斜視自動車評議会備忘録

実用車4台による12輪生活と気になるクルマの話題を中心に気になることをぼちぼちと

10月第3日曜日の恒例行事2010年版 その8

2010年10月31日 | イベント訪問記
末広がりな8回目の今回でところざわネタはひと段落です。

全部で写真が21枚で、ジャンルはバラバラ、展示車と駐車場の車が混在しているので、スクロールが大変だと思いますが、最後までお付き合い頂けたら幸いです。

一応縛りとしては国産車のみにしました。

1枚目は、初代セドリックのバン。1900ccというエンブレムが付いていたので後期型だと思います。

ラウンドしたフロントウインドウとそれに沿った、四角形の三角窓が素敵です。

2枚目は、マツダオリジナルエンジンが乗っていた、360ccの頃のポーターキャブです。

一方開きで、ボディカラーが揃っているのでラインオフ直後のようにも。。1台だけ、黄色の中板ナンバーが付いているのが気になります。

3枚目はサーフラインも残っているハコスカのハードトップです。

後付けのサンルーフやベージュ色の本革に張り替えているなど、多くのハコスカとはちょっと違ういじり方をしているのが目にとまりました。

4枚目は、ハコスカのもうひとつのスタイルである、ショートノーズのバンです。

4気筒クロスフローのプリンスが開発したエンジンを搭載した、コラムシフトにバーメーター、リーフスプリングのスカイラインです。

5枚目は、スカイライン繋がりで、ケンメリのハードトップです。こちらもサーフラインが残っています。

ロングノーズですが、ミラーとグリル、そしてグリル内のエンブレムにご注目ください。

6枚目は、5枚目の後ろ姿です。サーフラインが残っている個体としては、結構ツライチになっていますね。セミトレの後ろ足を持つ車ならではの“ハの字”も切っています。

テールレンズもセダンのDX・GL系のモノに変わっています。なんと、この個体はGT改ダットサン180K仕様です。。

7枚目は、ニッサンプリンスつながりで、ホーマーです。

ニッサンエンブレムが付いているので、合併後の個体で、ディッシュホイールでミラー&ワイパーレスなど80年代風のカスタムが施されています。

8枚目は、初代カローラの2ドアセダンHiデラックスです。

駆動方式や諸々は変わりましたが、「ライバルたちよりちょっと豪華」というカローラのコンセプトがここからはじまり、40年以上受け継がれているのがわかると思います。

9枚目は、2代目スプリンターセダンのガス対前車ですね。

この型がカローラといちばん別の車だったんじゃないのかな?スプリンターの方が薄くてシャープなデザインです。

10枚目は、コマーシャルカーが生き残っていたのが素敵だったので抑えた、ナショナルカラーのハイゼットバンです。

こういうコマーシャルカーを見かける機会も少なくなっただけでなく、“ナショナル”というブランド名も無くなってしまいましたねぇ。

11枚目は、働く車繋がりで、3代目トヨタダイナです。

当方が生まれる前に生産を終了したモデルですが、走っていた記憶はありますというか、生産完了から20年ぐらいは現役だった個体も多かったので、高校背ぐらいまでは普通に走っていましたね。
Nox規制で登録できなくなった個体をハコ替えされた農家の方もいたようで、栃木46ナンバーの3代目ダイナもちらほら見かけた様な。。

12枚目は11枚目で取り上げたダイナの素晴らしいところのひとつ。

クラウン・カリーナのお店から謹納されたそうです。こんな素敵なディーラーステッカーが貼られてきたら、粗雑には扱う事が出来ませんよね。

13枚目もはたらくじどうしゃ(?)という事で、ホンダのT360です。

フロントフードが開いている姿はなかなか見る事の出来ない光景なので、オーナー様には感謝です。
ヘッドライトのステーやスペアタイヤとジャッキの置き位置が素晴らしかったです。

14枚目は、13枚目で採りあげたT360の心臓部です。

座面が外されていたので、4キャブのDOHCエンジンを僅かに拝む事が出来ます。

15枚目は、ホンダ車つながりという事で左ハンドルのN600です。

ナンバーが妙に大きく見えます。そしてマーカー類はN360と較べて大きめになっています。

16枚目は、15枚目の後ろ姿です。

開け放たれたキャンバストップもいい雰囲気ですが、N600はリヤウインカーがもう橙色に別れているのですね。

17枚目は、個人的のとても見たかった330系の2ドアハードトップです。

しかも、フロア5MTなニッパチのブロアムという完璧仕様です!

18枚目は、ガス対にあえいだ時期の3代目ギャランΣのセダンです。グリル内のエンブレムがMCA-JET(希薄燃焼用のバルブでしたっけ?)ではなく、サイレントシャフト付きを示すアストロン80になっているので前期型ではないかと思います。

この型はグラチャン仕様や街道レーサー仕様って結構ありましたよね?この個体も車高短&ソレックス付きでした。

19枚目は、一気に時代が下がりまして、ハイソカーの走りになったGX61型の中でも最もレアな、前期チェイサーのアバンテでセダンです。

マークⅡのセダンと変化を付ける為に、こじんまりとしたテールレンズが特徴です。(その写真が無いのがこのブログらしい)

20枚目は、フルオリジナルな事が意外に感じてしまう、AE86型スプリンタートレノの後期型の2ドアAPEXです。

非スポーツパッケージ車なので、リヤスポ、サイドシルプロテクター、フェンダーアーチモールが無く、13インチのアルミが奥まって履いているのがいいですね。また、ガーニッシュやエンブレムの欠品もありません。

トリとなる21枚目は、今回の会場にナンバー付きで来ただけでも感涙モノの、スカイラインスポーツのコンバーチブルです。
ハンドメイドなので左右非対称だという顔つきは、当方にも分かりました。

塗りつぶしましたが、シングルナンバー車です。(結構、有名な個体だと思います。)

補足
20枚ではなく、21枚にしたのは絞り時れなかったのも有りますが。。
「21は5の約数ではない=5で割れない≒壊れない」という苦しいダジャレ的にゲンを担いで紹介させていただきました。

10月第3日曜日の恒例行事2010年版 その7

2010年10月30日 | イベント訪問記
今回は予定通り予定を変更して、会場・駐車場を問わずに気になったサニーばかりを紹介してみようと思います。

オリジナル車、カスタム系、走り屋系いずれの旧車イベントでも定番の車種です。
ただそれは、B10(初代)、B110(二代目)、B310(四代目)のFRモデルがメインでした。

まずは、日本風のVB110型です。



ビシッと落とされた車高、ツインチョークのキャブが付いているエンジンなのにノーマルホイールで、オリジナルの外観を保ったサニーバンです。

今度は4ドアセダンで、先ほどのバンと同じグリルなのでDXやGLグレードの国内モデルです。
ボディカラーだけでなく、フロントスポイラーとドアミラー、フロントマーカーでだいぶイメージが違います。



これは、JDMを意識したのでしょうか。
フロントグリルにはダッツン繋がりで、510の本国仕様をオマージュして“SSS”の円ブレエムを付けたのでしょうか?

続いて、最近旧車イベントで見かける機会が増えている、今まであまり人気の無かった210型(三代目)サニーシリーズです。

最初は、ローダウン以外はオリジナルを保っている4ドアのバンです。



これを基準にして、他の二台の変化を見較べてください。

つづいて、L型4気筒エンジンが載ったエクセレントシリーズのセダンです。
70年代半ばの日産車によく見られた、妙に後輪のトレッドが狭く見える丸っこいデザインです。





ロケットサニーの愛称を持つクーペの丸6連テールは有名だと思いますが、複雑なデザインのセダンテールも味わい深いかと。

今度は北米仕様です。しかも左ハンドルの本物です。
RA35型セリカ以上にバンパーコンシャスな5マイルバンパー車です。



国内モデルはブロックオフかフォグランプになっているところにウインカーが入っています。



バンパーはオーバーライダ以外は前後共通の様な気もします。
ナンバーの取り付け位置がテールランプ間に変更されているのも、この時期の5マイルバンパー車にありがちな対応です。
フェールリッドもちょっぴりアメリカンなものになっています。

しかし、バン、セダンエクセレント、北米輸出仕様クーペという尖りっぷりが凄いと思う。

個人的には走り屋のサニーといえばこれでしょう。
歴代のサニークーペは文句なしに格好良い車だと思います。



富士GCの前座レースなマイナー・ツーリングの代表車種です。
角目の後期型でも、コーナーラバーの付かないバンパーは似合いますね。(3ドアクーペにもあったのかな?2ドアセダンスタンダードのイメージが強いです。)当方はもちろん、5マイルバンパーも好きですけど。
砲弾型のフェンダーミラーとワークの十字は似合いますね。。

続いても310型から、VB31#型サニーバンです。



FR世代のサニーのお約束で、こちらもビシッっと車高が落ちています。
シンプルなミラーはバンに似合いますが、110型のだと思いますが・・・
余談ですが、バンは乗用シリーズよりも長く造られたので、セダン・クーペ・ステーションワゴンはB11型(FF)、バンがB312型(FR)、ピックアップがB120型(FR)というややこしい時期があったのです。

最後は広義でサニーに入れてもいいと思う、ニッサンADバン(VB11型)です。



後期型の上級グレードです。このモデルだとNox・PM法に引っ掛からないのでしょうか?
結構都会な最近の4ナンバーが付いていました。公用車の様なグレード&綺麗さがいいですね。

補足
B10型のサニーもあったと思うのですが、何故かいい写真がありませんでした。
歴代モデルでも商用モデルが愛されているのもサニーの特徴だと思います。
個人的にはB11型のクーペでターボルプリを見てみたいです。

10月第3日曜日の恒例行事2010年版 その6

2010年10月29日 | イベント訪問記
今回はこの手のイベントではメイン展示と同じぐらい楽しみな、駐車場に停められていた見学者の車です。その中で目を奪われた平成年式の車達を少々取りあげてみたいと思います。

何気ないR32スカイラインの4ドアモデルですが、R用のグリルとボンネットが入っています。
さらにフロントバンパーは、高額な純正オプションだったエアロフォルムバンパーが入っています。



これって、プリンス東京が企画した商品化中古車じゃないかと思うのですが。。
インパルR32-Rのひとつ前のP'sなんとというやつ(覚えている方がいたら教えてください。)じゃないかと思うのですが。。

何気にトミーカイラZZが停められていたり。



これは埼玉県内の方が乗って来ていました。あるところにはあるもんですね。

3ナンバー登録されていたN2仕様のK11型マーチも停められていました。
G#のバンパーに取り付けられている、ニスモ仕様なのは久々に見ました。(埼玉県内は浦和にマーチに強いお店があるので、東北道、R4、R17、R122、R463では、オバフェン付きマーチを見かける事があります。)



ワイパーアームはこの年代の日産車ではお約束な状態になっていますが、ヘッドライトの加工や他の部分もセンス良く手の入った1台です。

不思議と国内仕様よりも自然な外観の北米仕様のFD型シビックも先ほどのマーチの近くに停まっていました。



狭山方面の関係者が乗っているのでしょうか?当方も芳賀方面では非USDMな方々が北米ホンダ車に乗っているので。。

そして最後は、こんな車も。。
当方のカリーナと同型車です。GT、6速MT、1COのボディカラー、フルエアロ(オプション)、リヤワイパー(オプション)、現在装着しているタイヤまで同じでした・・・



ハーフカバーやエッジガード、触覚といったお約束アイテムが付いていないのが、当方の個体との差ですかね。。
ひとの事は言えませんが、結構ところざわから離れたナンバーが付いていました。

補足
次回は駐車場にあった昭和の車を予定しております。

10月第3日曜日の恒例行事2010年版 その5

2010年10月28日 | イベント訪問記
開き直って、10月中はこれを基本にしようかと。。

前回のエントリーに続いて、勝手にアワードを選んでみたいと思います。

今回はこの手のイベントで足を運ぶのを忘れると後悔する駐車場編です。

まずは国産車から、ある意味では現行型の車ですが、Y31セドリックセダンのブロアムLの6ライトな前期型です。
“L”が付く事からわかるように、後席のレッグスペースを広くするためのロングホイールベースモデルのソリッドブラック。
Y31までは5ナンバーサイズのボディがバンパー幅と全長で3ナンバーになっているのでとても細長い、ショーファードリブンです。

前から



ベンチシートである事が分かりますね。白生地のフルカバーの雰囲気、ボンマス、各部がめっきで縁取られたパーツ類が、今の車にはない雰囲気を出しています。

後ろから



前期モデルの特徴であるオペラウインドウ、お約束なステンのエッジガードとTLアンテナ、マフラーカッターの形も懐かしさを感じます。

輸入車は、会場編に続いてアメ車です。

小さい頃に住んでいたところで、これに乗っている方がいたので、輸入車といえばやはりアメ車と刷り込まれている様な気がします。
最近は、マスタング・マックワンと発音するのが正しいようですが、往時にならってムスタング・マッハワンといいたいですね。細部の特徴からすると、新車時に正規に輸入された個体だと思います。

前から



グリル内に収まったウインカーとドアミラーは特別な存在でしたよね。
サイドウインカーは正規輸入車の証でしょうか?だとしたら、フェンダーミラーも付くはずなんですけどね。

後ろから



バンパーに取り付けられた反射板も日本仕様ならではの装備だと思います。赤ウインカーなのは年式的にセーフだったのかな?
取って付けた様な橙色のウインカーがバンパーに申し訳なくある雰囲気も好きなんですがね。

この車は栃木県警のパトカーに採用されていたり、近所にあった不動産屋さんにあったりしたインパクトのある車です。
その近くの産婦人科にもリンカーンコンチネンタルがあったなぁ。。アメ車の大きさは幼心にもお金持ちを感いましたよね。
余談ですが、当方が当時住んでいたところはフォードの営業力が強かったのかな?

補足
偶然ですが、ムスタングとセリカを選んでしまいました。
カリーナもシェベルが好きだから、きれいなフォード・ファルコン(ムスタングのベースになった車)を見かけたらきっと気になる車になると思います。

10月第3日曜日の恒例行事2010年版 その4

2010年10月27日 | イベント訪問記
そろそろ恒例の勝手にアワードを選んでみたいと思います。
なんの商品もなく、これといった名誉もない、「斜視自動車評議会賞」です。

まずは、会場編からです。

国産車は、トヨタ・セリカリフトバック2000GT(C-RA35型かな?)を選びました。
おそらく、810ブルバードG6Eシリーズ、レオーネグランダムシリーズと並ぶバンパーコンシャスな5マイルバンパー付きのモデルです。実はこのバンパーはオプションだったとか。
砲弾型では無くなってしまったフェンダーミラー、サイドモール、からし色のボディカラーには5マイルバンパーが排ガス対策に合わせてロングノーズになったボディにマッチしています。

前から



車高を少し落としていて、ツライチにセットされたハヤシのアルミを履いています。

後ろから



標準バンパー車とはナンバーの取り付け位置も変わります。
ガス対策モデルの特徴である、3本テール、給油口の位置もリヤガーニッシュから、クォーターパネルに変わっています。
当時モノの社外品と思われる、SPLASHERのマッドガードやアメリカンなリヤバイザーが素敵です。


輸入車は、初代シボレー・シェベルシリーズです。
微妙な表現なのは、1台に絞り切れなかったからです。偶然同じ色のボディバリエーションが揃ったので、目を奪われてしまいました。きっとオリジナルカラーなんでしょうね。当たり前ですが、何ともアメリカンなカラーです。

前から



これは、何ともアメリカ車らしい2ドアのステーションワゴンです。素っ気ない感じが素晴らしい。

後ろから



今度は2ドアハードトップです。長いトランクフードにこじんまりとしたテールレンズが大衆車らしくて素敵です。

多彩なボディバリエーション(2ドア/4ドアセダン、2ドア/4ドアステーションワゴン、2ドアハードトップ、2ドアクーペ、2ドアコンバーチブル、エルカミーノも含めばピックアップも!)、ひと目でアメ車とわかりますが、メッキやフィンで飾り過ぎていない外装が好みです。。
充分に大きいですが、アメ車としては中型車で、多彩なボディバリエーションと充実した装備でヒットしたモデルです。
日本車では、コロナやブルーバードに相当するモデルなんでしょうね。だから気になるのか?

補足
今回は結構アメリカンなモデルを選んでいる様な。。