後半、Adelaide に選手交代は無かったが、城南一和はブラジル人FW Itmar を下げて Kim Dong Hung を投入した。フォーメーションをどう変えて来るのだろう?と、城南の白いユニフォームを目で追っていると、47分に Nathan Burns が中盤でボールを奪い前線のDijte に、そして中央やや左を突破し、中に送るとそこには走り込んで来た Fernando がワントラップし放ったショットはついにGK 金龍大を破りホームの Adelaide が先制点を挙げた。 大歓声の Hindmarsh Stadium すぐ近くのサポーター達は ABBA の Fernando の合唱を始め先制点を祝福する。さらにその大歓声に乗って直後に今度は右サイドを崩して中央にいた Fernando がまたも放ったダイレクトシュートは惜しくも外れる。54分にはまたも右サイドからチャンスを掴み Dijite がヘッド、いったんは前にクリアーされたが、ペナルティーエリアの外からそのクリアーボールを Constanza がボレーでシュート。またも大歓声が沸く。その興奮が残る中、センターライン付近で崔成国が倒されて得たFKから早いリスタートで再び崔成国に渡るとそのまま高速ドリブルで Adelaide ゴールに一気にせまる、そして中央にあがった Mota に好クロスが入るが、完全なフリーの Mota はそれを外してしまう。韓国人サポーター達の落胆と Adelaide サポーター達の安堵の雰囲気が残る中、Costanzo が右前方の Doddoにフィード、そして右サイドを上がり中の Dijite へ、Dijite は腿でワントラップしてそのボールを城南ゴールに蹴り込み追加点を挙げた。チャンスを外し続けていた Dijit が貴重な追加点を挙げた。そしてその直前に絶好の同点機を外した Mota の心境はどうだっただろう?近くのサポーター達は “ Do Hustle !!” の曲を歌いだす。その部分は “ Bruce Hustle !! “ と歌詞を置き換えられる。
韓国人達は静まり返ってしまった。子供達までいるのになぁ、と思っているとその直後に崔成国が右サイドを高速ドリブルで上がり、中に切れ込むそしてDF二人を引き付け、後半から登場した逆サイドの Kim Dong Hun に。フリーの Kim は落ち着いてワントラップを入れネアサイドに蹴り込み1点を返すゴールを決めた。今度は韓国人達が躍り上がって喜ぶ。そして Kim Dong Hun ! Kim Dong Hun !! の歓声に続き Choi Sung Kuk ! Choi Sung Kuk !! の歓声 そして御馴染の “テ~ハミングッ” “オ~ピルスンコレア!! ” の合唱が始まる。それにしても崔成国のスピードはさすがだ、そしてクロスやラストパスに正確さが備わって来た。また近い将来Jリーグでプレーするかも。崔成国がドリブルを始めると韓国人達からは “ Choi Sung Kuk ! Choi Sung Kuk !! “ のコールが始まる。その崔成国が右サイドで後ろから Valkanis に蹴られて倒される。何度も倒されているが今度はAdelaide サポーター達の MASH の合唱が終わっても起きれない。ピッチ内での治療が始まる。大事に至らなければ良いが、ようやく起き上がり一旦ピッチの外に出ると、今度はメインスタンドから大ブーイングだ。ラグビーやオージーフットボールの盛んな国なのでそれくらいで倒れるなとでも言いたいのだろうか?
64分に城南一和は二人目の交替選手、韓東元を孫大鍋に替えて投入する。城南一和が1点を返してからは両チームともお互いにカウンター攻撃が続く、一方が攻撃に転じると両サイドバックが開いてしまうので守っている方は簡単にカウンターでゴール近くまで迫る事が出来て、攻守の速い展開が続き見ている方は面白い。 Fernando , Dijite がゴール前に迫るがチャンスを得点に結び付けられない。70分を過ぎると Adelaide ベンチに動きが出てくる。71分には DF Alagich を替えて長身の Comthwaite が投入され、74分には大歓声に送られて Fernando がベンチに下がり、Spagnuolo が入る。これで Adelaide は左から Gouliding, Valkanis, Rees, Spagnuolo の4バックでその前に Constanza がボランチの位置に。 だが次のゴールを決めたのは城南一和。 Kim Dong Hun が右サイドをドリブルで上がり中の Mota に、ペナルティーエリアやや外からのミドルシュートは GK Bajic を破り試合を振り出しに戻した。ACLの初戦、第二戦と連続してゴールを決めた Mota が、この試合散々チャンスを逸した Mota がやっとゴールを決めた。韓国人サポーター席は狂喜乱舞と言ったところか?しかし、同点では喜ぶのは首位を行く山東魯能だ、どちらも次の1点が欲しくてたまらないはず。城南一和は崔成国を下げてルーマニア人FW Adrian Neaga を投入する。これで前線を Neaga , Kim Dong Hun の2トップにし、その下に韓東元を置くがもうほぼ3トップの布陣。Kim Dong Hun のボールキープが目立つが Adelaide も必死の守り、DFが二人、三人で囲ってシュートをブロックする。長身選手同士Kim Dong Hun と Spagnuolo のマッチアップは迫力がある。 Adelaide も大歓声に乗って逆襲に転じるが、Dijite がシュートを決められない、そしてGK金龍大も好セーブを連発する。すると今度は韓国人サポーターから歓声が上がりそのまま Adelaide ゴールに迫る。城南一和はDF Jang Hack Young が上がってきてミドルを放つ。 85分には Adelaide ゴール前で Mota にボールが渡り Valkanis がタックルでシュートを撃たせない。Mota は転倒しホイッスルが鳴るがこれは Mota のシュミレーションを取られてイエローカードが出る。 Adelaide サポーター達からは大ブーイングだ。そして90分を迎えるがロスタイムはまだ3分ある。城南が Kim Dong Hun のボールキープから Mota が放つがバーの上、そして Dijite が連続してシュートを放つがGK金龍大の正面に。そして最後は Mota がペナルティーエリアのすぐ外からフリーで放ったシュートはクロスバーのはるか上を越えてホイッスルが鳴った。このシュートでMotaは足がつったのか倒れて動けない。選手達が韓国人サポーターの前に挨拶にやって来ても起き上がれなかった。
おそらくこの日の夜、 Mota と Dijite は眠れない夜となっただろう。 まさに痛み分け、3試合を残しているが首位山東魯能とは勝ち点5の差がある。
Stadium のすぐ前で待っていたタクシーに飛び乗るとラジオからAdelaide United のAurelio Vidmar監督のインタビューが聞こえてくる。この試合を中継していた地元FM局からだ。多くあったチャンスを生かせなかったこと、そして相手GKの好セーブが勝ち試合を逃したことをコメントしていた。3週間前に Sydney FC もそうだが2点リードを守り切れないところは、リーグ戦が終わって1か月半以上が経っているので試合感覚、そしてフィジカルの面が鈍っている事は否めないだろう。
タクシーの運転手は Adelaide 在住18年のサッカー好きな中国からの移民。15分余りの乗車時間、サッカー談議に花が咲く。
-今の日本のサッカーはアジアでナンバーワンだ、それだけに昨年のワールトカップの結果は残念だ。韓国は体力とスピード勝負なので見ていて面白くない。
-中国はこれから強くなるのでは?若い良い選手が出てきている。方卓、郑智 に杜威。
-まだまだ、日本や韓国には及ばない。中田英寿は素晴らしかった。そして今は中村が良い。
- 1980 年代の中国はすごかった。賈秀全、馬林、柳海光 彼らの時代、日本はかなわなかった。ソウル五輪予選は負けた。
- そうそう、私もその時代の選手達が好きだ。よく知っているな。
しかし謝育新は私の発音が悪かったせいかわからってもらえなかった。正しい発音をすれば解ってくれただろうに。
Adelaide の印象を訊くと、住むには良い街だがビジネスチャンスは少ないとの答えだった。
翌日は1,2軒営業に回ってようやく帰国の途に着ける。珍しく寝る前にビールを飲んだらすぐに眠ってしまった…..
韓国国家代表及び五輪予選メンバーは下記のサイトを参考にさせていただきました。ありがとうございました。
http://koreafootball.tea-nifty.com/topics/2007/04/post_1736.html#comment-12907555
http://koreafootball.tea-nifty.com/topics/2007/03/post_8426.html
韓国人達は静まり返ってしまった。子供達までいるのになぁ、と思っているとその直後に崔成国が右サイドを高速ドリブルで上がり、中に切れ込むそしてDF二人を引き付け、後半から登場した逆サイドの Kim Dong Hun に。フリーの Kim は落ち着いてワントラップを入れネアサイドに蹴り込み1点を返すゴールを決めた。今度は韓国人達が躍り上がって喜ぶ。そして Kim Dong Hun ! Kim Dong Hun !! の歓声に続き Choi Sung Kuk ! Choi Sung Kuk !! の歓声 そして御馴染の “テ~ハミングッ” “オ~ピルスンコレア!! ” の合唱が始まる。それにしても崔成国のスピードはさすがだ、そしてクロスやラストパスに正確さが備わって来た。また近い将来Jリーグでプレーするかも。崔成国がドリブルを始めると韓国人達からは “ Choi Sung Kuk ! Choi Sung Kuk !! “ のコールが始まる。その崔成国が右サイドで後ろから Valkanis に蹴られて倒される。何度も倒されているが今度はAdelaide サポーター達の MASH の合唱が終わっても起きれない。ピッチ内での治療が始まる。大事に至らなければ良いが、ようやく起き上がり一旦ピッチの外に出ると、今度はメインスタンドから大ブーイングだ。ラグビーやオージーフットボールの盛んな国なのでそれくらいで倒れるなとでも言いたいのだろうか?
64分に城南一和は二人目の交替選手、韓東元を孫大鍋に替えて投入する。城南一和が1点を返してからは両チームともお互いにカウンター攻撃が続く、一方が攻撃に転じると両サイドバックが開いてしまうので守っている方は簡単にカウンターでゴール近くまで迫る事が出来て、攻守の速い展開が続き見ている方は面白い。 Fernando , Dijite がゴール前に迫るがチャンスを得点に結び付けられない。70分を過ぎると Adelaide ベンチに動きが出てくる。71分には DF Alagich を替えて長身の Comthwaite が投入され、74分には大歓声に送られて Fernando がベンチに下がり、Spagnuolo が入る。これで Adelaide は左から Gouliding, Valkanis, Rees, Spagnuolo の4バックでその前に Constanza がボランチの位置に。 だが次のゴールを決めたのは城南一和。 Kim Dong Hun が右サイドをドリブルで上がり中の Mota に、ペナルティーエリアやや外からのミドルシュートは GK Bajic を破り試合を振り出しに戻した。ACLの初戦、第二戦と連続してゴールを決めた Mota が、この試合散々チャンスを逸した Mota がやっとゴールを決めた。韓国人サポーター席は狂喜乱舞と言ったところか?しかし、同点では喜ぶのは首位を行く山東魯能だ、どちらも次の1点が欲しくてたまらないはず。城南一和は崔成国を下げてルーマニア人FW Adrian Neaga を投入する。これで前線を Neaga , Kim Dong Hun の2トップにし、その下に韓東元を置くがもうほぼ3トップの布陣。Kim Dong Hun のボールキープが目立つが Adelaide も必死の守り、DFが二人、三人で囲ってシュートをブロックする。長身選手同士Kim Dong Hun と Spagnuolo のマッチアップは迫力がある。 Adelaide も大歓声に乗って逆襲に転じるが、Dijite がシュートを決められない、そしてGK金龍大も好セーブを連発する。すると今度は韓国人サポーターから歓声が上がりそのまま Adelaide ゴールに迫る。城南一和はDF Jang Hack Young が上がってきてミドルを放つ。 85分には Adelaide ゴール前で Mota にボールが渡り Valkanis がタックルでシュートを撃たせない。Mota は転倒しホイッスルが鳴るがこれは Mota のシュミレーションを取られてイエローカードが出る。 Adelaide サポーター達からは大ブーイングだ。そして90分を迎えるがロスタイムはまだ3分ある。城南が Kim Dong Hun のボールキープから Mota が放つがバーの上、そして Dijite が連続してシュートを放つがGK金龍大の正面に。そして最後は Mota がペナルティーエリアのすぐ外からフリーで放ったシュートはクロスバーのはるか上を越えてホイッスルが鳴った。このシュートでMotaは足がつったのか倒れて動けない。選手達が韓国人サポーターの前に挨拶にやって来ても起き上がれなかった。
おそらくこの日の夜、 Mota と Dijite は眠れない夜となっただろう。 まさに痛み分け、3試合を残しているが首位山東魯能とは勝ち点5の差がある。
Stadium のすぐ前で待っていたタクシーに飛び乗るとラジオからAdelaide United のAurelio Vidmar監督のインタビューが聞こえてくる。この試合を中継していた地元FM局からだ。多くあったチャンスを生かせなかったこと、そして相手GKの好セーブが勝ち試合を逃したことをコメントしていた。3週間前に Sydney FC もそうだが2点リードを守り切れないところは、リーグ戦が終わって1か月半以上が経っているので試合感覚、そしてフィジカルの面が鈍っている事は否めないだろう。
タクシーの運転手は Adelaide 在住18年のサッカー好きな中国からの移民。15分余りの乗車時間、サッカー談議に花が咲く。
-今の日本のサッカーはアジアでナンバーワンだ、それだけに昨年のワールトカップの結果は残念だ。韓国は体力とスピード勝負なので見ていて面白くない。
-中国はこれから強くなるのでは?若い良い選手が出てきている。方卓、郑智 に杜威。
-まだまだ、日本や韓国には及ばない。中田英寿は素晴らしかった。そして今は中村が良い。
- 1980 年代の中国はすごかった。賈秀全、馬林、柳海光 彼らの時代、日本はかなわなかった。ソウル五輪予選は負けた。
- そうそう、私もその時代の選手達が好きだ。よく知っているな。
しかし謝育新は私の発音が悪かったせいかわからってもらえなかった。正しい発音をすれば解ってくれただろうに。
Adelaide の印象を訊くと、住むには良い街だがビジネスチャンスは少ないとの答えだった。
翌日は1,2軒営業に回ってようやく帰国の途に着ける。珍しく寝る前にビールを飲んだらすぐに眠ってしまった…..
韓国国家代表及び五輪予選メンバーは下記のサイトを参考にさせていただきました。ありがとうございました。
http://koreafootball.tea-nifty.com/topics/2007/04/post_1736.html#comment-12907555
http://koreafootball.tea-nifty.com/topics/2007/03/post_8426.html