11月7日。イランの Esfahan で開催された ACL Champions League の決勝戦 1st LEG で浦和REDSは1-1 で引き分け、やや有利の状況で14日さいたまスタジアム2002での第二戦に臨む事となった。対戦相手の Sepahan には後半はかなり押し込まれ終盤には防戦一方。何度か遭遇した決定的なピンチもなんとか凌いでドローで厳しいアウェーゲームの戦いを終えた。 14日はアジア王者に戴冠すべく好プレーを期待したい。
10月6日、Sydney で行われたA Leagueの大一番 Sydney FC 対 Melbourne Victory の試合翌日、メルボルン空港で前日の激戦を終え Sydney から帰途についていた Victory の選手達と Melbourne 空港で遭遇する機会に恵まれた。
早速私は選手団に接近。すると Victory の中心選手 Kevin Muscat と目が合い、サインと記念撮影を依頼した。 Kevin Muscat と言えば昨年の ワールドカップ には選出されなかったが,かつては Scotland Premier の Glasgow Rangersでもプレーをするなど長くオーストラリア代表の中心選手を務め、2001年11月のウルグアイとのワールドカップ日韓大会最終予選の1st Leg のホームゲームではPKを決めてチームを勝利に導いた。(残念ながら 2nd LEGのアウェー戦では 0-3 で敗れウルグアイが予選を通過。) Muscat の特徴は激しいディフェンス。対戦相手のエースストライカーを抑えるのが彼の仕事で、相手サポーターからすれば憎い存在で反対に Victory サポーターからすれば頼れる Centre Back である。しかし、空港で話した Muscat はピッチ上でのタフなプレーとは全く異なった紳士でサインにも写真にも快く応じてくれた。その上他の選手達にもサインを促してくれ、おかげで前日の Match Day Program, “90 minutes “ には Victory 選手達のサインが書き込まれ大切な宝物となった。そして Muscat とはしばし談議に花が咲いた。まだ34歳なのだからJリーグでプレーしてくれないか?と言うと、 Steve=Corica や Nedijeliko= Zelic Mattew= Bingley そして Graham=Arnol dと言ったかつて J League でプレーしたことのある選手から日本の事を聞いた事があると教えてくれた。そして驚いた事に Muscat の方から“ You は URAWA REDS のサポーターか?”と訊いて来たので。
“もちろん(これは嘘だけど)。3月にはシドニーまでAsia Champions League を観戦に来た。でも URAWA REDS の事なら子供方が詳しい(これは本当)”と話をすると、
“URAWA REDS のホームスタジアムは 50,000人以上入ると聞いたが本当か?そしてリーグ戦ではほぼ 40,000人以上の観客が入るときいたけど….”
“それは本当だ。 Capacity は55,000 人でワールドカップでも使われた。そしてREDSの試合では40,000 人以上が詰めかける。私の家からも近いので何度も息子と言った。 Sydney FC との試合も見に行った。 Sydney FCのサポーターも来ていた。“
と答えた。すると Muscat は ” ワォォォォ….” とばかりに両手を広げて横にいたチームメイトに説明を始めた。そして Melbourne Victory は既に来シーズンの Asia Champions League 出場を決めており、“是非 URAWA REDS とゲームをしたい。”と言っていた。(しかし帰国後この話を息子にすると、 “ さいたまスタジアム 2002の観客収容能力は62,000 以上だ。”と指摘を受けた。)さらに Ernie Merirck 監督にもサインを頂き、
“ 来年URAWA にお越しになる日をまっております。”と言い握手も交わしてきた。
10分程ではあったが貴重な出来事でもあった。前日、アウェーで宿敵 Sydney FC を 1-0 で降した事もあり選手達の表情は明るく、他にも数人の人々から求められたサインや記念写真にきさくに応じていた。
その日 Victory の熱心なサポーターでもある顧客にこの空港での出来事を話すと凄く興奮していた。そして Muscat に URAWA REDS の事を訊ねられた事を話すと数日前に地元テレビ局 SBS で King of Club と言う特番が放映されそれが浦和レッズの事を特集した番組でオーストラリアのサッカーファンの間では結構話題になっている。おそらくその影響もあるだろう。と教えてくれた。その King of Club と題名されたレッズの特集番組を私も現地で視たが、それほどの反響だとは思わなかった。
そしてVictory のサポーターの顧客も
“ Asia Champions League では是非 URAWA REDS と同じ組に入ってほしい。そしてさいたまスタジアムに行くのを楽しみにしている。”と言っていた。
来シーズンの ACL への Jリーグからの参加枠は2チームであるが、REDS がSepahan を降して優勝すれば3チームが来シーズンの ACL に出場し、 Melbourne Victoryそして Adelaide United の両オーストラリア勢はかならずJリーグのチームと同じ組になる事に。他のサポーター達も“日本のチームと同じ組になってほしい。そして出来れば URAWA とやりたい。”と異口同音に言っていた。
あれから約1カ月。 A League は12節が終了し Central Coast Mariners が勝点23で勝点17のAdelaide United , Newcatle Unitedを6勝点上回って首位を走っている。昨シーズンの覇者 Melbourne Victory は開幕5試合連続で引き分け、以降Queensland Roar, Sydney FCに連勝したあと、1勝1分3敗と失速気味で勝点15で6位に甘んじている。また今年浦和レッズとACLを戦い話題になった Sydney FC は今シーズンは元ブラジル代表のジュニーニョを擁してシーズンに臨むもいま一つ調子に乗れず第8節を終えて2勝3分3敗。遂に10月24日には Culina 監督が更迭され John=Kosmina が新監督に迎えられた。以降 Sydney FC は2連勝を飾り、11月10日のアウェーの Telester Stadium での宿敵 Melbourne Victory 戦に臨んだ。昨年 Kosmina が監督をしてた Adelaide United がここで試合をした時、サイドラインを割ったボールの処遇を巡って Muscat と小競り合いをしたのがこの Kosmina 監督。試合前から宿敵 Sydney FCを迎えた Victory サポーター達の熱狂ぶりが更にヒートアップしたことは想像するに容易だ。
この試合はスコアレスドローに終わり、Sydney FC は勝点を16とし、 Victoryを一つ上回る5位に。もちろん先述したメルボルン空港で Muscat に遭遇した時にこの一件を知った上で、“あなたは John=Kosmina が好きですか?”と意地悪な質問をぶつけると彼は苦笑しながら、“もちろん I like “ と答えた。
A League は残り9試合。来年2月には Grand Final が行われ覇者が決まるが、再来年の ACL 出場権そしてJ League チームとの対戦を目指して残りの9試合に臨むのだろうか……
最後に Sydney FC サポーターのみなさん、 Victory の選手達と仲良くしてごめんなさい…..
10月6日、Sydney で行われたA Leagueの大一番 Sydney FC 対 Melbourne Victory の試合翌日、メルボルン空港で前日の激戦を終え Sydney から帰途についていた Victory の選手達と Melbourne 空港で遭遇する機会に恵まれた。
早速私は選手団に接近。すると Victory の中心選手 Kevin Muscat と目が合い、サインと記念撮影を依頼した。 Kevin Muscat と言えば昨年の ワールドカップ には選出されなかったが,かつては Scotland Premier の Glasgow Rangersでもプレーをするなど長くオーストラリア代表の中心選手を務め、2001年11月のウルグアイとのワールドカップ日韓大会最終予選の1st Leg のホームゲームではPKを決めてチームを勝利に導いた。(残念ながら 2nd LEGのアウェー戦では 0-3 で敗れウルグアイが予選を通過。) Muscat の特徴は激しいディフェンス。対戦相手のエースストライカーを抑えるのが彼の仕事で、相手サポーターからすれば憎い存在で反対に Victory サポーターからすれば頼れる Centre Back である。しかし、空港で話した Muscat はピッチ上でのタフなプレーとは全く異なった紳士でサインにも写真にも快く応じてくれた。その上他の選手達にもサインを促してくれ、おかげで前日の Match Day Program, “90 minutes “ には Victory 選手達のサインが書き込まれ大切な宝物となった。そして Muscat とはしばし談議に花が咲いた。まだ34歳なのだからJリーグでプレーしてくれないか?と言うと、 Steve=Corica や Nedijeliko= Zelic Mattew= Bingley そして Graham=Arnol dと言ったかつて J League でプレーしたことのある選手から日本の事を聞いた事があると教えてくれた。そして驚いた事に Muscat の方から“ You は URAWA REDS のサポーターか?”と訊いて来たので。
“もちろん(これは嘘だけど)。3月にはシドニーまでAsia Champions League を観戦に来た。でも URAWA REDS の事なら子供方が詳しい(これは本当)”と話をすると、
“URAWA REDS のホームスタジアムは 50,000人以上入ると聞いたが本当か?そしてリーグ戦ではほぼ 40,000人以上の観客が入るときいたけど….”
“それは本当だ。 Capacity は55,000 人でワールドカップでも使われた。そしてREDSの試合では40,000 人以上が詰めかける。私の家からも近いので何度も息子と言った。 Sydney FC との試合も見に行った。 Sydney FCのサポーターも来ていた。“
と答えた。すると Muscat は ” ワォォォォ….” とばかりに両手を広げて横にいたチームメイトに説明を始めた。そして Melbourne Victory は既に来シーズンの Asia Champions League 出場を決めており、“是非 URAWA REDS とゲームをしたい。”と言っていた。(しかし帰国後この話を息子にすると、 “ さいたまスタジアム 2002の観客収容能力は62,000 以上だ。”と指摘を受けた。)さらに Ernie Merirck 監督にもサインを頂き、
“ 来年URAWA にお越しになる日をまっております。”と言い握手も交わしてきた。
10分程ではあったが貴重な出来事でもあった。前日、アウェーで宿敵 Sydney FC を 1-0 で降した事もあり選手達の表情は明るく、他にも数人の人々から求められたサインや記念写真にきさくに応じていた。
その日 Victory の熱心なサポーターでもある顧客にこの空港での出来事を話すと凄く興奮していた。そして Muscat に URAWA REDS の事を訊ねられた事を話すと数日前に地元テレビ局 SBS で King of Club と言う特番が放映されそれが浦和レッズの事を特集した番組でオーストラリアのサッカーファンの間では結構話題になっている。おそらくその影響もあるだろう。と教えてくれた。その King of Club と題名されたレッズの特集番組を私も現地で視たが、それほどの反響だとは思わなかった。
そしてVictory のサポーターの顧客も
“ Asia Champions League では是非 URAWA REDS と同じ組に入ってほしい。そしてさいたまスタジアムに行くのを楽しみにしている。”と言っていた。
来シーズンの ACL への Jリーグからの参加枠は2チームであるが、REDS がSepahan を降して優勝すれば3チームが来シーズンの ACL に出場し、 Melbourne Victoryそして Adelaide United の両オーストラリア勢はかならずJリーグのチームと同じ組になる事に。他のサポーター達も“日本のチームと同じ組になってほしい。そして出来れば URAWA とやりたい。”と異口同音に言っていた。
あれから約1カ月。 A League は12節が終了し Central Coast Mariners が勝点23で勝点17のAdelaide United , Newcatle Unitedを6勝点上回って首位を走っている。昨シーズンの覇者 Melbourne Victory は開幕5試合連続で引き分け、以降Queensland Roar, Sydney FCに連勝したあと、1勝1分3敗と失速気味で勝点15で6位に甘んじている。また今年浦和レッズとACLを戦い話題になった Sydney FC は今シーズンは元ブラジル代表のジュニーニョを擁してシーズンに臨むもいま一つ調子に乗れず第8節を終えて2勝3分3敗。遂に10月24日には Culina 監督が更迭され John=Kosmina が新監督に迎えられた。以降 Sydney FC は2連勝を飾り、11月10日のアウェーの Telester Stadium での宿敵 Melbourne Victory 戦に臨んだ。昨年 Kosmina が監督をしてた Adelaide United がここで試合をした時、サイドラインを割ったボールの処遇を巡って Muscat と小競り合いをしたのがこの Kosmina 監督。試合前から宿敵 Sydney FCを迎えた Victory サポーター達の熱狂ぶりが更にヒートアップしたことは想像するに容易だ。
この試合はスコアレスドローに終わり、Sydney FC は勝点を16とし、 Victoryを一つ上回る5位に。もちろん先述したメルボルン空港で Muscat に遭遇した時にこの一件を知った上で、“あなたは John=Kosmina が好きですか?”と意地悪な質問をぶつけると彼は苦笑しながら、“もちろん I like “ と答えた。
A League は残り9試合。来年2月には Grand Final が行われ覇者が決まるが、再来年の ACL 出場権そしてJ League チームとの対戦を目指して残りの9試合に臨むのだろうか……
最後に Sydney FC サポーターのみなさん、 Victory の選手達と仲良くしてごめんなさい…..