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斜視自動車評議会備忘録

実用車4台による12輪生活と気になるクルマの話題を中心に気になることをぼちぼちと

街で見かけた車達184

2015年01月04日 | 街で見かけた車達
定番エントリーの本年初投稿となります。

話題にする見かけた車の型式をはじめに書いてしまうと、もうひとつのE-AT171です。

もうひとつのAT171とは誰もが思いつく(?)、4A-GEを搭載したGTに変わるホットモデルのGリミテッドではなく、ハイメカツインカムの4Aエンジンを搭載したSリミテッドです。

見かけた個体は後期型なので、5ps上がった高性能版である4A-FHEが搭載ているモデルとなります。
リヤドアパネルには誇らしげに“16VALVE EFIS”とデカールが貼ってあります。(これも良好な状態でした。)
また、スポーティモデルに分類されるので、フロントスポイラーが装備され、ハブはPCD100同士ですが、一般グレード(DX,SG,SE等)の4穴から5穴に変わっております。

Sリミテッドは標準車と違い、ランバーとサイドのサポートがしっかりしたフロントシート、センターアームレストが付き6;4で分割可到が可能なリヤシートが装備され、前後のスタビライザーも径が太くなり、ショックアブソーバーも減衰の高いものがセットされます。
また、TEMS、4ABS、エアバッグとうの先進装備が選ぶことの出来るグレードになります。
たった100ccですが、低速域のトルク、高回転域のパワーは5A-FEと比べものにならないぐらいに充実します。
トヨタにおけるカリーナの性格付けにあったパワーユニットだと思います。

かつてのカリーナシリーズで言うところの、STに相当するグレードと思っていただければ、わかりやすいかと思います。

維持費を無視して見ますと、SリミテッドはT170系カリーナでは機関・装備も含めてかなりバランスの良いモデルですが…

後期型になると、1.5L(5A-F→5A-FE)、1.8L(4S-Fi→4S-FE)ともEFI化されてしまったし、1.6Lモデルも1トンを切るわけではないので、税制的なうまみもないので中途半端なイメージが強くなってしまいました。
ABS、エアバッグがオプション選択が可能で、オートマチックだとECTになるのが魅力になる人もいたのかな?
高速や山坂道を乗る機会の多い方なら、それなりのメリットがあったかもしれません。

見かけた個体はスーパーホワイトのSリミテッドで、4速ATモデルにとても希少な4ABS付を選択しております。
そして、ドアバイザー、マッドカード、ドアエッジガード、ナンバーフレーム(80タイプを前のみ)、ハーフカバー、空気清浄器が付いているという、このブログ的には隙のない仕様になっております。

となると、今回見かけたECT&4ABS付のSリミテッドというのはかなり拘って選んだのだと思います。

Gリミテッドは昨年のハチマルミーティングの会場で後期型をお見かけしましたが、Sリミテッドを見かけたのは数年ぶりで、多分その時もこの個体を見かけたのだと思います。

今風な14インチ5穴の社外アルミホイールにアイスガードiG50という、フルシーズン現役で使っていることが伺える足もとが素敵な1台でした。

素のSおよびSリミテッドは前期型だとハイメカツインカムエンジンの中では唯一のEFI車になるので、ソコソコの台数が出たんですよ。
ただ、中古として出回る時期になると、微妙に維持費の高い1トン・1.5L超えのカリーナとなってしまい、同じ条件ならロングストロークでトルクのある1.8Lモデルの方が引き合いがあるので、微妙に不人気なトヨタ車のお約束コースで…
5~9年落ちの頃に海外に出て行ってしまったと思います。(大学時代に出入りしていた解体屋さんには、貿易系のブローカーさんが買い漁った輸出抹消車のAT171が結構な数入っていましたからね。)
結果として、売れた台数以上に見付けにくいトヨタ車になってしまったのかなぁ。。

補足
当方は、I氏実家整備工場の代車がクリア剥げワインレッドの後期型Sリミテッド(何故かリヤスポ付の5速MT車!)だった時期があり、結構な頻度で借りて運転したので、結構いい思い出があります。
最近欲しい、スポーティ過ぎないけどそこそこ走り、トランクスルーのある使いやすいセダンのひとつですね。

街で見かけた車達183

2014年12月06日 | 街で見かけた車達
約2週間のご無沙汰です。

講習前に持ち込む(発表する?)課題作成に忙しいといことで、更新をさぼりました。

久々の更新は、メインカテゴリーなエントリーで行こうと思います。

今週、課題作成をした講習会が東京でありまして…
その会場は、東京メトロの外苑前駅を最寄とするような会場にありまして…
ただ、当方は地下鉄が苦手なので、行きは山手線の原宿から歩いたら結構あったので、帰りは中央線千駄ヶ谷に向けて、外苑西通りを歩いていた時に見かけた車です。

そこで見かけた車は、本当に珍しい車だと思います。

あの辺に行けば走っていない車は、Nox・PM法に引っ掛かる車だけと言われるぐらいに、どんな高級であっても最新の話題の車が走っています。(栃木県民の偏見込み)

例えば、杉並ナンバーを下げて短尺になった新型サクシードや、新型ハイゼットをベースにした黒ナンバー運送車も走っていました。

まぁ商用車の話題はこれぐらいにして、本題に写りたいと思います。

見かけた車は、テスラSです。
標準モデルなのかハイパフォーマンスモデルなのか、外観上の区別の仕方の予備知識無しで見かけたので、どっちだかわかりません。
800万円以上で1000万円近く出す必要のある車が、シレッと走っているあたりが青山界隈という気がします。

そういえば、夏の終わりごろにテスラの日本国内における納車が開始されて、社長が来てオーナーに納車セレモニーをやっていたニュースを思い出し、何月何日だったかを調べてみました。

テスラSの納車開始日は今年の9月8日からだったようです。

ブレーキブースター等の制約が少ないせいなのか、右ハンドルでしたね。
流麗な4ドアクーペと報道されているところが多いようですが、走り去った姿はどう見ても5ドアハッチバックですね。

「テスラS 納車」というキーワードで検索したら、こんな相変わらずなエントリーが出てきました。
http://clicccar.com/2014/09/20/268963/
「どうせならVWのe-up!も入れとけよ。そうすれば、いつものお得意なベスト5になるのに。」というのが、当方の感想です。そして、ここ1カ月以上投稿が開いていいるのも心配なところです。

おっと、またテスラの話題から逸れてしまいました。

テスラの充電器は独自規格だったので、充電器の設備数を心配をしてしまうのと…
見かけたのは、テスラの日本ディーラーもこの辺にあったからなのかと勘繰ってしまったり。。

補足
意外と、自動車以外のメディアのほうが、ナンバー隠しには甘いのですね。
メディアリテラシィとかプライバシー保護とかよく言っているようなメディアのオンライン記事には、今回、当方がお見かけしたテスラSのナンバーがハッキリと写った写真が、載っていますね。
という事は事前に注文して、納車開始時に納車された個体の内のひとつなのか。。

街で見かけた車達182

2014年11月04日 | 街で見かけた車達
気が付けば20年選手なんだよな。

それが、この個体を見かけたときの感想です。
ナンバーは平成9年10月ごろに払い出されたものと思われますので、一度は再登録されている個体でしょう。

クルマとしては、JZA80型スープラです。
前期の中期(RZに17インチホイール&大径ブレーキ採用、SZ-R追加時)のモデルです。
グレードとしては、その時に追加されたSZ-Rになります。

駐車中だったので、ちょっと内装をながめてみますと…
運転席と助手席はBRIDEのリクライニングバケットにステアリングホイールはパーソナルの何か交換されており、オーディオも変わっていました。
今日の目では小さく映ってしまう、ボルクレーシングの17インチアルミも1インチアップ(RZ系のノーマルサイズのタイヤを履いていました!)

そして、この車個体の年式を特定したのはSZ-Rかつ助手席エアバッグがないということで、平成6年後期から平成7年前期(RZ-S追加)までのモデルと特定することが出来ました。

こういう事は野暮なんですが、今日のドレスアップシーンでは褒められないけど、現役当時は良く見かけたような気のする仕様です。

フロントのサイドウインカーはUS仕様のサイドマーカー用のレンズに交換されていて、リヤサイドマーカーも追加されています。
さらに、テールレンズはリヤフォグが組み合わされる、EUR仕様に交換されています。

最近では嫌われる事もある、ごちゃ混ぜとか中途半端といわれる輸出仕様化です。

個人的には、より好みであったり魅力的に見せるためにセンス良く取り入れるのは有りだと思っているので、こういうのは好きですね。

フロントウインカーはクリアレンズ化したBCNR33用の丸型ウインカー(のようなデザイン)を組み合わせているのも、輸出仕様レンズ&マーカー類のアクセントになっています。

GT選手権等でスープラが走っていた頃は、EUR仕様のテールレンズが付いていたので、80系スープラでは思い入れのあるレンズですね。

当時であれば規制緩和の流れに乗った派手な社外エアロを組んだ個体の多い中、純正フルエアロというだけでなく、後に下火になってしまったため取り外されていることの多い純正の大型門型リヤスポイラーがきちんとついているところも素敵な個体である印象を強めております。

何となくですが、3年落ちで購入して17年間乗られている個体と思われます。

補足
このぐらいの年式のモデルでも、当時っぽいという弄り方と思うようなぐらいに時間が経ってしまったんだなぁ。
購入した頃にこのドレスアップを主体としたカスタムをして、それを15年以上キープしているところが、この個体の素晴らしさを増しているような。

街で見かけた車達181

2014年09月28日 | 街で見かけた車達
アレ、編集中(非公開)のままだった。

久々に見かけた、取りあげようと思った車種の第一印象はこんなに小さかったけ?

宇都宮市内の某デパートの立体駐車場に停まっておりまして、現行アテンザセダンとアコードツアラーの間に停まっていたら、さほど変わらない大きさでした。

その車の現行時代は、とても大きな車というかやたらに幅の大きな車という印象があったのですが、本日の目でというか最近の車は幅が大きくなったので、違和感が無くなったのでしょうね。

その車は第3世代(C3)のアウディ100セダンの2.3E(E-44NF型)
まだヤナセでアウディを扱っていた頃のモデルで、途中でA6と改称されたモデルのひとつ前の型になります。
気になるスリーサイズは調べたところ、全長4795mm×全幅1815mm×全高1420mmとなるので、時のクラウンやセドリック/グロリアより大きいです。
直列5気筒の2.3Lエンジンに3速AT(3速は直結)を組み合わせていました。
このパワーソースは日本の道にはどうだったのかとても気になるので、ちょっと乗ってみたいような気がします。

100シリーズに限ったものではありませんが、この頃のアウディの6ライトのクリーンな印象と後席にも装備された独立式のシースルーへドレストが気になる車種でしたね。

見かけた個体は、リヤウインドウ中央にはヤナセのステッカーが残り、栃木33ナンバー、左ハンドルで右前には触覚が付き、幅の大きさを気にされたのかドアエッジガードも付いておりました。
古き良き(なのかな?)ヤナセで購入した輸入車の雰囲気があります。
フロントガラスにはETCアンテナとドライブレコーダー、ダッシュボード上には5インチ程度のPNDが取り付けられていたので、現役の車種として大切に使われていることが垣間見えます。

また、止まっていたデパートの駐車場が似合う。

ナンバーは新車時登録のものだとしたら、地元を走っている平成元年から新車で乗り続けられている、MS137型クラウン3.0ロイヤルサルーンGのナンバーと500番程度しか違わないので、1989年の第4四半期に登録されているはずです。

駐車場の枠線が引き直されて幅が広くなってから10年以上経過しましたが、大学生時代の記憶だとC34型ローレルあたりでも、駐車が大変だったような。。
その当時だと、1.8mを超える車幅がある車種だと駐車するところも限られていたと思う。

これを書くにあたり、カタログサイトを調べてみたら…
4速ATになるのはこれ以降の年式で、C4(途中でA6と改名された型)になると、30mmですが幅は小さくなるので、この幅は決して好評ではなかったのかなと勘繰ってみたり。

補足
衣替えに合わせて新調したスーツを受け取りに、珍しくこのデパートに行った際の目撃です。
古くから宇都宮で使われている高級車を見かけるのはここが一番かもしれませんね。
栃33のY31グロリアのブロアムVIPなんかも見かけますし。。

街で見かけた車達180

2014年09月09日 | 街で見かけた車達
前回から4ヶ月近く間が開きましたが、メインカテゴリーが遂に180回目です。
最近は、キロ100円以下の中古車の方が気になっているような気もしますが…

本日、仕事の打ち合わせで客先の市役所に行く途中の道沿いで見かけました。

実は、今回見かけた個体は20年近く前から知っている個体です。
直近に見たのは、コロナが納車された直後だから12年近く前ということになります。

偶然ですが、保管場所で見かけてしまいました。
ガレージのシャッターが開いておりまして、その中にその車が止まっているのが見えました。
幸い、右折待ちの時間であったため、移動中に見かけた停車中の車でしたがじっくり見ることが出来ました。

その車は、当時ナンバーが付いておりまして、その払い出し時期からすると昭和54年の第三四半期に登録された個体と思われます。

その車は、初代セリカXX(E-MA45型)です。
ワインレッドのモケットシートで純正の14インチアルミを履いているので、2000G(E-MA45型)です。
ボディカラーはイメージカラーである、ややイエローが入ったホワイト、フェンダーアーチのモールやマッドガードも残っているクリーンな個体。。
バンパー下で、ナンバープレートを挟むように吊下げられた角型のフォグランプもいい雰囲気。

で、市役所での打ち合わせを終え帰路に付きますと、先ほどのXXがコンビニの駐車場に停まっているのが見えました。
急に尿意をもよおしたような状態になったので、そのコンビニに社用車を滑り込ませ、XXをもう少し見せてもらいました。

そんな理由で、オーナーさんとちょっとお話しすることが出来ました。
その結果、12年前にはちょくちょく見かけた理由がわかりました。
それはその頃、お子さんが免許を取り、週末は当時普段使いしていた車を子供に貸していたからだそうです。

さらに、新車購入時の経緯も聞くことが出来ました。
XXは、130Z2by2の2リッターモデル、APコスモと悩んで、一番魅力的な車として選んだ車で当初は2.0Sを予定していたが、営業の方の努力により2.0Gを購入出来たとのこと。
・パワフルではないけど、素直な出力特性で静かかつ滑らかに回るM-EU型6気筒エンジン
・操作しやすい、程よいストロークと節度感の5速MT
・Tバールーフとは違い、走行中でも気軽に開閉可能なサンルーフ
・カラードウレタンバンパー、ヘッドライトウォッシャー、プリントラジオアンテナ、オートエアコン、オートドライブ、4輪ディスクブレーキ、フュエルリッドオープナ等魅力的な装備が充実
・後席、トランクが3車中最も広かった
・たっぷりしたフロントシート
・4シーターでも格好いいサイドビュー
・シャープな印象の角目4灯式のヘッドライト
・パワステ、パワーウィンドウ、カセットステレオ、アルミホイール付で比較するとそんなに高い車ではなかった。

何ともパッとしない(超失礼)理由のように映りますが、負担にならない魅力ともいえるような気がします。
ハイパワー故に気難しく扱いにくいエンジンとか消耗品の交換サイクルが早かったり高価だったりすることもなく、魅力が色あせにくかったのじゃないでしょうか?

オーナーさんも人生の半分以上も付き合っているXXの魅力として、普段使いの車がミニバンになるまでは、セダンよりも長モノを積むことが出来たので、組み立て家具やお盆の準備にはリヤシートを倒したXXが活躍していたそうです。

インパクトが強すぎて聞くのを忘れてしまいましたが、オリジナルではないのは、最近のCDコンポ、パーソナル無線機とそのアンテナ、マーシャルの角型フォグランプぐらいだと思います。

補足
それが悪いことという気はないのですが、新車時に選ばれた多くの理由が、後にトヨタ車の多くが旧車として人気が出ない理由のような気もしますね。(同時に、ワンオーナー車が多い理由も…)