斜視自動車評議会備忘録

実用車4台による12輪生活と気になるクルマの話題を中心に気になることをぼちぼちと

シーリングの限界?

2012年01月28日 | コロナ1.8GXの話題
四半世紀前の車ですから、色々な発見があるものです。

発見には、良い発見もあれば悪い発見もあります。
タイトルでもわかるように、今回は悪い発見でした。

洗車の拭き上げをしておりましたら、ドア下のアウターパネルとインナーパネルの接合面に塗られたシーリングがボコボコとうきあがり始めていました。

このまま放置しとくと、相当遠くないうちにドア下がぶくぶくに膨れてしまう事でしょう。

発生個所は今のところは助手席のドアのみでした。

これはおそらく、路肩側に浮き土のある農面道路を走る機会が多く、駆動輪である前輪から巻き上げる泥水の最も溜まる場所だからでしょう。

運転席側の後ろ側のドアとは別の車のような状態でした。

定期的にジンクワックスを流し込んでいても、場所によって差が生まれるものなんですね。

発見した時にやっておかないと、悪化するだけなので、取り敢えずの応急処置をしておきました。

応急処置は素人作業なので、あまり参考にならないどころか突っ込みどころ満載かもしれません。

貫通マイナスドライバーとカッターナイフを使用して、膨らんで割れ始めたシーリング材を剥がす。
サンドペーパーを使用して、錆の境目の塗装をある程度まで剥がす。
錆の境界が分かったところで、soft99の錆取り消しゴムを使用して、ぱっと見に赤さびが見えなくなるまで落とす。
上塗りが可能な錆止め材を塗る。
そして、錆探しのために削って塗装を剥がしてしまったところをタッチアップする。

以上です。

本当は、シーリングをするべきなんでしょうが、何がいいのか分からないのと、助手席のドアだけだと大量に余るので、どうせなら他のドアも対策をしてしまいたいところです。

とても低い位置なので、シーリング施工の時はリフトにかけてやりたいですね。

タッチペンも手持ちであったのは、1F7のシルバーメタリック(我が家的にはエスティマ用)しかなかったので、目立たないところだし、わざわざ買いに行くのも何なので、真に合わせに充分かと思ったら、意外と気になります。

ドアを開けるとドア下がまだらにシルバーメタリックが目に入ってきます。

もうちょっと早く気が付けば、6ヶ月点検の時にいろいろと相談出来たのに。。
2月半ばのカリーナの時にでも聞く事にすればいいか。。
そのぐらいまでは、今回の補修で持つと思うし…

補足
普段と使い方が積み重なって、こういった差が出てくるのです。
昔から、泥の溜まり易いところなので気をつけてはいましたが、積年の結果が大きな差が出てきました。
車としては約24年と6ヵ月、当方の元に来てからは約9年8ヶ月でのことです。

たまには新しい車の話題

2012年01月25日 | ニューモデルの話題
6ヶ月点検と合わせてオイル滲み対策の部品交換をしていたコロナを引き取りに行った際に、話題の車というか、あんな年末に新型車を発表・発売する事に驚いた、アクアを見てまいりました。

栃木トヨペットでは全店に試乗車が置いてあるぐらい気合を入れてあります。

展示&試乗車は、売れ筋になるであろう中間グレードのSでした。

平日の変な時間に行ったので、試乗車が開いていたので、御厚意に甘えまして、ひと回りの試乗をしてくる事にしました。

デジタルメーターをセンターに配していますが、シフト周りやサイドブレーキは一般的な操作方法なモノが運転席と助手席の間にあるので、操作に戸惑うことなく運転する事が出来ました。
アベンシスのパーキングブレーキを解除するのより、簡単だと思います。

ミラー合わせの段階で気が付いた事なんですが、Aピラーが迫っているような印象で、思いの外前方の視界は開けていませんでした。当然というのは悔しいのですが、最近の車なので、ボンネットの先端は確認することはできません。

あの時期にデビューした車ですので、当然定員分のヘッドレストと三点式シートベルトが装備されております。
運転席は調整幅が意外と大きく、チルトだけではなくテレスコも付いているので、個人的に好みなポジションに合わせる事がっ出来ました。

全グレードでオプションなのが残念ではありますが、タッチトレーサーディスプレイが選択可能です。
個人的には、これがあってこそのセンターメーターだと思っている装備です。
やや低めの空調スイッチのパネルや小さめの表示は、この装備ありきの設定だと思います。

そして、現在の車にしては低めな位置に付いているナビスペース(オーディオリッド)もいいですね。
最近の車にはナビスペース最優先で、あまりにも高い位置にあり、サードパーティーの御世辞にも格好良いとは言えないヒサシを付けないと、見難い時間帯が出来る始末ですから。

このぐらいの位置だと、ナビは不要orPNDで済ます方のオーディオスペースにしても物悲しさがないかもしれません。

あとは、車体の大きさもハイブリッドである事も特別意識することなく走れる普通の車だと思います。
恐らくベースとなっているヴィッツよりも車体後部に重量があるため、前席のみの使用でも落ち着いた印象があります。

停車状態のみの乗車なのでわかりませんが、ヘッドクリアランスを確保するためにクッションをえぐってあるシートは座りはよかったのですが、同時にクッションの薄さも感じてしまったので、大人の男性が長距離乗るにはしんどい事でしょう。
ただ、ヴィッツ、デミオ、マーチも似たようなもんなので、著しくアクアの評価を落とすポイントではないのですが、ライバルを抜きんでるためには努力して欲しかった点でもあります。
ピラーはそれなりに傾斜があるので、3人乗車すると後席は三者三様の圧迫感を味わう事になると思います。


基本的には最低限の装備しか付いていません。
納車前の暇つぶしに、商談メモを起こして貰ったら驚愕の事実がありまして。。
GグレードでもSグレードでもほぼ同じ値段になりました。
さらに驚くのはその値段でして。。全部定価計算で、メンテナンスパスポートとJAFに入ると280万円を超えました!!
確かに、ディーラーオプション品にはナビを選びましたが20万円を超えるようなものを選んでおりません。ナビ周りは合わせて光ビーコン、ETC、バックカメラガイドキットを選択しました。
あとは紳士・淑女の5点セット、標準装備ではない事を疑うトノカバーとフォグランプぐらいなもんですよ。

補足
値段だけがすべてではありませんが、意外と高い車です。
同じ様な装備を選んだフィットハイブリッドは、ネット見積もりで245万円(これも高いな!)でしたから。
どれほど使うかは不明ですが、フィットにはない(というかIMAでは無理な)EVモードにどれほど価値を見出せるかですね。

世界に一台の車が売りに出ています。

2012年01月23日 | クルマ
ご存知の方も多いかもしれませんが、ヤフオクの話です。。

車体のその他のカテゴリーに出品されている、TOM'S T-01です。

94年に各雑誌にデビューし、翌95年の東京オートサロンに実車が展示されました。



残り1日半程度で、現在の最高入札額は1,200万円を超えておりますが、出品者様が設定した最低落札価格にはまだ達していないようです。

700kg台の軽量な車体にチューニング(しかも、直近のオーナーの手でさらに手が入っているようですが)された4A-GEエンジンが、ミッドシップに乗っております。

オリジナルであれば、AE101型後期のエンジン、トランスミッション、エンジンマネジメントECUのはずですが。。
出品写真を見る限り、金プロに変わっているところを見るとエアフロレス(Dジェトロ)化はしてあるかもしれません。

トランスミッションも5速MTのままのようですが、当時のレビン/トレノの定番にならえば、AE111型の2,3速クロスとヘリカルLSDに入れ替えてあるかもしれません。

出品ページに車検証が出ているのですが、直近のオーナーは10年近くこの車を保有されていたようです。
平成7年にトムスの手によってナンバーが付き、継続検査を受けることなく手放されたのかもしてません。

型式不明、職権打刻の車体番号が希少な車体である雰囲気が漂ってきます。

でも、「型式不明」と登録されたところをみると、ナンバーが付いたころに話題になった通り、イギリスで作製された並行輸入車両として、新規登録されたようです。

もし、ハナから国内で作られた車を真っ当に登録したとなると…
トヨタが強く絡んだ場合は型式が「試作車」となり、トムスが独自に作った物の場合は「組立車」となっていそうな気がするので。。

原動機はお約束通り、「4A」となっていますね。
これだと、4A-ELUが載っているのか、どの4A-GEが載っているのかわかりませんね。

このように車検証を見るだけでも充分に楽しむ事が出来ます。

出品者様も引用されている、OPTION2の別冊や95年のオートサロン公式ガイドブック等は当方の書庫にあったりします。
タラレバ妄想ですが、それらに書かれている通りに市販化されたとすれば、トミーカイラZZの良きライバルになったのかもしれません。

いやーこういう車が生き残っていて本当に良かったです。
華々しくデビューしたのにその後の消息は、ファンや憧れた方なら知らない方が良かった事も多々ありますから。
是非、次も素敵なオーナーの元へ渡って欲しいです。(とても高くて購入出来ないのでね。)

補足
どうでもいいことですが、T-01に載っているカーナビは当方のコロナに取付けてあるカーナビと同じです。
当時人気もあったし、1DIN+1DINの構成だから、取付ける車を選ばなかったのかもしれません。

一番やってはいけない職業のひとつ

2012年01月22日 | 本日のニュース
本日、衝撃の事故がありました。

地元紙の下野新聞から詳細を引用します。

*****以下引用*****

ASIMO開発者を逮捕 酒気帯び運転容疑、宇都宮東署

 宇都宮東署は21日、酒気帯び運転の疑いで宇都宮市下岡本町、会社役員広瀬真人容疑者(55)を緊急逮捕した。同日午後8時ごろ、同所の市道交差点で、酒気を帯びて乗用車を運転した疑い。出会い頭に同所、会社員(19)のトラックに衝突した。

 広瀬容疑者はホンダの子会社本田技術研究所の首席研究員で、二足歩行する人間型ロボットASIMO(アシモ)の開発者として知られる。

引用元:下野新聞SOON(http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/local/accident/news/20120122/704484)

*****引用終了*****

まぁ、酒気帯び運転は誰がやってもいけない事ではありますが、取り締まる側と自動車を造る側に関わっている方は特にやってはいけない事なんではないでしょうか?

社会的影響力の大きさという名目で、こういったブログのネタになってしまうぐらいですから。
情状酌量とかは絶対に不利になってきますよね。
厳罰を下さないと、メーカーの信用や取り組みが疑われてしまいますから。。

記事中で紹介されている略歴をみると、偉大な開発・発明に貢献された方なようなので、今後は気になります。

他のニュースによれば、結婚披露宴から帰宅した後に諸用を済ます際の出来事です。
きっと事故を起こした「短距離だから」という油断が取り返しのつかない事になってしまったのでしょう。

自動車メーカー子会社と言うだけでなく、そこの会社役員という立場があります。
問われる罪の重さは同じであったとしても、その深さは同じではないと思います。

補足
週明けからは、関連会社含めての綱紀粛正的な事はあるのでしょうかね。
トヨタは事故レポートみたいのあるよね。なんか流出していたPDFファイルを見た事があります。

PCD100の5穴なんですよ

2012年01月21日 | 私乗記
雪がみぞれ程度で、路面に残らなかったので、代車に乗ってみました。

金曜日は、積雪を警戒してスタッドレスタイヤを履いているカリーナで通勤しました。
そのまま雪が残ると、ディーラーから帰宅するまでの距離しか乗らない可能性もあったのですが、一日中雨ではあったものの、雪はなかったので、乗り回してみました。

タイトルは、代車を初めて見た時に思った事です。

今回お借りした車はトヨペット店らしく、ラクティスL'épice(女性向けグレード)の1.3Lモデルです。
後部座席のリヤシート中央席にはヘッドレストの無いマイナーチェンジ前のモデルで、ボディカラーはイメージカラーと思われる「ディープアメジストマイカメタリック」でした。
ボディカラーや登録時期から推測すると、新型発表時の展示兼試乗車であった個体ではないかと思われます。

走行距離数は3,000kmを少し超えたぐらいで、まだまだ新車の雰囲気がします。

目立ったメーカーオプションはスマートキーが選択されていた程度で、ヘッドライトもハロゲンでした。

走って見てすぐに気が付く、先代と大きく印象の変わったところは、エンジンでしょうか?
先代の1.3Lである、2SZ-FEよりも、回転の上下双方とも明らかに滑らかになりました。

シグナルスタートで調子に乗って思いっきり踏み込んでも、CVTと相まって回転数しか期待に応えてくれない、最近のトヨタ車にありがちな特性です。

これをパワー不足とかガサツな回り方と下してしまうのはちょっと短絡で、1,500回転から上下100~200回転の操作にはきちんと反応し、ECOランプが点灯し、燃費計の数値が伸びて行きます。
1.5Lに乗った事がないので言いきれませんが、1.3Lでこれと言って不足しているようにも思えなかったので、充分な気がします。

内装は、今のトヨタ車らしく曲線を多用したデザインで、ちょっと固めのヤツです。
車は物置ではありませんが、ちょっとしたもの多くスペースがあり、それがほかの邪魔をしないあたりは使い込むともっと良さを発見できるかもしれません。
代車のグレードは、革巻きのステアリングとシフトノブは朝一の触った時に硬く冷たくなかったのが好印象です。

シートは意外とたっぷりしていて、調整幅も大きくちゃんとしたポジションに座る事が出来ます。
リヤシートも先代より座るためのシートになりました。。
先代は畳むためのシートで、貨物車のリヤシートよりはマシという程度でしたからね。。
背もたれは、ある程度畳む事を考慮すれば、及第点になりましたが、座面はあと2cm長いと積極的に人を座らせるスペースになると思います。

現行ラクティスは市場を調査し、ライバル車を真剣に研究した結果、代が変わるたびに普通の車になっていっている気がしますが、それ自体が悪い事ではないと思いますが、斬新なコンセプトやインパクトのあるものを求める方には約不足になってしまうのでしょう。。
そして、せっかく全高があってたっぷりした車なのに、それを活かしきれていないような印象があります。
あと5cm背を低くして、立体駐車場に収まるようにしてしまってもいいような気もしてしまいます。

乗って見れば、不満の少ないいい車だと思いますよ。
ただ、ラクティスじゃないと駄目だという理由もちょっと見つける事が出来なかった。
それは、当方が乗った距離が足らなかったからなのかもしれませんが。。

補足
一日中結構な雨でしたが、意外と1本ワイパーでも事が足りました。
本日、往復170kmほど走った燃費は、燃費計で16.2km/lとなりました。