鬼平や竹鶴~私のお気に入り~

60代前半のオヤジがお気に入りを書いています。

お気に入りその2052~生き物系画集3

2022-03-04 12:30:48 | 鬼平・竹鶴以外のお気に入り
今回のお気に入りは、生き物系画集3です。

川崎映さんという方のtwitterに「生き物系画集・絵の図鑑の収集」というコーナーがあり、気になった本を3冊入手しました。
今回は2冊目をご紹介します。

「ロバート・ベイツマン画集 自然からのメッセージ」

AMAZONの内容紹介を引用します。
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内容(「BOOK」データベースより)
画家、ナチュラリスト、自然保護論者…。
彼の芸術には、自然への愛と危機に瀕する地球への気づかいがあふれている。
大自然を謳いあげるロバート・ベイツマンのすべて。
作品約130点を収載。
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「ワイルドライフ・アート展図録」を思い出します。
あれはカナダのワイルドライフ・アーティストたちによる美しく迫力ある作品集でした。

本書は大きくて重たいことが印象的でした。
保管する場所に困るというのが第一印象。
外観をぐるりと見て目に入ったのが定価。
何と15000円ですって!
発行年の1992年はバブル景気の終わりころ。
こういう高級本の企画が通った最後の頃だったでしょう。
ただ本書を初めに購入された方はそれだけの価値を感じたのでしょうから、それがどの辺りだったのかも感じ取りたいと思いました。

本書の前1/3くらいは画家の生い立ちや自然保護について書かれていたのでさっさと読み飛ばし、絵画作品をどんどん鑑賞しました。
画家による解説が添えられているので鑑賞ポイントが判り、大助かりでした。

画家は好景気にうかれて自然を破壊し、鉄とコンクリートだらけになっていくことを憂いています。
失われようとしている美しい自然の姿を作品に残しつつ、保護を呼びかける画家の熱い思いが伝わります。
こんな高価な本が日本で発行されたのも、バブルにうかれ、自然を次々破壊したことへの反省と将来への不安が発行を後押ししたのかもしれません。

本書は大画面の上、作品数がとても多いため、大自然を大いに満喫することができました。
ここ札幌は観測開始以来最多の大雪で、気軽に外出できる日はまだ遠いようです。
せめて画集の中だけでも森に遊ぶ小鳥や動物たちの姿をたっぷり眺めることができて良かったです。




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