斜視自動車評議会備忘録

実用車4台による12輪生活と気になるクルマの話題を中心に気になることをぼちぼちと

電子デバイスに運転を学ぶ

2006年08月03日 | クルマ
昨日の燃費を意識した走法にちょっと関連した話題です。
自分の乗っているクルマはABSも付いていないMT車なので、無縁ですが、父親のクルマには結構付いております。

ABSとブレーキアシストだけではなく、電子制御スロットルとトラクションコントロール、電子制御5速ATとクルーズコントロールが装備されています。
この中で話題の中心にしたいのはトラクションコントロール(以下TRC)です。

意外と装着率は低いし、制御のフィーリングを好まない人も多い装備ですが、当方にとっては荷重移動の方法をFR車の運転方法の先生でもあります。
一般にFR車は前輪が操舵、後輪が駆動と独立しているためにバランスがいいとされていますし、個人的にも運転していてとても楽しい車です。
しかし、荷重移動には繊細だし、FF車のようにアクセルで誤魔化すことも難しいです。(あくまで、当方が街乗りをする範囲でです。)

FF車に乗り慣れた当方の運転スタイルがいけないのか、TRCのセンサーが過敏なのかわかりませんが、雨や雪といった路面状況が悪い日は油断するとすぐに作動ランプが点滅いたします。
あまり気分の良いことではないので、なるべくTRCを作動させないように心がけて運転するようにしました。
キチンと荷重を残し、ステアリングやアクセルで修正をしないようにする。
当然作動ランプが点滅する機会が減りました。それと同時に何も付いていないFR車を運転した時のコントロールも上手くいくようになりました。

ちなみにTRCの付いていないFR車で似たような路面状況下を運転したことはありますが、スピンをしたことはありません。
おそらくタイヤの性能に助けられていたからだと思います。
TRCの作動ランプがなければ、自分の運転スタイルのマズいところに気づくこともなかったでしょう。。感謝しております・・・

補足
制御のフィーリング云々はさておき、TRCは結構役立つようです。
18年ぶりのFR車に乗ることになった父親は、マークⅡに替わってはじめての積雪の日はTRCの作動ランプが点滅しまくりだったことにショックを受けたそうです。
2シーズン目になると、変なコーナー以外では点滅しなくなったとか。(父曰く、「カンが戻った」)