鬼平や竹鶴~私のお気に入り~

60代前半のオヤジがお気に入りを書いています。

お気に入りその1301~パラフィルム

2016-12-19 12:06:52 | 鬼平・竹鶴以外のお気に入り
今回のお気に入りは、パラフィルムです。

「パラフィルム」という名をほとんどの方は知らないでしょう。
当然です。
主に実験室で使われているだけの特殊なフィルムなのですから・・・。

AMAZONの商品説明を引用します。
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サイズ:2インチ×250フィート(約50mm×76m)
材質:パラフィン
使用温度範囲:7~32℃
伸び縮み自在で、気密性に優れています
検体や薬品を侵しません
様々な形状に適合できます
加熱可塑性があります
無色半透明で無毒性です
パラフィルムはフラスコあるいはキュベットといった容器の封、または保護するために一般的に実験、研究現場使用されています。
=====

AMAZONのレビューには、次のような面白い用途も並んでいます。
・接ぎ木用
・ワインの酸化防止
・小さいものの防水シート

要は引き伸ばしながら巻く密着テープで、のりを使っていないため、きれいに剥がせるという優れもの。
ただし商品説明には伸び縮み自在とありますが、伸ばす方はかなり伸びますが、縮む方はそれほど縮みません。
主に実験室用であり、国産の類似製品が無いということで、滅多にお目にかかりません。
そんなパラフィルム、私は2つの用途で使っています。

ひとつめは、ウイスキーの気密保持のため。
お気に入りのバーのバーテンダーさんが使っていたので、真似をしました。
ウイスキーボトルのキャップは、スクリューキャップかコルク栓がほとんど。
ウイスキーは蒸留酒だから古くなっても腐らないといわれていますが、できるだけ開栓時の風味を維持したいもの。
そこでキャップの上から巻いて気密保持に使っています。
以前は特殊な栓をしたあとで空気抜きをする真空キャップを使っていました。
これは真空キャップの数しか気密保持ができない、という難点がありました。
ところがパラフィルムは1回にわずか20mmほどずつしか使わない上、何度か再使用できるので、たった1巻で死ぬまでに使い切れないほどです。
これで心置きなくいろいろなウイスキーを開栓して味見することができます。
そういう気楽さが何よりです。
この使い方に興味があれば、動画サイトで紹介している親切な方がいるので参考にしてください。

用途のふたつめは、万年筆の乾燥防止です。
万年筆の個性的な書き味を好きで、数本を使い分けています。
中でもウォーターマンの中字は、宛名書きの必需品。
月に数回使用するのですが、その度にペン先が乾燥しており、水で濡らしてインクを通していました。
あるとき、パラフィルムを使い終わった万年筆のキャップと本体の隙間に巻くことを思いつきました。
それからは書きたいときにすぐに書けるので快適そのもの。
パラフィルムが何度か再利用できることも心地いいです。

以上、普段あまり目にすることのない小物の情報でした。
この記事を読んで、「○○をしたいけれど、何か良いものはないかな?」と探していて、これ使えそう!とひらめいた方がいらっしゃったら幸いです。



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