斜視自動車評議会備忘録

実用車4台による12輪生活と気になるクルマの話題を中心に気になることをぼちぼちと

30系カムリはいい

2009年06月30日 | 私乗記
あくまで、平々凡々と使う実用セダンとしてです。

ドライビングプレジャーとかプレミアム性とかを語りたい方にはちょっと関係のない話題す。

本日、先代モデルになるACV30型カムリを運転させてもらえる機会がありました。

実は、先日HIDキットを譲っていたロードスター乗りの方の新しい車です。

乗り味、動力性能、メカニズム、装備、これと言って特徴のあるものはないです。
必要なものはきちんと付いていて、それなりに洗練されております。
クラウンより広いキャビンはそれなりに静かだし、荒れた路面を走ってもふわっと収めます。操作感はすべてにおいて軽めですが、必要以上に動かしてしまうこともなく、素直なFF車として走らせる事ができます。
右足でフットブレーキを踏み込んで、左足でパーキングブレーキを解除し、フロアにあるATシフトをDに入れて、ブレーキを戻しながら淡々と動かす。そんな車です。
運転席は柔らかめでたっぷりしていますが、底付くこともなければ、据わりが悪いという事もありませんでした。
リヤシートは前席の印象に加えて圧迫感もないし、シートベルトも使いやすいです。さらに、何処でもISOFIXに対応したアンカーが用意されています。
オーナーさんのコメントによるとドアも大きく開くので、子供の乗り降りもさせ易いそうです。

ちなみに運転したのは平成17年式の2.4Gリミテッドエディションという最上級グレードです。
ナビパッケージではなく、当時のディーラーオプション品のHDDナビが装着されております。
ちなみに4年落ち、1オーナー、1.8万km、6エアバッグ、サンルーフ、純正ナビ、ETC、スタッドレスタイヤ&ホイール付きという好条件で、100万円以下だったそうです。

オーナーは予算内で最も実用的なセダンとして購入したそうです。
先代アテンザセダンも激しい値落ちをしていますが、装備や扱いやすさを考慮するとカムリの方が良かったそうです。(個人的な想像ですが、この夫婦はサンルーフがカムリに傾いた大きな理由のような気がするんですよね。)


大柄で、小回りは得意ではありませんが、見切りが意外と良いので何とかなります。(最近はアコードやレガシィのおかげでこの大きさも慣れた?)
スイッチ類は大きめで、常識的な位置に常識的な操作方法で動作するものが付いております。ちょっと乗れば旧知のように扱えるのはこの車の偉大な魅力のひとつかもしれません。
運転する楽しさを求めるのではなく、道具として使い倒す楽しさは溢れている様な気がします。。
改めて乗った先代カムリは、シンプルにそのサイズを最大限に活かしたセダンであるような気がします。

オーナーは限られた予算で家族3人とその荷物を安心してのせる事ができて、5年間は不安なく乗れる車を探したそうです。

個人的には良い選択だと思うのですが・・・
周囲では驚きや呆れられる事が多いそうです。(褒めてもらいたくて、当方にハンドルを預けたらしい?)
あと○○万円足せば、@@@(世間的に趣味性の高いセダン)が買えるのにといわれることが多いそうです。
そんな金はないそうですし、あったら育児費に回したいそうです。
そもそも、そんな提案する奴はその資金を提供すべきだと当方は思うんですがね。

補足
後期型なので、高級感を演出する装備が追加されておりますが、前期型は簡素で大型カローラ感が強かったのですが、若干サイズ相応な演出がされております。

HID化その後

2009年06月29日 | カリーナ1.6GTの話題
土曜日に急遽実施したHID化の追加作業等です。

いきなり壊れて不点灯になってしまったとか光軸が明後日の方向を向いているとかではありません。

作業中に気になったところを日曜日に補修したり追加の改造をしたりしました。

ひとつは、バランスパネル(ヘッドライトとバンパーの間にある部品)のタッチアップです。
分解作業時はマスキングテープを多用して、充分に養生を行なったのですが・・・
さすが、10年選手のカリーナには跳ね石傷が結構ありました。
バランスパネルもその例外にもれず、塗装が数箇所剥げておりまして・・・
意外な事にこの部品は金属製で、錆になっているところもありました。。
気が付かなければ放置できたのかもしれませんが、見てしまうと気になって仕方がないので、錆転換剤とシルバーメタリック(#1C0)のタッチペンを購入して、もう一度ライト周りをばらして、補修しました。2日連続で慣れてきたのか、養生・分解とも作業時間を大幅に短縮できました。

もうひとつはフォグランプの黄色化です。
レンズに着色するとムラになったり極端に暗くなったりするので、着色バルブへの交換で対応します。
カリーナの純正フォグランプは凝ったバルブを使用しておらず、H3-55Wを使用したプラスチックレンズのものです。
どれが良いのか分らないので、処分品コーナーに1680円であったレイブリックの雪・雨・霧に強いと謳われたモノを購入して交換しました。
「平成18年1月1日以降生産車の車のヘッドランプには使用しないでください。」と注意が書かれておりましたが、平成11年7月製造の車の霧灯に使用するにはまったく問題ないと思います。
これは、インナーフェンダーをずらして、手の入るスペースを作り、ネジを1本緩めてフォグASSYごと外せばバルブ交換は完了です。
勢いよくやると、レンズ表面に傷が付くような外れ方をするので、レンズ面には養生テープを貼ってから作業をしたほうが良いと思います。

HID化+フォグのイエロー化は、同世代トヨタ車のHIDランプ搭載車のセオリーに沿ったモノになりました。参考例は20系後期セルシオ、S170系クラウンアスリート、X100系マークⅡ3兄弟ツアラー系、XE10系アルテッツアあたり。。(X100マークⅡのグランデとグランデトラントの関係が一番分りやすいかも?)
最近は手間をかけて、ノーマル風の改造が基本になりつつあります。。

補足
この時期は早朝作業が基本です。
AM4:30~AM7:30ぐらいが作業時間の限界です。これ以降はお天道様にやられてしまうので、作業は出来ません。屋内での加工はできますが。。
午後は雷や夕立にやられる確率も高いので・・・

プリウスも登場

2009年06月28日 | クルマ
このブログでは比較的取り上げることことが多い、霊柩車の話題です。

当方は霊柩車だけが特別好きなわけではなく、架装を行なった車全般に感心があるだけです。まぁその中に当然霊柩車も含まれておりますが・・・
個人的にはポンプ車、パトカー、道路公団の作業車やキャンパーと同類としてみております。

特別霊柩車好きと勘違いされているらしく、メッセンジャーでヤフー自動車ニュースにプリウスのストレッチリムジン霊柩車が話題になっていると教えていただきました。

記事はこちら。
新型 プリウス 霊柩車 発売

記事中には写真がありますので、是非見ていただきたいと思います。
霊柩車の用途という都合なのか、はたまた、5ドアハッチバックをベースにしたからかなのかは分りませんが、Bピラーとリヤドアの間にグラスエリアが追加されておらず、リヤドアから後に長く伸びております。
ストレッチリムジンには常に感じてしまう、ダックスフント感がより、強調されております。

製作は沖縄にあるアドバンスト・カー・エンジニアリングさんによって行なわれております。公式サイトを見てみますと、ベンツやマイバッハをベースにしたストレッチリムジンを得意とされている会社のようです。

ここで思ったのですが、きちんとグラスエリアを足した非霊柩車用のハイブリッドリムジンを造ればそこそこ需要があるような気がしますが。。
LS600hやクラウンハイブリッドでも良いのかもしれませんが、FFである意味後輪が縁切りされているプリウスのほうが楽なような気がします。
しかも、プリウスの持つ“エコ”への記号性はこういったリムジンに乗りそうな、“セレブ”層には大切そうですし。。


霊柩車は地球環境に優しい事も大切だとは思いますが、近隣住民への配慮はもっと大切になってきます。

補足
斎場によっては宮型に限らず、ストレッチ、レザートップ(洋型)も出入り禁止のところもありますからね。
#202やKH3を纏った5面ダークスモークのミニバンベースが中心になって行く事でしょう。

カリーナもHID化

2009年06月27日 | カリーナ1.6GTの話題
予定も予算もありませんでしたが・・・
買取り屋さんにマツダロードスター(前期のNB8C型)を出す方から、「外せるならあげるよ。」という提案がありまして、H4-Hi/Lo切替式のHIDコンバージョンキット一式を譲ってもらう事になりました。

事前に何処のHIDキットだか聞かなかったのですが、買取り屋さんにノーマルに戻すかノーマルを持ち込んで欲しいといわれたので、きっと安物キットだと思っていました。
本日の早朝から、ロードスターの取り外しからカリーナへの移植を行ないました。
まずロードスターに対面して驚いたのですが、市光のVELIASが付いているではありませんか!高品質な高級品じゃないですか!!しかも、バランスのいい4000K台のバルブです。

当方のコロナにネタでつけてある、HIDキットの3倍近いお値段がするものです。
オーナーさんに聞いてみたら、3年ちょい前に中古でロードスターを購入された際に9万円近く払って、取り付けて貰ったそうです。(カー用品屋さんに強く勧められたものだそうです!)

タダで貰うのが気が引けるぐらい良いものですが、3年近く使っているから何時壊れるか分らないから気にしなくて良いとの事です。

普通、取り外すほうが簡単で取付けるほうが難しいはずですが・・・
エンジンルームが狭く、人の車で、壊さない様にと三拍子揃った取り外し作業は3時間近く掛かり、カリーナへの取付けはその半分以下で終わりました。
取り敢えず、配線図とか何にもないので、ロードスター取り付け状態を写真にとりながら、それをカリーナで再現しました。
既存部品との共締め、タイラップ、両面テープを駆使して、車体側に一切加工することなく取り付けました。取り敢えず無事点灯しています。
市光製品が高性能に感じたのは、パッシングがコロナに取付けた製品よりもシャープに動きます。
懸念材料だった、マルチリフレクター車のシェードに干渉する事もありませんでしたのので、ヘッドライトASSYも無加工で取り付けることが出来ました。

インパクトは少ないですが、HIDは4300Kのほうが、夜道で断然見やすいです。
ハロゲンからの変化だけではなく、HIDの色温度による特性の違いも痛感しました。
ただ、配光特性はHIDを採用する事を前提にしたヘッドライトと比較してしまうとイマイチな点もあります。
HIDは指向性が高いのかな?面積の広いヘッドライトユニットから照らすのは苦手なようです。
エスティマ(父親車)やアクセラ(姉上車)のようにプロジェクターに組み込んだほうが合っているようです。
ただ、マルチリフレクターでレンズカット(?)までの照射距離が短く、ヘッドライトASSYの天地方向の高さも薄いAT210カリーナのほうが、ST150コロナよりもHID化には向いているようです。光軸も気持ち下向きにしたら、対向車にハイビーム注意も受ける事はありませんでしたし。。

コロナは車検に問題がなく、ネタ度の高い6000Kのを組んでいますが、雨の夜道はちょっと不安になるときがあります。(3年近く無事に使えているので、値段以上に良いものだとは思いますけどね。)

補足
社外HID(特にH4のHi/Lo切替式)はトラブルや車検時の対応に不安があるため、マイナス査定になるようです。
件のロードスターはHIDヘッドライトだけでなく、マフラー、LEDユーロテール、ステアリング(エアバッグ無し)は戻すかノーマルを持ち込む事が、満額査定の条件になったそうです。(何れも、車検はOKだったそうですが・・・)
処分してしまったマフラー以外はノーマルに戻している最中です。

枠に収まらない理由

2009年06月25日 | クルマ
前回に引き続き駐車場に関するネタです。

同僚に教わり、最近わりと気に入っている表現です。

なんとなく、腹立たしい駐車枠からはみ出した車に対して、以下のように心の中で唱えると平常心を保てる効果があるような気もします。
ただし、効果には個人差がありますので、効果がなくても当方は一切の責任は負いません。

駐車枠からはみ出して駐車している車を見かけたときは・・・

「ドライバーは敷かれたレールや決められたスケジュールに従いたくないから自動車の免許をとり、決められた枠に収まらないことで、自分の存在を示している。」

心の中で唱えてから、こういった車を見ると何故か微笑ましく思えます。

まぁ思いっきり皮肉ですが、意外と見かける機会が多いので、困ってしまいます。
個人的には、接触事故の原因になることを恐れて、こういった車の隣には絶対に停めません。(あとどちらかに偏って駐車している車の横も停めたくありません。。)

止む得ず、枠からはみ出した車の横に停めるときは、はみ出した車に合わせず、枠に従ったほうが絶対にいいです。
元ネタが居なくなってしまうと、自分の車だけが浮いてしまいますし、2台並んだ姿だけを見ると、どっちが遣らかしたのかが分りません。
自分がルールを侵したようにも見えてしまいますしね。
例え真っ直ぐ停めておいて、隣の枠からはみ出た車のドライバーに「てめぇの車が変な停め方しているから、出れねぇだろ。早く動かせこのヘタクソ!空気読んで停めろよ!!」と因縁をつけられても、枠に収めたほうが良いです。(当方の経験談です。ピンクに全塗された、初代キューブに乗った年下の女性ドライバーに、咥えタバコで言われました。)

実はこのキューブと女性ドライバーの顛末を昼食時に話したら、同僚に冒頭に書きましたくだりを教えてもらいました。

補足
敷かれたレールの上を走るのは大変な事ですし、決められたスケジュールに従うのは大切な事です。
そして、枠に収まれるのにはみ出すのは、周りに迷惑をかけてしまうことが多いので、あまり得策ではないですよね。