであった。 試合後 Uruguay の選手達は飛行場に直行し Chile の Santiago 経由で Sydney 入りする事に。一方 Socceroo 達はQantas 航空のチャーター機で翌日に出発。4年前の Play off では、Melbourne での試合の翌日、 Australia, Uruguay の選手達が呉越同舟よろしく同じ Qantas の飛行機で Montevideo に向った。今度はSocceroo 達の Main 中の Main Sponsor である Qantas がチャーター機を準備。日本人旅客の間ではすこぶる評判の悪い Qantas の Aussie の Stewardess のおねぇちゃん達。しっかり選手達の面倒をよろしくね。それから Australia は累積警告で Sydney の試合に出られない選手がいない事も強みだ。Uruguay は攻撃機の柱Diego Forlan の出場が危ぶまれている。だが100戦練磨の Uruguay 彼らにどう挑むか?何度も訪れている Sydney にこの時期に行けないのが悔しい気がする。明日16日 Telstar Stadium 午後8時、運命のキックオフが。
しかし、こうやって他の国の予選を心配できるなんてなんて幸福な時代なのだろう?出場枠拡大に感謝だ。

Match Details
Uruguay 1 (Dario Rodriguez 37’)
Australia 0
Uruguay Line-up: Fabian Carini (gk), Diego Lopez (Guillermo Rodriguez 63’), Paolo Montero, Dario Rodriguez, Carlos Diogo, Pablo Garcia, Diego Perez, Alvaro Recoba, Diego Forlan (Dario Silva 17’), Marcelo Zalayeta (Fabian Estoyanoff 63’), Richard Morales
Subs Not used: Marcelo Sosa, Martin Parodi, Mario Regueiro, Sebastian Viera (gk)
Cautions: Dario Silva (23’), Dario Rodriguez (91’)

Australia Line-up: Mark Schwarzer (gk), Lucas Neill, Scott Chipperfield, Tony Vidmar, Tony Popovic, Brett Emerton, Mark Viduka (John Aloisi 80’), Harry Kewell, Vince Grella, Archie Thompson (Marco Bresciano 53’), Jason Culina
Subs Not used: Tim Cahill, Josip Skoko, Ljubo Milicevic, Zeljko Kalac (gk), Luke Wilkshire
Cautions: Scott Chipperfield (30’), Tony Vidmar (71’)

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