鬼平や竹鶴~私のお気に入り~

60代前半のオヤジがお気に入りを書いています。

お気に入りその1216~ひとあしひとあし

2016-05-25 12:05:36 | 鬼平・竹鶴以外のお気に入り
今回のお気に入りは、ひとあしひとあしです。

今回読んだ絵本は「ひとあしひとあし なんでもはかれるしゃくとりむしのはなし」です。

以下の2つの紹介文を読み、選びました。

AMAZONの内容紹介
=====
しゃくとり虫は、いろいろな鳥の寸法をはかってあげることができます。
最後に登場するいじわるなナイチンゲールの難題を、もちまえの知恵で、どのように切り抜けるのでしょうか。
レオ=レオニの作品を多数、翻訳している谷川俊太郎のお気に入りの一冊です。
=====

絵本ナビのみどころ紹介
=====
小さなしゃくとり虫の賢さが光る、レオ・レオニらしい絵本。
こま鳥の次はフラミンゴ、おおはし、さぎ、きじ、はち鳥、ナイチンゲールと、美しい鳥たちが登場します。
最後にはナイチンゲールの歌を測ることになるのですが……。
パステルとコラージュで表された鳥たちの構図が抜群です。
アート絵本としても楽しめる一冊。
米国では、この絵本を使った「長さ」の授業も行われます。
ちなみに「しゃくとり虫」は英語で「インチウォーム(Inchworm)」。
かわいいしゃくとり虫の活躍ぶりを楽しみましょう。
――(ブラウンあすか)
=====

レオ・レオニって有名な作家らしいですが初めて読みました。
原題の「inch by inch」は、少しずつ逃げるという意味としゃくとり虫の英名Inchwormに掛け合わせた絶妙な題名です。
また「ひとあしひとあし」という和訳も「しゃくとり」を掛けていて絶妙。
生態系の弱者であるしゃくとり虫が知恵を絞って生きる姿を描いています。
自分ができることの中に相手が喜ぶことはないか?
それを見つけることができれば、相手と対立しなくて済みます。
そしてそれが見つからないときにも、あきらめず生き残る道をさがすこと。
強者と対峙した時の心構えを学びました。

絵本ナビにもあります通り、絵がきれいです。
ただの草木をああいう風に描くのを初めて見ました。
大きなフラミンゴの描く構図も大胆。
まさに一幅の絵画、アートです。


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« お気に入りその1215~イソポ... | トップ | お気に入りその1217~スーホ... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

鬼平・竹鶴以外のお気に入り」カテゴリの最新記事