C4様が運営されているブログ、学生自動車評論家のこちらとこちらのエントリーに触発されて書いていてみました。
80年代に日産が世界に先駆けて採用した技術のなかで、他の自動車メーカーにも浸透したモノがひとつあります。
それは・・・電動格納式ドアミラーです。
今日では当たり前になった装備を世界に先駆けて採用したクルマは、1984年フルモデルチェンジした5代目ローレル(C32型)です。
当時の日産車らしく角張ったボディに絶壁インパネを採用したモデルです。
V6ターボと並んで話題になった装備ですが、当時の市場での反応はイマイチでした。日本市場ではまだ、ドアミラーが普及期にあったからしょうがないのかもしれませんが、ドアミラーを古くから採用している欧米諸国の評価は“日本人は何でも電動動かすことが高級だと勘違いしている。”といったようなモノで、散々でした。
しかし、フェンダーミラーより車体からの張り出し量が多くなってしまうので、日本の車庫事情を考慮したら、いずれは誕生する技術だったと思います。
当時の日本はまだ、ドアミラーが解禁されてから1年足らずでの採用ですから、とても凄い事だと思います。
わずかな期間に、顧客からの要望をフィードバックした装備を提供したと言う事ですから。
ここからは蛇足ですが、当方の通った教習所は10数年落ちになったC32型ローレルのスタンダード(当然フェンダーミラー)が教習車だったので、初めて運転したクルマになります。
実際は日産ではなく、サプライヤーが開発しています。(たしか、市光だったと記憶しています。)
ある程度はサプライヤーのための車造りも必要ではないでしょうか?
ご存知のように今日では“電動格納式ドアミラー”は日本車だけではなく、世界中のクルマに採用されるようになりました。
当然、日産がはじめて採用した22年前には鼻で笑った海外メーカーのクルマにも採用されております。
日本の車庫事情と自動車メーカーの気配り精神から生まれた、世界に誇るべき装備です。
開発だけではなく、新たな技術を採用に踏み切る事も同じく評価されるべき事でしょうから。
今年一年、駄文に御付合い有難うございました。来年も本年と変わらぬご愛顧をよろしくお願いします。
それでは皆様よいお年を。
80年代に日産が世界に先駆けて採用した技術のなかで、他の自動車メーカーにも浸透したモノがひとつあります。
それは・・・電動格納式ドアミラーです。
今日では当たり前になった装備を世界に先駆けて採用したクルマは、1984年フルモデルチェンジした5代目ローレル(C32型)です。
当時の日産車らしく角張ったボディに絶壁インパネを採用したモデルです。
V6ターボと並んで話題になった装備ですが、当時の市場での反応はイマイチでした。日本市場ではまだ、ドアミラーが普及期にあったからしょうがないのかもしれませんが、ドアミラーを古くから採用している欧米諸国の評価は“日本人は何でも電動動かすことが高級だと勘違いしている。”といったようなモノで、散々でした。
しかし、フェンダーミラーより車体からの張り出し量が多くなってしまうので、日本の車庫事情を考慮したら、いずれは誕生する技術だったと思います。
当時の日本はまだ、ドアミラーが解禁されてから1年足らずでの採用ですから、とても凄い事だと思います。
わずかな期間に、顧客からの要望をフィードバックした装備を提供したと言う事ですから。
ここからは蛇足ですが、当方の通った教習所は10数年落ちになったC32型ローレルのスタンダード(当然フェンダーミラー)が教習車だったので、初めて運転したクルマになります。
実際は日産ではなく、サプライヤーが開発しています。(たしか、市光だったと記憶しています。)
ある程度はサプライヤーのための車造りも必要ではないでしょうか?
ご存知のように今日では“電動格納式ドアミラー”は日本車だけではなく、世界中のクルマに採用されるようになりました。
当然、日産がはじめて採用した22年前には鼻で笑った海外メーカーのクルマにも採用されております。
日本の車庫事情と自動車メーカーの気配り精神から生まれた、世界に誇るべき装備です。
開発だけではなく、新たな技術を採用に踏み切る事も同じく評価されるべき事でしょうから。
今年一年、駄文に御付合い有難うございました。来年も本年と変わらぬご愛顧をよろしくお願いします。
それでは皆様よいお年を。