70年代後半に販売されたマツダの最高級車で、プレジデントやセンチュリーをライバルとした、ショーファードリブンです。
当時のマツダ車らしく、13B型のロータリーエンジンが搭載されております。
ただすべてを新開発したモデルではなく、GMのインターミディエイトサイズの車をベースにした、オーストラリアにあるホールデン社が製造・販売していた、ホールデン・プレミアというクルマにヤドカリ的に13Bと新開発のオートマチックを載せ、ちょっとお化粧直しして高級感をアップさせて仕上げています。
本来は、スモールブロック(5リッタークラス)のV8エンジンと組み合わせるようなボディのセダンです。
そして、マツダ車というだけでなく、国産大型車として50年排出ガス規制に初めて適合したモデルでもあります。
ですから、当時のマツダ車らしく“AP”が車名に付きます。
排ガス規制には適合しましたが、サーマルリアクター方式でエアポンプをガンガン回して二次燃焼することで有害物質を抑えているわけですから、燃費はお察しくださいというやつです。
ロータリーエンジンは最高出力はありますが、高回転型かつ低速トルクが細いので、巨大なボディをぐいぐい引っ張るようなキャラの車体には合わないエンジンです。
低公害を売りにしましたが、燃費も悪く、オイルショック後の日本の試乗にマッチしなかったのだと思います。
ですから、総生産総販売台数は800台を切る799台です。
で、そんなロードペーサーですが…
マイナーという販売台数の割にはというのは失礼なんですが、認知度の高い車名になっているのは、こち亀の影響ではないかと思います。
単行本の38巻に収録されている、「マイベストカーの巻」に、偏狂的カーマニアが乗るデボネアの宿敵として登場します。
この巻を読むこと、まだ現役モデルであり大手町では走っていても、葛飾区亀有周辺ではまず走っていない、“走るシーラカンス”こと三菱デボネアと70年代マツダの最高級車であるロードペーサーという車名は、少年たちの心に刻まれたとおもいます。
この影響がどのぐらい凄いことかといいますと…
あまり車に詳しくない方でも、数の少ない古い車のたとえに車種名上がってくるぐらいですから。
デボネアは色々なところで、その稀少性が語られることが多いと思いますが、自動車雑誌意外で、ここまでロードペーサーをフィーチャーした媒体は思います。
作中に登場するデボネアは、手造り直列6気筒エンジンでお馴染みのサターンエンジンが載っていた頃のモデルです。
たぶん、レストアという言葉を覚えたのもこち亀だと思う。
気になるかったけど読んだことの無い方は、スマートホンやタブレットをお持ちの方であれば、“週刊少年ジャンプ”アプリをダウンロードして、電子版コミックの38巻をお買い求めになって下さい。
今からでも家を出ることなく、読むことが出来ます。
補足
コスモスポーツ、フジキャビン、ランサーセレステ、マツダT600、フュラーリ・テスタオッサン・ドナイシテマンネン、H.ONDA(オンダ・ヒトシ)ツティあたりも、こち亀の影響で覚えた車でしょうね。
当時のマツダ車らしく、13B型のロータリーエンジンが搭載されております。
ただすべてを新開発したモデルではなく、GMのインターミディエイトサイズの車をベースにした、オーストラリアにあるホールデン社が製造・販売していた、ホールデン・プレミアというクルマにヤドカリ的に13Bと新開発のオートマチックを載せ、ちょっとお化粧直しして高級感をアップさせて仕上げています。
本来は、スモールブロック(5リッタークラス)のV8エンジンと組み合わせるようなボディのセダンです。
そして、マツダ車というだけでなく、国産大型車として50年排出ガス規制に初めて適合したモデルでもあります。
ですから、当時のマツダ車らしく“AP”が車名に付きます。
排ガス規制には適合しましたが、サーマルリアクター方式でエアポンプをガンガン回して二次燃焼することで有害物質を抑えているわけですから、燃費はお察しくださいというやつです。
ロータリーエンジンは最高出力はありますが、高回転型かつ低速トルクが細いので、巨大なボディをぐいぐい引っ張るようなキャラの車体には合わないエンジンです。
低公害を売りにしましたが、燃費も悪く、オイルショック後の日本の試乗にマッチしなかったのだと思います。
ですから、総生産総販売台数は800台を切る799台です。
で、そんなロードペーサーですが…
マイナーという販売台数の割にはというのは失礼なんですが、認知度の高い車名になっているのは、こち亀の影響ではないかと思います。
単行本の38巻に収録されている、「マイベストカーの巻」に、偏狂的カーマニアが乗るデボネアの宿敵として登場します。
この巻を読むこと、まだ現役モデルであり大手町では走っていても、葛飾区亀有周辺ではまず走っていない、“走るシーラカンス”こと三菱デボネアと70年代マツダの最高級車であるロードペーサーという車名は、少年たちの心に刻まれたとおもいます。
この影響がどのぐらい凄いことかといいますと…
あまり車に詳しくない方でも、数の少ない古い車のたとえに車種名上がってくるぐらいですから。
デボネアは色々なところで、その稀少性が語られることが多いと思いますが、自動車雑誌意外で、ここまでロードペーサーをフィーチャーした媒体は思います。
作中に登場するデボネアは、手造り直列6気筒エンジンでお馴染みのサターンエンジンが載っていた頃のモデルです。
たぶん、レストアという言葉を覚えたのもこち亀だと思う。
気になるかったけど読んだことの無い方は、スマートホンやタブレットをお持ちの方であれば、“週刊少年ジャンプ”アプリをダウンロードして、電子版コミックの38巻をお買い求めになって下さい。
今からでも家を出ることなく、読むことが出来ます。
補足
コスモスポーツ、フジキャビン、ランサーセレステ、マツダT600、フュラーリ・テスタオッサン・ドナイシテマンネン、H.ONDA(オンダ・ヒトシ)ツティあたりも、こち亀の影響で覚えた車でしょうね。