斜視自動車評議会備忘録

実用車4台による12輪生活と気になるクルマの話題を中心に気になることをぼちぼちと

デビュー翌日の届け出

2012年09月11日 | リコール
俳優の渡辺謙氏のCMで「日本が待っていた」のキャッチコピーで話題になっている、5代目ワゴンRの話題を少々。

各メディアでの写真や情報を見る限りでは、エンジン変更と回生機構採用を中心としたビックマイナーチェンジ程度にも感じてしまう、キープコンセプトな印象でした。

WEBカタログを見て、MTモデルがカタログ落ちしたことと伝統の助手席下のポケットの存在を確認し、後は実写に触れてから、もう少し書こうかなと思っていたのですが、気になるニュースが入ってきたので、それを話題の中心にしてみたいと思います。

タイトルにもあるのですが、9月6日に新型車として発表し、9月7日にリコールの届け出がありました。

左後部ドアのロック機構の不良の様です。

詳細は以下のURLを確認願います。

http://www.mlit.go.jp/report/press/jidosha08_hh_001159.html

リンク先で公表されているPDFファイルの情報に通常のリコールとはちょっと違う点がありました。

それは、国土交通省様式と思われる「リコール届出一覧表」には、「自動車使用者及び自動車分解整備事業者に周知させるための措置」という項目があるのですが、そこの記載内容が珍しいというか驚くべき内容となっておりました。

通常はこんな感じで書かれているのですが…
・使用者:電話もしくはダイレクトメール等で通知する。
・自動車分解整備事業者:日整連発行の機関誌に掲載する。

今回の5代目ワゴンRの届け出では…
・使用者:対象車両はすべて管理下にあるので、通知の必要はない。
・自動車分解整備事業者:対象車両はすべて管理下にあるので、周知の必要はない。

まだ、エンドユーザーには納車されていないという事なんですね。

リコールに面白いやつまらないはないと思いますが、今回のフルモデルちゃん時の話題となるような部分に関するリコール届出ではなくて良かったような気がします。
もし、そういったところへ即リコール届け出があると、盛大なネガティブキャンペーンになってしまいますから。。

補足
どうでもいいことなんでしょうが、納車前にリコール改修の表示がある約3,400台が、極初期ロットという事になりますね。
すでに契約し、納車待ちな方の中には嫌な方もいそうな気もしますが。。

今後の動向が気になる

2010年04月06日 | リコール
アメリカでトヨタに次ぐ規模のリコール出るかも知れません。

GMのSUVやピックアップトラックにのブレーキラインが腐食し、ブレーキが利かなくなる恐れがあるとして、約620万台を対象に米運輸省の道路交通安全局(NHTSA)が予備的な調査に着手した。

ソースはこの辺から。
GM車620万台調査=ブレーキ問題で当局-米紙

調査対象になる車両は1999年から2003年と結構前のモデルです。

SUVやピックアップトラックなので、正規輸入に限らず、並行輸入で日本に持ち込まれている個体も数多くあることでしょう。

日本政府はこの調査に対する対応はどうするのでしょうか。
米国やGMからは早急に情報の開示を求めるべきでしょう。
ヒステリックになる必要はないと思いますが、しかるべき立場の方から正確に原因と対策の説明は求めることになるのかな?

ここで個人的に思うのは、トヨタと同等以上の対応をとらないと“ダブルスタンダードの国”ということを世界中に強烈にアピールしてしまいますからね。(疑いが確信に変わったという人もいれば、数多い事例のひとつとしか思えない方もいるかも知れませんが。)

今後はGMに対しても…
公聴会に社長を呼び出して謝罪三昧、謎の編集をされた証拠っぽいVTRを作成し、立場ある方が名指しで企業批判、そして法律限度一杯の制裁金。。
何処までやるのかなぁ。GMっていま政府が持っているんだよね。

最悪のストーリーとしては、この件のスケープゴート的にトヨタのリコール遅れ叩きが行われていたとしたら。。

補足
トヨタで問題になったブレーキ優先ではないシステムをGMも採用しているんですよね。
この辺のことも問題になるか同課が気になります。
GMのブレーキ優先システムの標準化は2012年ごろまでに採用なので、トヨタと対応は変わりません。企業側に同じく叩かれる要素を持っているような。。

フロアマットのリコールの波及はあるのか?

2009年10月02日 | リコール
日本においても対象になるのかが気になるところです。

ご存知のように、北米市場で販売されているトヨタ車の一部にフロアマットがずれて、アクセルが戻らなくなるなど、運転操作を阻害し、交通事故に繋がる可能性があるため、今後の調査結果を踏まえて、リコールを実施する見込みです。

現時点で、トヨタは対象になる車種のユーザーにマットの取り外しなどを求める注意喚起の文書を送付しています。
これは、米国の運輸長官の「これは緊急課題だ」とのコメントを発表したことも大きな原因になっていると思います。

対象車種において、フロアマットのずれが原因とされる事故が約300件発生し、怪我が17件、死者が5名出ているので、早急な対策が要求される案件だと思います。
そして、個人的に気になるのは冒頭にも書きましたように、これがアメリカ以外のトヨタ車に波及する事がないのかがとても気になります。

トヨタが北米市場で380万台のリコールを実施する事見込みであって、現時点では出してはいないんですよね。(まぁ99.99%ぐらいの確率でリコールは掛かるのでしょうけど。)
リコールの可能性がる車種は「カムリ」と「アバロン」の最近モデル、「プリウス」、「タコマ」、「タンドラ」、「レクサス」の「IS250」、「IS350」および「ES350」だそうです。この中で、プリウスが占める割合はさほど高くないと思われます。
それなのに、「プリウスなど380万台のリコール」と言うニュアンスでの報道が多いのはどうなのかな。。
より、キャッチーにした結果なのかもしれませんが、報道はそんなスタンスは排し、対象車種が多い順に伝えるほうが良いと思うんですよね。

まぁトヨタ自体にリコール隠しやヤミ改修の前科が多すぎて、言える立場ではないのかもしれませんが。。

補足
個人的に気になったのは、数百万台規模のリコールが日本国内において出たことはありますし、それが原因で悲惨な事故があったこともありました。
なのに、今回のアメリカでの案件のほうが、リコール箇所の細かな情報が出てきたり監督官庁長官のコメントが流れていたりするんですよね。
国内の取材をしないで、ロイター辺りの買ったニュースを垂れ流しているのか?

ヴィッツ、ベルタ、ラクティスのリコール

2009年01月31日 | リコール
3車種、2箇所の届出の対象になる車は車台番号ベースで525,898台です。
これは日本国内だけで、世界的には132万台になるようです。
久々の3桁万台のリコールです。その前の3桁万台リコールはK11型マーチ/Z10型キューブの燃料タンクでしたっけ?(これは国内のみです。)
この自動車不況なご時勢には厳しいニュースですね。

gooのニュースに記事があったので、リンクを貼っておきましょう。
トヨタ52万台リコール…「ヴィッツ」シートベルトから火花 2009年1月28日(水)19:52 YOMIURI ONLINE
ニュースの見出しは読ませよう(感心を惹こう)という意図があるので、やや煽り気味になってしまうのは当然の事です。
あとは、ユーザーさんの手元に届くダイレクトメールと気の利いた担当営業からの連絡を待って、改修をするのみでしょう。
会社にはベルタとラクティスがありまして、対象車に入っています。
早速、1月30日中には購入先のトヨペットの担当の方から、リコールの内容とダイレクトメールが届く事を伝える電話がありました。

リコールの対応方法はトヨタの公式ページを確認するのが一番です。
リコール等情報 ヴィッツ、ベルタ、ラクティスのリコール
国土交通省の情報公開(リンク先にある詳細な情報はPDFです。)
リコールの届出について リコール届出番号2244

パワーウインドウは火事騒ぎがあって回収して調査したのが実を結んだのでしょうか?
約二年の調査期間を経て、今回の届出に至ったようです。
EGRのほうは被害が発生する前ですが、何らかの原因(カイゼン中?)で判明したので、トラブルを未然に防ぐための対応のようです。

ハイラックスサーフのリコール隠しを頂点にトヨタのリコールは何か引っかかるものがあるような気もしますが・・・
キチンとした対応を取っている限り、リコールは批判対象にはしたくないですね。
100万台越えでも、正規に届けて、再発防止に繋がれば、それはそれでいいような気もします。
問題はリコール騒動になりそうな煙が燻っていても、未だになんら対応が取られていない事例のほうが気になりますね。
googleの関連キーワードにも上がり、中古市場では価格下落の要因になっているのにいまだ何の動きがないのもありますよね。

補足
リコールは何処まで遡ったモデルまで、届け出る必要があるのでしょうか。
確か2年ぐらい前、石綿絡みでパブリカのリコールが出たことがあったんだよね。

10月17日に届けられたトヨタのリコール

2007年10月17日 | リコール
久々にリコールの話題を取り上げてみます。

本日トヨタが3件のリコールの届け出がありました。

結構台数が多いです、10数車種にまたがっていますので、リコールの系統ごとに台数が出ています。
燃料噴射系統のリコール
クラウン、プログレ、マークⅡ(きっとJZ系のD-4エンジン車だね)が計8車種27.7万台
詳細はこちらをご確認願います。
【リコール】トヨタ クラウン など27万7000台…燃料漏れ
国土交通省の届け出内容(リンク先にはPDFファイルが含まれています。)
http://www.mlit.go.jp/jidosha/recall/recall07/10/recall10-174.html

燃料ポンプ周りのリコール
ヴィッツ系とハイエース系のクルマで計5車種12万台
ちょっと意外な組み合わせだし、市場からの報告件数も最も多い。(イチバン届け出が遅れている?)
詳細はこちらをご確認願います。
【リコール】トヨタ ヴィッツ など12万台…エンジン停止
国土交通省の届け出内容(二度目ですが、リンク先にはPDFファイルが含まれています。)
http://www.mlit.go.jp/jidosha/recall/recall07/10/recall10-173.html

操舵装置のリコール
bBと兄弟関係にあるダイハツクーの合わせて8.6万台(トヨタだけだと7.4万台)となっています。
詳細はこちらをご確認願います。
【リコール】トヨタ bB 7万台…かじ取り操作不能
国土交通省の届け出内容(くどいですが、リンク先にはPDFファイルが含まれています。)
http://www.mlit.go.jp/jidosha/recall/recall07/10/recall10-171.html
(ダイハツ版は個人で探してください)

各自動車ニュースを扱っているサイトの記事は、各届け出ごとの台数が出している記事になっています。

個人的にはこのようなアナウンス方法が一番いいように思います。
これを「クラウンなど47.1万台にリコールの届け出」とひとまとめに報告してしまうよりは正確さの高い記事になると思います。
最悪なのはイチバン危険そうなリコール内容と合算した台数を見出しにした記事。
利用者の不安をあおり、マスコミがメーカーのマイナスキャンペーンを行なっているような印象が残ります。

bBのリコールは当然兄弟関係にあるダイハツ・クーにも影響します。
同様のリコールがダイハツ届けられておりますが、発見の動機が非常に面白いことに気が付きました。。
他者からの情報によるって、トヨタからなんですよね。

まぁ各自動車メーカー毎にリコールを届け出る日が決まっているのでしょうかね。
複数ある場合はある程度まとめて出しているように見えます。(毎日リコールを出しているようなメーカーもイヤですけど。。)

同日、BMWからも2件のリコール届出がありました。

補足
今年の8月まで父親の愛車であった、TA-JZX110型マークⅡもリコール対象車両に入ってました。