斜視自動車評議会備忘録

実用車4台による12輪生活と気になるクルマの話題を中心に気になることをぼちぼちと

本物を買ったら負けですよ

2006年08月09日 | クルマ
これは近所に住むクラウン乗りのH君の友人が言った言葉です。
彼もクルマをいじっているのですが、中途半端なVIP仕様を作っているH君とは違い、彼はUSDMといわれる新興のカテゴリーのイジリ方をしております。

彼の乗る96年式AE101G型カローラワゴンBZ-G(生産期間が短く、かなり珍しい5MT仕様)で、紺とシルバーのツートン。
ちなみにこの仕様(ボディカラーやエンジン)は日本仕様にしか存在しないらしい。

工具を借りに来た時に意地悪く当方がこんな質問をしてみました。
「ホンモノ引っぱってきちゃった方が早いんじゃないの?」

そうしたらタイトルのような言葉が返ってきてさらにこう続きました。
「何処まで行っても仕様(ニセモノ)だから面白いんですよ。右ハンドルで、4A-Gが乗っている。アメリカ仕様にはない仕様をベースにしてるからこその改造で、イジってノーマルにしたらつまらないでしょ。」

並べて初めて違いがわかる、メイクでほくろを書き足したぐらいの改造が好きなんだそうです。
お約束のビックバンパーとノーズブラが装着されたUS仕様なのですが、様々な年式のものを混ぜているそうです。
バイザーやドアに貼られているコーション類まで英語で書かれたものに変わっているのに、右ハンドル、4A-G以外にも絶対にUS仕様にしないと決めているところがあるそうです。

それは、ドアミラーだそうです。
左ハンドル用は鏡面がおかしくなるからではなく、ミラーを倒さないと駐車できない自宅の車庫事情が原因とか。
目立つところだし、部品も高くないので替えたいけど、USミラーは固定式なので、電動格納式の日本仕様のミラーでないと駄目だそうです。(いちいち手で倒すのも面倒だろうしね)

一見H君とジャンル違いのクルマをいじっているので、同級生という括り以外に共通点はないのかと思いきや自分でイジルというところが共通しているそうです。

二人とも今後、ウーハーボックスを作りたいとのことなので、図面の書き方(ジャンルは違えど本職)を教えています。
紙が無駄にならないようにフリーのCADソフト、JWWの使い方ですが・・・

補足
普段は東京の大学に栃木から通う比較的まじめな大学生です。
本当はカムリグラシアかアバロンを購入して、USDM化をしたかったらしいですが、家族会議で父親より新しいもしくは排気量の大きいクルマは駄目ということに決定したそうです。
ちなみに父親のクルマはGX100型マークⅡグランデトラント(98年式の2リッター)なので、カローラワゴンになったとか。(でも、買ってもらえたので、お気に入りの1台だそうです。)
H君なんかは親父さんが初代ラウムに乗っているのに、クラウンに乗っています。(前はシーマだったし・・・)