Mr.コンティのRising JAPAN

マスコミの書かない&書きそうもない!スポーツ界の雑学・裏話を、サッカーを中心にコメントを掲載していきます。

どうも変だなぁ?オーストラリア

2006-04-03 | Aussie & Kiwi
先週末より約10日間滞在したオーストラリア大陸を後にし、ニュージーランドを訪れております。 Auckland, Wellington を経て今は南島の都市 Christchurch におります。今年は例年以上に暖かいらしく、ここでも日中は半袖で過ごせます。2年前のこの時期に Christchurch に来た時は雪が降ったりしていたのですが。

さてさて、オーストラリアと言えば Socceroo そして6月12日は日豪両国間で決勝トーナメント進出を大きく左右する決戦が待っている。 さぞや当地ではと、可能な限り日本代表のレプリカを着て街を闊歩するも、誰もいじってくれない。むしろ ALL BLACKS のポロシャツを着ている方がよくお声がかかる。何人かの顧客にワールドカップネタを振ると“何それ?あぁ来年行われるやつね?” それラグビーなのだけど。 せいぜいブラジルと当たることを知る人がいるくらいで、同じく組に日本とクロアチアが入っている人には巡りあえなかった。まぁ全てのオーストラリア人に訊いた訳ではないが。 最後に会った顧客はスポーツをトータル的に知る人で、ワールドカップの事も当然理解していた。その彼がこう教えてくれた、“今は Melbourne で Commonwealth Games が行われているので人々の興味はそちらに向いている。それからラグビーの Super 14、そしてクリケットはテストマッチが近いので、まぁ5月頃には興味が向けられるだろう”との事。 彼も初戦の日本戦がキーになると言っていた。 まぁ、代表選手の殆どは欧州のクラブチームに所属しており、興味も日本国内の様に沸いてこないのか? 当地にはサッカー専門誌は見当たらないが、” AUSTRALIAN & BRITISH SOCCER “ と言う週間新聞が発行されている。ざっと目を通してみると、記事の中心は先日 Sydney FC の優勝で幕を閉じた A- League のストーブリーグ情報(こういう言い方しないか?) だ。 Queensland Roar の韓国人選手徐赫秀がチームの “ Grey Wilking Gold Medal “ と “ Player of the Year (同時にチーム最多得点者の Alex Brosque も受賞)“ を受賞したと写真つきで報道されている。そのRoarはかつて代表でも主将を務め、今期所属先のキプロス、APOEL Nicosia と契約が切れるPaul Okon に食指を。Okon には他にもNewcastle Jets, New Zealand Knights が興味を見せている。また北京五輪に向けてU-23代表候補が始動を始めた。4月14日~21日ベトナムでウズベキスタン、イランとの大会に臨む。北京五輪ではオーストラリアもアジア地区予選に組み込まれる。我が五輪チームは大丈夫か?尚北京五輪からオーバーエイジ枠は使えなくなる。元代表だった Bundesliga 2部の TSV1860ミュンヘンに所属する Paul Agostino が八百長の疑いで取り調べを受けたと。本人は否定している。 Agostinoは来季は Adelaide Unitedとの契約が内定していうる。その Adelaide絡みのトップニュースが。アズーリのFWクリスティエン=ビエリに何と Adelaide United がアプローチしている記事だ。ビエリの獲得に300万豪ドルを準備しているとのこと。これには伏線がある。ビエリはワールドカップ後は(その前にリッピが選ぶか?)アメリカに渡りたい意思を親しい仲間に吐露しているらしい。 それなら Measure League Soccer が出ない契約金でかつてオーストラリア代表経験もあり、現在セリエBの Arezzoに所属する弟の Max と兄弟そろっての獲得を、と考えている。実現すれば非常に楽しみだ。代表絡みの記事といえばまず紙面中ほどにジーコ監督がドイツの Kickers のインタビューで語った“日本は世界ランク18位だが、それ以上の力がある。大会ではベスト4にまで行く可能性がある”と言うコメントを載せていた。また自国の事は別のトピックでランクが4つ上がり40位になったと紹介。そしてCentral Coast Mariners の Michael Beauchamp と Dean Heffman の二人がブンデスリーガの FC Nuremberg の練習に参加する。この影にはヒディング代表監督の推薦があったらしい。このままチームに残り、欧州での Socceroo 召集に合流するのか?そのオーストラリア代表は大会開始直前の6月7日にドイツ南部のウルムでリヒエテンシュタインとの“仕上げ”試合を組むことが決った。6月12日に日本と対戦するオーストラリアはその前に5月25日メルボルンでギリシア代表と、6月4日にはロッテルダムでオランダ代表との試合が待っている。 日本はどことやるのだったっけ?オランダ代表ファンバステン監督のコメントも。FIFAが決めた最終メンバー23人の提出期日が5月15日と早まった事を非難するコメントが。あと1月程でメンバーを決めるのか? Champions League の決勝戦が5月17日。各国の監督の気持ちもわかるなぁ。 一方欧州で頑張る Socceroo 達。ウルグアイとのプレーオフの立役者 GK Schwarzer は Everton に移るかもしれない。 Everton 会長がシーズン後の移籍獲得を早くも宣誓している。 その Everton には同じオーストラリア代表の Cahill が所属する。 Cahill は先々週のアストンビラ戦で2ゴールを挙げた。欧州でも Socceroo 達の活躍度はCeltic の中村俊輔の頼りの日本勢を凌いでいる。 そしてユーベントスがワールドカップ後にオーストラリアに?と地元(オーストラリア)タブロイド紙に掲載されたことを。1993年にACミランが来豪している。そしてユーべは1984年にオーストラリア大陸にやって来てオーストラリア代表と Adelaide, Melbourne, Sydney と3試合を行った。当時のユーべにはフランスの将軍、ミシェル=プラティニがいた。 だが、このタブロイド紙の記事はどうも信憑性が薄いらしい。欧州からオーストラリアは遠いからなぁ。ユーベントスは1992年にはバッジオ、ビアリらを擁して来日しカズ、井原、柱谷らのいた日本代表と2試合行った。 最後に Perth Glory の日本人選手石田ヒロがマレーシアのジョホールと3ヶ月契約を交わした。 これは9月に開幕する翌シーズンに向けての準備の一環とのことだ。 頑張れ日本人選手。 
折角滞在したのだが、オーストラリア代表の話もワールドカップの事もあまり聞かれなかった。しかし、3月末のエクアドル戦の対戦相手、内容を考えると今はよその事より自分のところか?


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3 コメント

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初の書き込みです (鍼灸)
2006-04-04 01:14:34
オーストラリア代表ファンの鍼灸と申します。

オーストラリアのサッカー専門誌といえば「Four Four Two」のオーストラリア版があります。日本で売ってるのは英国版だけなので、ぜひオーストラリア版も売って欲しいところです。

移籍といえばSydneyFCのカーニーもドイツ行きの噂が出てます。信憑性の方は疑問ですがドルトムントやボルシアMGの名前が挙がっているとか。同じくドイツ組でルー入り間近といわれるケネディも一足先にニュルンベルク入りが決まりました。

ユベントスの豪州ツアーについては、ただただ期待しましょう。
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書き込みありがとうございます (Mr.コンティ)
2006-04-04 06:33:48
鍼灸様

コメントありがとうございました。 私も8年ほど前から Socceroo には興味があり、今回のワールドカップで日本と同じ組になったので少し複雑です。日豪揃ってベスト16となれば超ビッグニュースになるでしょうが。 Four Four Two の豪州版は当地入りしてすぐに買いました。翌月は Harry Kewell の特集があります。(今月にしてくれれば良かったのに)海外居住者にも定期購読できるとの事下記 WEB SITE 参照を

http://www.fourfourtwo.net.au/subscribe.aspx



もし何か面白い情報があればお寄せ下さい。
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お言葉に甘えて (鍼灸)
2006-04-04 23:36:44
オーストラリア・サッカーの魅力というのは、その民族的多様性にありますね。

セルビア系(ブコビッチやミロセビッチ)とクロアチア系(ビドゥカやミリセビッチ)、ギリシャ系(ラザリディス)とトルコ系(タレイ)、スコットランド系(マクドナルド)とアイルランド系(二ール)が同じユニホームを着て同じ国歌を口ずさむ。欧州本国では反目しあってる者同士が、ここ南半球では一つになっている。民族の縮図のような面白さがあります。



その点で、オーストラリアの民族クラブに言及した12月31日のコラムが非常に興味深かったですね。
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