鬼平や竹鶴~私のお気に入り~

60代前半のオヤジがお気に入りを書いています。

お気に入りその2064~瑠璃の宝石

2022-04-01 12:16:53 | 鬼平・竹鶴以外のお気に入り
今回のお気に入りは、瑠璃の宝石です。

「瑠璃の宝石」というマンガが面白そうなので読みました。
AMAZONの内容紹介を引用します。
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宝石やアクセサリーが好きな女子高生ルリが、山へ川へ洞窟へ、鉱物採集の世界に飛び込んでいく。
第1巻では、水晶、ガーネット、黄鉄鉱、砂金、蛍石など多数の鉱物が登場します。
パニング皿、ハンマー、地形図など、専門的なツールを用いた採集シーンも魅力満載。
鉱物学を修めた作者の確かな知見に基づく、本格サイエンスアドベンチャー!
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鉱物採集は自然との対話<コミュニケーション>だ!
鉱物採集に熱中している女子高生ルリが、次に目指すのは、サファイアの産地!
ほんのひと欠片の標本と科学的知識を手掛かりに、鉱物の生まれた場所を見つけ出そう。
本格サイエンスアドベンチャー、待望の第2巻!
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宝石やアクセサリーには興味がありませんが、蛍光鉱物や化石、隕石には興味津々。
鉱物採集の世界がリアルに描かれていると知り、読むことにしました。
主人公たちは女子高生と女子大生。
女子高生はミニスカートで時折パンチラ、女子大生は爆乳という設定ですが、これは過剰で目触り。
今さら設定を変更できないでしょうから、余り気にせずに鉱物採集シーンを楽しみました。
溶岩が貫入しゆっくり冷却した箇所では至る所で目にすることができる水晶。
川の中にある岩のくぼみに徐々に集まる砂金。
廃坑の坑道をブラックライトで照らすと星空のように蛍光を発する蛍石。
砂粒の表面を顕微鏡で確認することを延々と続けてやっと見つけたサファイア。
海岸のテトラポッドの中でも特に傷んだテトラポッドの付近に多いメノウ。
鉱物採集の現場を疑似体験できる素晴らしいマンガです。
さらにその鉱物ができるまでの過程に思いをはせる地質学ロマンにも惹かれました。
2巻のラストに興味深いことが書かれていました。
地球ではごく普通に見られる花崗岩は、宇宙では非常に珍しいということです。
花崗岩の生成過程について次のような説明がありました。
「プレートがマントルに潜り込む際に海水を巻き込み、その水分がマグマ生成を促進し、マグマが冷却して花崗岩が生成される」
つまり海とマントル対流がそろっている星でしか花崗岩は生まれないのです。
なるほど、確かに宇宙では珍しい岩石だということがわかりました。
宇宙人が地球訪問の記念に花崗岩を持ち帰る絵がインパクトがありました。
ということで3巻以降も期待しています。




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