Mr.コンティのRising JAPAN

マスコミの書かない&書きそうもない!スポーツ界の雑学・裏話を、サッカーを中心にコメントを掲載していきます。

アイルランド ダービー?その2

2005-07-15 | EURO Football
アイルランド は元々 ケルト 系民族の居住する独立の島国であったが、12世紀に イングランド が侵入して島の大半を占領し服属させた。だが決定的な影響があったのは17世紀の クロムウェル による収穫で、その結果 イングランド 人は プロテスタント 優位の体制を強制し、アイルランド人は局品の農業労働者として プロテスタントに支配される カソリック という構造が出来上がってしまった。 1800年の合同法により イギリス 連合王国に翌年併合されたが19世紀には民族主義的な運動が展開し、ついに1922年南部 26州が事実上独立し第二次大戦後の1949年に英連邦から離れた。一方 イギリス 連合に残った北部 アルスター 地方の6州には スコットランド から大量に プロテスタント が流入し、元々いた カソリック系は弾圧を受け、アイルランドに逃れたりした。従って アイルランドは カソリック系、北アイルランドは プロテスタント系。最近はおとなしいが IRAアイルランド共和軍は北アイルランドに在する少数 カソリック の為に武装闘争を続けていると言うのが簡単な縮図だ。アイルランドは1973年に EC加盟が認められ、世界各国から独立した国と認識されるようになったが、当時はまだまだ イギリス連合に所属する北アイルランド の方が経済的にも高く、サッカー の方も北アイルランドの方が優位であったがその裏には アイリシュ系の イングランド や スコットランドの選手が北アイルランドに"代表キャップ" の為に編入されたと言ういきさつがある。また1988年ブルガリア、スコットランド、ベルギーとの激戦を制して初めて晴れの舞台、欧州選手権に進出した アイルランドも同様の事があったらしい。この ジャッキー=チャールトンに率いられた代表は初戦で母国 イングランド と対戦 バーンズ、ベアズリー、リネカー の繰り出す猛攻を凌ぎホートンのゴールで 1-0 と破ってしまい、世界を驚愕させた。そして1990,1994年と連続してワールドカップ本大会への出場を果たすが、その欧州予選では2大会とも北アイルランドと同組であった。本大会でも共に1次リーグを突破し、決勝トーナメントに駒を進めた。かつての北アイルランドにせと今のアイルランドにせよ代表クラスとなれば選手一人一人はイングランドのクラブチームに所属するレベルにあるのでその戦跡も理解できる。
来週 チャンピオンズリーグ は 2nd Leg が行われるが、かつての欧州王者、ルーマニア の Steaua Bucureciti がGlentoran か Shelbourne かを待っている。 

最新の画像もっと見る

コメントを投稿