Mr.コンティのRising JAPAN

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あと100日 Socceroo は?

2006-02-28 | Aussie & Kiwi
ここしばらくトリノ五輪ネタばかりでサッカーを題材にしたものの掲載が無く、読者の方からはお叱りの声を受けておりました。(誰も何もいってへんって??)お詫び申し上げます。
2月22日、アジアカップ予選の初戦にあたるインド戦を圧勝で飾った。小野のジーコジャパン通算100ゴールを挙げる等話題はあったがこの日はアジア各地で同様にアジアカップ予選が行われ韓国はシリアを 2-1 で退けた。インドも日本戦の前には香港に寄り香港代表と 2-2 で引分けたが日本に取ってはワールドカップに向けての強化試合はいえない相手であった事は否めない。
そこで気になるオーストラリア代表。本来はシード国であるべく力を持っているのだが昨年からAFCに新加盟しアジアカップ初登場。したがってノーシードでのエントリーとなった。そのおかげで?アジアカップでは Kuwait, Bahrain , Lebanon といったアジアの強豪と同組の Group D に振り分けられた。だが強豪 Bahrain と公式試合が組める事が6月のワールドカップに向けて強化試合の一旦になる。この試合にはMark Viduka, Harry Kewell GKのMark Schwarzer ら主力選手は参加しなかったがそれでも欧州組ではPetkovic (Sivasspor/Turkey ), Ante Covic (Hammarby/Sweden) Tony Vidmar (NAC Breda/ Holland ), Michael Thwaite (FC National/ Romania ), Jon McKain (Timosoara Politechnica/ Romania ), Ahmad Elrich (Fulham/England ), Luke Wilkshire (Bristol City/England ), Josip Skoko (Stoke/England ), (Excelsior/Holland ), Scott McDonald (Motherwell/Scotland) Archie Thompson ( PSV/Holland )と10名がこの試合にエントリーされた。

またPSV Eindhoven が Champions League の試合があった為にGuus Hiddink監督はこの試合には参加出来ず、Graham Arnold、Johan Neeskens 両コーチが指揮をとった。 Johan Neeskens と言えばCruyff 時代にオランダ代表のMFで活躍したスーパースターで74年西ドイツ大会ではブラジル戦で先制ゴールを。決勝戦では開始直後のクライフがヘーネスに倒されて得たPKを決めた選手だ。翌78年アルゼンチン大会にも出場。クライフを抜けた穴をよくカバーしチームを準優勝に導いた1人だ。79年から所属していた Barcelona から New York Cosmos に移籍。同年に日本にもメンバーの1人として来日した。あまり知られていないが、彼は当時から野球が好きで、一時はアメリカでプロ野球選手を目指していた事もあったらしい。バーレーンの首都マナマで行われたこの試合は開始からオーストラリアのペース。しかし35分、ワールドカップ予選で日本を苦しめた Hussein Ali のゴールでホームのバーレーンが先制する。これがバーレーン前半最初のチャンスだった。後半開始2分には再び Hussein Ali がチャンスを掴むがそのショットはポストを叩いた。そしてそれ以降は再びオーストラリアの猛攻が続き 53分には Skoko のクロスにThompson が合わせて同点に追いつく。Thompson はMelbourne Victory から直接Hiddink 監督によって PSV Eindhoven に引き抜かれた選手だが、 Champions League にはベンチ入りされない(とういか Hiddink 監督自らが決めたのだろうが。)為にこの Bahrain 戦に合流することに。そして79分、今度はSkoko がゴール上隅に叩き込み逆転。この Skoko は昨年ドイツで開催された Confederations Cup のドイツ戦でゴールを挙げた。87分には Bahrain ペナルティーエリア内の リバウンドボール に迫った Ahmed Elrich の突進を Bahrein DF Abdullah Marzooq が肘で阻止。マレーシア人レフリーは躊躇無く ペナルティースポット を指し, Elrich が自らそのPKを蹴り込み試合を 3-1 と決めた。 他にも代表デビューとなった Scot McDnald が好機を2度ほど逃すなどあと2~3点取れた試合だったらしい。 またこの日指揮を取った Arnold コーチは“国内組”Central Coast Marines 所属のDF Michael Beauchamp の出来を高く評価。ワールドカップメンバー 入りにアピールが出来た。どんな選手か要チェックだ。
バーレーンは欧州から時差2時間程度しか離れいない。オーストラリアに取ってはこの日の試合は結果よりも大変効果的な試験となっただろう。日本はアメリカに敗れた後フィンランド、インドに連勝したが、喜んでいる場合か?


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