斜視自動車評議会備忘録

実用車4台による12輪生活と気になるクルマの話題を中心に気になることをぼちぼちと

平成22年度最終日

2011年03月31日 | クルマ
例年なら仕事がひと段落し、本日を以って退職される方を盛大に送り出したり、明日から来る新入社員を迎える準備をしたりするのですが。。

今年は、震災の被害状況を把握し、復旧の災害査定が終わるまでは延長中です。

そういえば、3月31日という程度の、忙しい木曜日でしかありませんでした。
管理境界の関係で、本日は常陸河川国道事務所(茨城県水戸市)までの出張もありまして、まぁそれは車で行ったのですが、週末に使う、16m&1000kgの高所作業車を借りに行くために常磐線を利用して、足立区綾瀬まで行きまして、伊豆800わナンバーの高所作業車を宇都宮まで回送しました。
しかも、返却先は千葉県成田市か埼玉県飯能市のどちらかにだそうで。。(明日決まるらしい。)
借りた車体は、2万km台のふそうファイター4tにAICHIスカイマスターという個人的に好みの組み合わせだったので、100kmの回送も苦にはなりませんでした。

震災で、高所作業車を押えるのは大変なですよね。200kgの高所作業車なら県内にもあったんですけどね。。
1000kgということで、ひとまわり大きいTZ20(20m&1000kg)になりましたが借りる事が出来ました。
3社ぐらいあたって一番近かったのが、今回借りた足立区内にあった車両で、次は大田区内(第一京浜沿いかな?)、その次は千葉県我孫子市内とか。。
必要サイズの16mだと、我孫子市内だったんだよなぁ。。

被害が少ないはずの栃木県でもこの騒ぎですから、太平洋沿岸の被害の大きかった県はどんな事になるのでしょう。
まだ、復興の段階にまで至っていないから、表面化していない問題が社会基盤だけでも沢山出てくると思います。

緊急点検は地の利もあるので、栃木県と茨城県のふたつの県内の土木構物しかやりませんでしたが、復旧(復興)事業の設計になったら、きっと、何件かは当方の勤め先でも請け負う事になるのでしょう。

弊社の平成23年度の新入社員は、既に入社し、4日連続で現場に出かけ、早くも土日出勤が決定しています。
さらに年度初日の明日は、「土日に現場出るんだから代休で休んどけ。」と上司に言われる始末。
一生忘れる事の出来ない、社会人スタートが切れた事でしょう。
高校は当方の後輩、大学はN君の後輩になる期待の逸材ですから、大変な事も多いですが、頑張って頂きたいものです。

そして、年度末を以っての退職者はいないので、ただの木曜日として流れてしまったような…

補足
定年退職や新規採用の職員さんがいるのでしょうがない事なんですけれども、役所では例年通りの移動があるので、災害業務は引き継ぎに向けた打ち合わせがありました。

あの人いつになったらきちんと読むようになるんだろう

2011年03月29日 | テレビ・ラジオ
たいして難読地名でもないのに…

震災報道を見て思う事ですが、アナウンサーによる市区町村名の読み間違えが多いような気がします。

テロップの出るテレビだと、アナウンサーに教養が無いなぁと思う程度で済みますが、ラジオだと脳内変換や補正がうまくいかないと何処の事やらわからなくなります。

これは県内の放射線の計測地のひとつであるために何かと報道されることの多い、栃木県小山市(トチギケンオヤマシ)を「トチギケンコヤマシ」と読んでいるアナウンサーが思いのほか多いのに驚き、呆れている次第です。

さらに地名の読みで注意する事として、町を“マチ”or“チョウ”、村を“ムラ”or“ソン”の読み間違えもあります。

民放キー局だと、局の中堅アナウンサーやフリーのメインアナウンサークラスがやっているし、フリーのラジオパーソナリティやDJだと複数名がスタジオにいてもツッコミなしなのがもうなんとも。
何となくですが、「栃木県小山市、茨城県古河市、同五霞町」はコヤマシ(オヤマシ)、フルカワシ(コガシ)、そして詰まる(ゴカマチ)という流れが、多いような。

何気にNHKが答え合わせ状態に。。
しかも、NHKのアナウンサーのほうが心遣いがあり、難解な地区名なんかはを読む際には、「●●とお読みするのでしょうか。」とことわりがあります。市町村名を読み間違えてもそのままの方とはちょっと違います。

刻々と変わる最新情報を数多く伝えなくてはならないので、事前にチェックする間もなく読んでいる原稿なのかもしれませんが、もう少し勉強されていてもいいと思います。
些細なことなのかもしれませんが、正確に情報を伝える事が大切な職業の方々なわけですし、名前を読み間違えるのと同じぐらい失礼なことだし、ミゾウユウと読んでしまった元首相を煽った業界の方々なんだしね。

確かに初見では読み方が難しい地名もありますが、中には何度も同じ読み間違えをしている方もいるので、そういった方は知る人ぞ知る「ショウ君」以下かと。。

近くの地名を読み間違えられているから余計に感じるのかもしれませんが、読み間違えても訂正しなかったり、たたみかけるように早口で訂正したりするのはいかがなもんでしょうかね。
隣の人が訂正的に地名だけを吐き捨てるように読み上げるのも、見ていてあまり気分のいいものではありません。。

地名(ここでは市区町村名だけでなく、大字・小字・集落・地区名も含んで)の読み間違えは、相手にとって大変失礼な事と教わった建設業者のぼやき程度でして。。
そして、上げ足を取るような行為ですが、そんな事を気にするぐらいに心に余裕が出来て来たと思って頂ければ…

当方の勤め先だと、地域の方にとってはあまり好ましくない事業や個人の資産に大きく影響する事業の地元説明を行う時に、地名名を読み間違えたら、一瞬で場の空気が悪くなりますから。。

補足
アナウンサーによる地名の読み間違えは、災害緊急点検で多忙なため4日前倒しで入社した新人の反面教師として、社内的には役立ってしまっているのはここだけの話です。

街で見かけた車達149

2011年03月28日 | 街で見かけた車達
当ブログの自称メインテーマです。

通常営業モードですが、今回もちょっと震災に絡んだネタになっています。
今回の主役はこのテーマでは初めての主役を飾るジャンルの、中型車のキャブオーバートラックです。

(社)栃木県トラック協会の横断幕を背負った災害救援物資を積み込んだトラックがちょっと気になったので、紹介をしてみます。

最終型でも20年近く経っている、三菱ふそうファイターFK型4トン車(アルミパネル車)がその中にあったのです。
ネットで調べてみますと、1984年~92年に製造されたモデルで、“ファイター”の初代4トンのフルキャブ車です。

同クラスの日野レンジャーやいすゞフォワードあたりと比べると早くに異形ヘッドランプを採用した、個人的に小さい頃から格好良いほうのトラックとして思い入れのあるモデルです。

よくわからない方は、同時代のキャンターと同じ顔つきです。
あのリコール騒動があるまではこのクラスのトップシェアだったモデルです。

しかもナンバーは緑の宇都宮130なので…
この型に特定の思い入れが乗り続けているのでしょうか。

その会社の指定色に塗り替えられたキャビン、綺麗なメッキのバンパー、アルミパネルの屋号だってくっきりしています。
年式的には後で追加されたと思われる、ノーズダイブ防止用のリヤバンパーと反射パネルも取り付けられています。

はたまた、フル稼働故に予備車を引っ張り出してきたのでしょうか。

真相は不明ですが、外装は使い減りした低年式貨物車の雰囲気はなく、使いこまれても綺麗な1台でした。
荷台に載せられた物資が必要とされている方のもとに無事届くのが一番大切なのはもちろんの事ですが、元気に走る古いトラックを見て、色々なものが、1日でも早い復興に向けて頑張っているのも伝わったら素敵だなぁっと。
少なくとも当方には伝わりましたよ。それで、緊急点検のための休日連続出勤の励みになったり。。(単純な思考回路の持ち主の特権!)

ネットで調べて気が付いた事ですが、“ファイター”は旧普通免許で運転する事の出来る4トン車としては、大型トラックに近い操作系なので、大型にステップアップを考えている方や大型と交互に乗る機会がある方には好まれているようです。


補足
個人的にも、15m以上の高所作業車の架装ベースとしてファイターを運転する機会がありますが、大型の練習が役に立つので、たまぁに運転する中型トラックとしては、大きさを意識するようになるので、抜群の扱い易さだと思います。

こう思わないのかな

2011年03月27日 | テレビ・ラジオ
以前のエントリーで話題にした、カラベルの仮オーナーさんである車屋さんが良く使う言い回しに、

「10人に聞いて11人が…」

というのがありまして。。

足し算も出来ないような表現で、非常に違和感がありますが、これが的確になってしまう時がありまして。。

例えば、自身が最近購入して来たカラベルに対して…
「10人に聞いて11人が何で今更こんな車を引っ張って来たと“思う”ような車種。」なんて使います。

ここで、10人に聞いて11人が“答える”ではなく 、“思う”というところがミソでありまして。。

10人の意見を聞いたインタビュアーの感想も込みという事になります。

だから、意見を伺った人数よりもひとり増えても計算違いではないのです。

インタビュアーの中にあったひとつの感情を確信に変えたことを表現しているのでしょう。

同僚のI氏が現在乗っているエクストレイルを仕入れてきた時にも、この表現を使ったおりまして、オークション会場に出品された時に、「10人に聞いて11人がディーラーに騙されていると思う仕様」だったので、落札して来た個体です。

ちなみにこのエクストレイルは奇跡のような個体でして…
X(4WD)のSパック(サイドエアバッグ、後席中央ヘッドレスト&3点式シートベルト等)装着車にメーカーオプションのHIDヘッドライト、サンルーフ、布張りシート(コンフォートパック)、特別塗装色のパールホワイト、寒冷地仕様(大型バッテリーとリアフォグ等)、ディーラーオプションのクリアテール、スモークウインカーレンズ、前後バンパー交換のフルエアロ(前後、サイド、ルーフの4点)、フルエアロ専用のフォグランプ、ルーフキャリアベース、ニスモのマフラー、サスペンションセット、インパルの17インチアルミ、大型センターコンソール、トノカバーという、誰もが憧れる(?)カタログオプション満載ですが。。
出品価格には全く反映されないどころか、布張りシートとノーマルパーツの無いエアロ類は減点評価で、普通の7年落ち一時抹消状態のエクストレイルの値段より安いぐらいだったらしいです。

個人的には誰もが憧れる、「最上級グレードのフルオプション車」だと思いますが…

エクストレイルの話題はこの程度にしまして、本題に戻します。

最近の福島第一原発の報道に関しては、こう思わないのかと考えてしまう事があります。
どう考えても御用学者としか思えないぐらい、見解が統一されていたり表現が同じだったり。
あと、最近では日本の基準値が特に厳しく、欧米に多い基準を適用すれば云々という新手の表現が出てきました。
これが正論だとすると、避難距離は欧米に多い距離の50マイル(約80km)を採用しないのは何故なんでしょうね。
そもそも、欧米と日本でこれだけ基準値が違う理由は説明がないし。。

これらを聞いていて、10人中11人は、「お前らの言う事は信用ならん。」と思っているのではないでしょうか。

事態を悪く伝えたくないが故に余計に不信感を煽っている様な気がします。

補足
確信には一切触れていない言い回しは聞いてて、何だかわからずに驚く事があります。
例えば「直ちに健康に影響が出る数値とは考え難い。」のように「直ちに~するとは~にくい。」という表現は
こんなのを聞くと、10人中11人が理解に苦しむ表現だと思うのですが。。

計画停電中の帰宅

2011年03月24日 | みちのはなし
本日より、通常営業が再開です。

緊急点検や災害復旧設計はまだまだ続きそうですが、年度末の検査は明日でひと段落するので。。

本日の栃木県は第1グループが18時20分より、輪番停電の対象となり、19時ごろから1時間半程度の停電がありました。

通勤路は第4グループ以外は全部通過します。

同一グループなのに停電するところとしない所があったり、停電開始&終了時間が違ったり…
不思議な事が多々あります。

街灯、屋外照明、電光看板、信号すべてが消えるので、本当に真っ暗になります。

私事としては、設計をしている交差点照明やトンネル照明の必要性を感じ取る事が出来ます。
これもまた仕事がらみなんですが、信号は交通量の多い交差点と同程度、変則や縦断変化に富んだ交差点での必要性を痛感します。
交通量の多い交差点は警察官による手信号で誘導があるのですが、後者のような交差点は誘導が無い事が多いです。
中途半端な交通量だと、走行速度が高かったり無理な進入&突破があったりして、結構怖いです。

信号も遮断するぐらいダイナミックな停電なんですから、停電中の対応に対するアナウンスがもっとあってもいいような気がします。
何も信号の問題だけではないですよ。酸素吸入器といった医療機器類、冷蔵庫、電子式オートロック等々色々あると思います。

各企業の自粛によってACの同じCMを連発しているぐらいなら、文字情報とナレーションだけでもいいのでCMを作成して、アナウンスする事が出来そうなんですけどね。当方は、あいさつやガン検診も大切だとは思うので啓蒙CMも嫌ではありませんが、もっと優先してもいい項目があるような気がしてなりません。

交差点は何ですかねぇ。例えば左側から来る車を優先にして、パッシング等を上手く活用すれば、もっと安全かつ円滑に交差点を通過する事が出来るような。。
JAFから普及した、渋滞最後尾のハザードみたいになんか名案がある様な気がしますが…

理想状態でなければと停電を嘆くのではなく、今ある条件で最も安全に利用する方法を検討する事が大切なことだと思います。

節電計画等担当大臣の襟立てオバハンはこういう事を考えて、国のトップとして市民に伝えるのが仕事なんじゃねぇの。
商品の陳列状況を都内のコンビニを視察なんかしてる暇があるなら、計画停電による不利益を洗い出して、ひとつひとつ潰していかなくては。

補足
真っ暗な中を走る機会が増えたので、道交法にある、「走行中は原則ハイビーム」というのが分かるような気がします。
蛍光灯を使用した防犯灯、点在する民家から漏れる光、路面を充分に明るくしていたんですね。