ロオジエ

日本では数少ないグランメゾンのひとつ、
銀座の「ロオジエ」





来年3月には、一時閉店してしまうので、
その前に！と大急ぎでランチの予約。

「ここぞ！というお祝いの時はロオジエ」と
勝手に“決まりごと”を作っていたわたしとしては
ちょっと、さみしい。

この、緑豊かなエントランスもなくなっちゃうのかな。





アミューズはにんじんのムース。

ハーブとういきょうのさわやかな香りがします。





ワインは、ブルゴーニュとボルドーの白。





ロオジエに来たら、必ず食べる“いちぢくのパン”





バターはエシレ。

有塩と無塩。
食べきれないから、もったいないなぁ。





ラパンのガランティーヌとリエット　ベルジュ風味
パンポワラーヌ添え


ガランティーヌとリエットの濃厚なこと…
とろ～っとした脂の感じがすごいです。

パンとワインなくしては食べられない濃厚さなので、
前菜1品でかなりお腹にたまってしまいました。





トピナンブールのスープと生雲丹のロワイヤル


菊芋がスープというよりピューレに近い濃さで、
とても滑らかな喉越し。

前回来たときはシャンピニオンのロワイヤルで、
これも最後の晩餐にしたいくらいおいしかったな。





シャンピニオンのリゾット　手羽先のファルシィ　ジュトランシェ
ローリエの香り


きのこ、大好きです。
リゾットの上に、たーっぷりのっています。





的鯛のポワレ　きのことキャベツのピューレ
マトロートソース


キャベツの緑色がアクセントになって、
ちょっとアートっぽい素敵な一皿。





ここからが、勝負！のデザートです。

プレデセールでこのボリューム。

洋梨のソルベのグラスとクレームブリュレ。
マカロン…
これが「プレ」ですから。





メインのデザート（っていうのかな？笑）は、
メレンゲとレモンクリームのタルト　ジン風味のシャーベット


ふんわり、さわやか。

チョコレート系のデザートもあったけれど、
きっと無理、と察して軽めのレモンクリームを選びました。
やっぱり、正解。





といいつつ、しっかりプティフールもたべます。もちろん。


バニラシュガーとシナモンシュガーをつけたいちごや、
プチシュー、柚子のムース、栗のケイク、などなど。

大きなワゴンにどーんと乗せられて
がらがらとテーブルまでやってきて
説明を聞くときの楽しさといったら。

オーダーし終わったときに、
「迷いがない感じがいいですね」と言われました。笑

だって、説明を聞きながら何を食べたいのか決めているもの！





カプチーノとともに。

のんびりのんびり。

ランチで、3時間以上食べ続けました。

ゆったりと、心置きなくお食事を楽しんで、おしゃべりして。

こういう気持ちになれるお店のことを「グランメゾン」っていうんだ。
って教えてくれたのはロオジエでした。

気楽に行けるお店も大好きだけど、
時々はこういうお店でくつろぐのも“ご褒美”でね。



2011年3月に閉店し、2013年秋に再オープン予定だそうで。

新生「ロオジエ」はどんな“グランメゾン”に生まれ変わるのかな。

変化というのはどんなことにも避けられないことだけれど、
淋しいような、楽しみのような、複雑な気持ち。


願わくは、閉店前にもう一度行きたい。
贅沢？笑



ロオジエ
東京都中央区銀座7-5-5
03-3571-6050