斜視自動車評議会備忘録

実用車4台による12輪生活と気になるクルマの話題を中心に気になることをぼちぼちと

スーパーデラックスを駆る

2014年03月30日 | 私乗記
オーナー様のご厚意により、高速道路を含む70km近くの試乗をさせていただきました。
結果からすると、もの凄く欲しい車の1台になってしまいました。
BEAMSの1G-FEとマニュアルの組み合わせは面白いのを知っておりましたが、チェイサーやアルテッツァ以上にあっているかもしれません。

運転席に座り王冠マークの付いたキーでエンジンをかけますと、マニュアル車の1Gエンジンらしい、心地よい音で目覚め、回転が収まったところで、軽いクラッチペダルを奥まで踏み込み、思ったより節度が高く短いストロークのシフトレバーを操作して1速に入れ、アクセルペダルに右足を軽く置き、クラッチをゆっくり戻していくと、クラウンは静かに発進していきます。

当方の自宅周辺の住宅街の路地を走っている時は、ストップ&ゴーも多く、3速ぐらいまでしか入らないのですが、ピックアップの良いエンジンと小気味よく操作できるシフトのおかげで、2リッタークラウンを運転していることを忘れそうなぐらい、軽快に走ります。

住宅街を抜けて通りに出れば、無理に引っ張らなくても流れをリードするぐらいの動力性のは十分にありますし、高速道路の合流路で、40km/h~100km/h近くまで3速で引っ張ってみれば、とても気持ちのいい直6サウンドを奏でながら、思いのほか短い距離で100km/hに達することが出来ました。

そのあとは5速で流せば、クラウンらしい静かさで流れていきます。

ハンドリングは全速度域で軽めですが、不自然なものや不安になるような操作感ではありませんでした。
この辺は、センチュリーにも通じる、後席に座る人に快適に移動してもらう運転を心掛けた時に疲労が溜まらないように扱えるセッティングなのかもしれません。
ブレーキもそんな感じで、7万kmの時に交換した純正ローターとパッドという組み合わせだと、意図的に初期タッチは弱めで、踏み込んでいけばそれなりの効きです。(14インチが履けてしまうクラウンなので、D制動力に対する過度な期待は禁物だと思う。)

柔らかめのサスペンションは、フワフワというものではなく、路面の凹凸を柔らかくいなすというもので、しなやかともまたちょっと違う独特の乗り味です。

小型車サイズに納まる車で、四方の見切りのいい造りなのにコーナーポール付き、そして切れ角が大きく小回りが利くので、とても運転しやすいのです。

クラウンの法人向け最廉価グレードという設定ですが、運転席ではとてもバランスの良いFR車という印象です。

走りに関することばかりではクラウンらしさに欠けてしまうので、室内の使い勝手に関しても書いてみましょう。

リヤシートは2人掛けと割り切らないといけませんが、十分な広さ、圧迫感の無いCピラーとルーフ端部処理、乗降性に優れたドアの開き方、サイドシルとフロアの関係、立ったCピラーは、実サイズ以上の使い勝手があるような気がします。現行フーガのリヤシートより快適かもしれません。

フルカバータイプのシートカバーが被せられていたので、表皮の質感に関する評価は避けたいのですが、簡素な平織の布シートですが、大きめのサイズで剛性の高いフレームと高いクッション性能を持ち、不必要に寝ていないシートバックを持つので、疲れにくいリヤシートであると思います。

シート全体の感想は、フロントも同様で、見た目とかちょっと触れた時の高級感に欠けていたり、各部の調整が電動で行えないなど、クラウンとしては安っぽさがありますが、手動で適切な位置に調整することが出来るので、とても適切なシートポジションで快適に運転することが出来ました。

見た目の煌びやかさ、オート○○やパワー○○がちょっと欠けているだけで、使い勝手や気遣いはクラウンにふさわしいものとなっておりました。(マニュアルエアコン、パワーステアリング、パワーウインドウ、集中ドアロック、リモコンミラーは付いていますよ。)

「この方が壊れなさそうだし、使い間違えもなくていいよな。」と妙な関心をしてしまう、素敵な一台でした。

クラウンは、“スーデラ”で充分な事を痛感させられました。

この車にこそ、「6発・5速・4枚・3ペダル・後2輪駆動、それが漢の乗り物」が似合うのかもしれません。

試乗したスーパーデラックスがより好印象だったのは、上級グレードの革巻きのステアリングホイールとTRDの革巻きシフトノブ(当方のコロナに付けているのと同じモノ)に交換されていて、触れる部分には安っぽさを感じなかったからかもしれません。

補足
実は、原二ツーリングに集まる方々の四輪車を見てもクセの強い車に乗っている様です。
同僚I氏は、謎のフルオプション仕様エクストレイルに乗っておりますし、同僚I氏の弟さんは初代マツダスピードアクセラだし、お子さんとエルグランドで参加された方も、E51の250Vという最廉価グレード(夏タイヤはV35スカイライン純正17インチアルミ、冬タイヤは純正16インチスチール&フルキャップ)ですから。

街で見かけた車達177

2014年03月29日 | 街で見かけた車達
ちょっと違うけど、久々にこのエントリーを使ってみよう。

郵政カブからベトナムホンダ製スーパードリーム110に乗り替えた方から、使わなくなったものとして、14インチのカブ用冬タイヤ(前後とも2.75-14)と冬タイヤ用チェーン(2.75-14用)を譲っていただくことになりました。
(郵政カブに使っていたけど、元はリトルカブ用のリムに組んでいたのでそのまま使えるはずとのこと)

カブ用のタイヤの話題はまた別の機会にでも話題にしたいと思います。

「コロナのハッチバックに乗っているげしょ君なら喜ぶ車で持ってくるから!」という危険なテンションで、連絡がきたので…
晴れている日はホンダ党(郵政カブで通勤)、雨の日はスバリスト(赤帽上がりの幌付サンバートラックで通勤)という事だったので、赤帽サンバーが見られると思って楽しみにしていたら、違う車出来ました。

それが、今回話題にする車です。

「フォーマルな日はトヨタで決める。」という事で、クラウンに乗ってきました。

まぁバイク仲間になった人に使わなくなった部品を押し付けるのがフォーマルな日かどうかは知りませんが、クラウン出来ていただきました。

乗ってきたクラウンは、平成11年6月登録のGF-GS151型です。
4ドアハードトップが主流だった頃のセダンモデルになります。
グレードは民生向け最廉価グレードというか、手動変速機モデルの最上級グレードいうかとても悩む、スーパーデラックスです。
余談ですが、小型自動車枠に納まるから「とちぎ530」ナンバー車(これ、新車時払い出しナンバーです!)になります。

これの5速MT仕様で、平成10年のマイナーチェンジ後のモデル(前期の後期というらしい)なので、エンジンはトヨタの直列6気筒2000ccの最熟成版である、BEAMS VVT-i 1G-FEが搭載されております。

20世紀末のモデルなので、ABS、WSRSエアバックにサイドエアバッグも装備されているあたりが、とてもクラウンらしいです。
素の状態でもフル装備にはなるらしいのですが、エアコンはオートじゃないし、オーディオはカセットデッキです。そして、メーターは透過式ではあるものの、スピード、燃料、水温のみのシンプルなもの。

ボディカラーは202のブラック、メッキのフェンダーミラーが標準、ステンのエッジガード、固定式のコーナーポール、メッキリムリング付きのワイドスチールホイール、クラウンマーク入りの割烹着フルカバー、ダッシュボード上に取り付けられたトヨタ純正オプションの一体型ETC、空気清浄器など、最近では法人車両でも見かけなくなってしまったぐらいに隙のない装備類です。

リヤシートにはジュニアシートとチャイルドシートが付いているので、ファミリーカーとして使われていることがうかがえますが、この個体にはもの凄くあっていないような気もします。

こんななりなので、個人タクシー、覆面パトカー、ハイヤー、法人送迎車に間違えられるのは日常茶飯事でして、奥様を迎えに行く際に駅のロータリーにはいっていったら、ドアが開かないことに“ガラスドン”された事は何度もあるそうです。

車体の重量も1.4トン程度なので、遅い車扱いされる2リッタークラウンの廉価グレードですが、意外と元気よく走ります。
ボディカラーは購入から15年自分の意志では自動洗車機に入れたことが無いという、ソリッドブラックは手入れの良さにはほれぼれします。とても、15年落ち9万kmの個体には見えない。

オーナーさんは4輪車歴は、GB122型サニートラック、YX76型マーク2バン、WUY30型グロリアワゴン、HA型アクティトラック(丸目)、GS151型クラウンセダン、TT2型サンバートラックのMT車を乗り継いでいるため、タコメーターの付いているMT車に乗ると緊張して、運転がヘタクソになってギクシャクするらしいです。

補足
タイヤ、リム(スポーク、ドラムブレーキ付き)、タイヤチェーンの一式のお代は、416.2km走ったクラウンをレギュラーガソリンを満タンにすることでした。
リッター12.2km走っていたので、5084円で済みました。
給油先まで運転させてもらったのですが、運転して面白いし、実用性とインパクトは抜群で、意外と燃費もいい。25歳の時にほぼこの仕様を新車で買ったというセンスに脱帽です。このクラウンの試乗レポも書こうと思う。

現地に着くのであれば、徒歩でもいいらしい。

2014年03月23日 | C50系の話題
三連休の最後はタイトルにあるように、原二ツーリングに微妙な形で参加してきました。

推奨の交通手段が、50cc以上125cc未満の二輪車というだけで、徒歩でもロケットでも門戸は開放中という事です。

当方は見れませんでしたが、ジョルカブのオーナーさんのご友人グループがロードレーサーでそっちの方を走っていたので、ソフトクリームじゃんけんにスポット参戦されたそうです。

事前にメールやLINEで頂いた、テーマは、「花粉症に負けない。」でしたから、行く方向が読めました。

案の定、例幣使街道を抜けて日光方面に行くことになりました。

当方は午前中はそっちの方向で仕事があったため、リトルではなく自動車で途中から参加なのですが、カリーナでは申し訳ないと思い、こうしてみました。

リトルカブ改⇒1987年トヨタコロナ1.8GX

もうひとり、昼食まではいいけど子供の入園祝いを持った両親がくるので、お昼が終わったら、大急ぎで帰るから、日光道に乗れるようにかなり大きなバイクで来た方も。。
ジョルカブ改88cc⇒XJR1300(アマチュア無線・ナビ・ETC付きのロングツーリング仕様)

さらには乗り換えたばかりの新車のシェイクダウンな方もいました。
郵政カブをヤフオクに放出し、ニューマシンを手に入れた方のお披露目。
MD90⇒SUPERDREAM110(ベトナムホンダのカブ系バイク、並行輸入の新車で16万円ぐらいとのこと。タイ製と違って、キャブレター仕様なのがポイント。)

他の方々は、大体同じ車種で参加。
今回は、当方の同僚でもあり、リトルカブのエンジンを片手間に組んだ(本人曰く)方で、DAX乗りの方の兄である、同僚I氏のCD50は、5速化のシェイクダウンでしたね。
106cc+5速のキャストホール車でソロシート、ビジネスボックス、パニアケース、レッグシールド付きという謎仕様。。

毎回乗り物が揃わないのもこの手の集まりならではで、無理のない範囲で、自由参加・解散にした方が、長続きするそうです。
ちなみに、コロナはかなりウケました。(そして、数年前から走っている姿を気になっていた方もいたそうです。変わり者と変わり者の点が線でつながった瞬間!)
けど、生産年からすると6VをベースにしているDAX70やシャリィーのほうが古いらしい。

今回の努力賞は、団体ツーリングはこれで2度目のズーマーX(ホンダウィング店購入の日本仕様)所有の女性。
年明けうどんの散会時は200km程度だったオドメーターが、今回の帰路で1,000kmに届いたことです。
この寒い時期に誰よりも乗っていたようです。

そして、じゃんけんにかなり弱いようで…
当方は参加できなかった、ソフトクリームじゃんけんには今回も負けて、全員分を支払ったそうです。(ソフトクリームは4,000円超えになったらしい。。)

次回は、桜の見える河川敷でバーベキューらしいです。

補足
コロナより古い二輪車、四輪車を持っているひと多いな。
四輪車はそろえたかのように、1984年式でした。
DR30型ニッサン・スカイラインRS-XターボC(プラズマじゃないターボC)とBJ60V型ランドクルーザーSTD(丸目、平屋根、観音だそうで)とまぁ個性的なモデル。(ちょっと新しいですが、1991年式のE38A型ギャランVR-4RSを20年間所有している方も。。)
二輪はナンバー切ってあっても組み上がっている物に限っても、10数台という凄さ。
皆様置き場所があってうらやましい。

初代エクストレイルは何の置き換えだったのか

2014年03月22日 | クルマ
このところ書いている、当方の本業である土木測量設計業に関する業界の仕事車についての話題になります。
当方が入社した、2001年4月以降に席巻していった車がありました。

それが、タイトルにある初代エクストレイル(TA-NT30型)になります。
法人所有の現場車なので、4WDの最小構成が基本です。個人でやっている下請けさんだと、自家用車兼で2.0Xttあたり、協力業者さんだと部長~取締役の現場車なので、2.0Xtになったり。。

エクストレイルに限らずですが、元請けの技術者が一番若いくて、乗ってくる車がボロボロであったり最廉価グレードなのが、この業界あるあるであったりします。(これもひとネタ作れそうだな)

2000年の秋にデビューしたT30型エクストレイルは、2.0S 4WDは5MT/4ATとも200.0万円という価格設定で登場しました。

エクストレイルデビュー時で、日産の4WDステーションワゴンはPNW11型アベニール 2.0 サリューX 4WDはCVTのみの設定で、232.0万円でした。(プリメーラは面倒なので書きません。似たような価格です。)

トヨタだと、カルディナはST215G型の2.0E 4WDが5MTで211.3万円、4ATで218.8万円でした。

スバルは2車種ありまして、レガシィツーリングワゴンの場合はBH5型のTX 4WDで、5MTだと190.5万円、4ATだと199.8万円でした。もうひとつはフォレスターで、SF5型の2.0C/20 4WDで、5MTは182.5万円、4ATは189.0万円でした。
この頃だと、まだこの辺のメーカーも持ちコマがありました。
マツダだと、カペラワゴンはGWER型の2.0 SE 4WDで、4ATのみの設定で221.6万円でした。
ミツビシだと、レグナムはEC7W型の2.0 ST 4WDで、4ATのみの設定で224.3万円でした。

ホンダはオルティアのEL3型で、2.0 M4 4WDがあり、5MTは190.3万円、4ATは199.8万円でした。

今回は調べるのが面倒くさくなったので、最小構成が2.0Lクラスで4WDのステーションワゴンに絞ってみました。
実態としては、スプリンターカリブやリベロ、ウィングロードからの移行も多かったような気もしますし、テラノやハイラックスサーフ、ビッグホーンあたりからも移行していきましたし、2000年を超えられなかった5ナンバーフルサイズのセドリック/グロリアのワゴンからも移行していきました。

確かに、エクストレイルこれらの車と比較しても、遜色のない、実用性、経済性、走破性がありました。

次第にステーションワゴンのブームが下火になり、ラインアップが減り、残ったライバルたちもどんどん価格を上げていく中で、エクストレイルの優位性はどんどん上がって行きました。

ただ、触れてはいけない領域も存在したのです。
それが、言うまでもなく、ランクル70系だからこそ出来た仕事という事なんですが…

「同業他社様になりますが、サファリから代替された方でも問題はないですし、ランドクルーザー(プラド)から代替されております。」という、セールス氏のアドバイスを受けたそうですが…
コアにサファリじゃないと出来なかったことは、意外なほどパジェロやプラドに移行していて、車両価格も上がったので最小限にするために、2台あったサファリを1台に絞って、そのうちの1台はエクストレイルに置き換えたのではないかな?(余談ですが、サファリはY60型になった際に小型貨物枠の4ドア車が無くなった段階で、かなりの数が70系ランクルに移行している。)

補足
AMラジオしかついていない、2.0S 4WDの5MT車っていうのは後の業界では良く見かけた仕様かもしれない。
勤務先にエクストレイルが入らなかったのは、某ディーラーが修理間違いをして、殺されかけるようなことがあったので、全部日産車が消え、新車と中古差が混在するカリーナ、コロナプレミオ、カルディナに変わったという事件がありました。その後、E25型キャラバンを導入するまで、3年間出入り禁止になっていました。
BH5型の2.0TXの5MTは勤め先にもありましたが、その大きさとしては純粋に安かったから購入していたんでしょうね。
余談ですが、特殊用途の普通貨物車以外は小型車枠内の車しか買いません。

車体価格がゼロの車

2014年03月21日 | クルマ
美味しい話には当然ウラがあります。

キロ100円を切った車を探していると、どっちかと言えばこっちの車に出会う事が多いです。、

今回もキロ100円の車を探していたのではなく、個人的には違う目的に使うためにI氏実家整備工場に相談していたことに対して、その条件に使ってもいいという事で紹介してもらった個体です。

個人的な用途には意外と大柄だったのと、そう言った使い方には程度が良かったので、勿体ないような気がしました。

頑張れば乗り出しで、キロ100円を切ることが出来るかもしれない個体です。

タイトルにもあるように、車検取得と再登録に係わる費用を支払うことが前提ですが、車体価格はタダです。(ただし、顔見知りにしか譲れないという条件付き)

紹介してもらった個体は、平成16年5月登録のエルグランド3.5ライダーSです。
走行距離は、改造されたメーターで読める距離は2万km台となっていますが、平成24年4月に実施した車検では117,000kmとなっていますから、言わずと知れた、走行距離不明という個体です。(そして、変な時期に車検が切れているのもあまり良くないよな。。)

この車は改造車で、車検証上はUA-NE51改で全幅・全長・全高とも変更されています。
笑い話ではありませんが、叩き出されたリヤフェンダーアーチに干渉して、スライドドアは10cm程度しか開くことが出来ません。
さらに、構造変更項目に懸架装置と入っていたのとラゲッジスペースにはエアタンクを固定するためと配管を通すためのフロアが加工されているので、エアサスが取り付けてあったらしいのですが、現状では錆び錆びのフルタップ式車高調が付いています。。
スペアタイヤを吊り下げるステー類が綺麗に取り外されていて、スペアタイヤも現状では、車内にあります。
フロントフェンダーは加工したものを別途売却したようで、同じ色ですが色ズレしている加工歴のないものが付いています。
現状はついていますが、かつてはインナーフェンダーを外して走っていたようで、配線の汚れ方はすごいことになっています。
まっ、そんなことを気にしてもしょうがないぐらいに、フロアやサスペンションアーム、メンバー類には何かにヒットした跡が無数に残っています。
リヤバンパーはセンター出しマフラーを取り付けていたと思われる加工跡がありますが、現状ではノーマルマフラーが付いています。
タイヤは、前2本がG50シーマ純正17AWにマーシャルのスタッドレスタイヤ、後ろ2本16インチの社外スチールにアジアンタイヤという組み合わせ。
内装はモニターやスピーカー類が抜かれた穴が残っていますし、トリムの一部は塗装による改造跡があります。
シートは張替えたのでしょう。現状ではプレートから読み取れるものとは別の色のノーマルシートが付いています。

分かり易く言うと、箱替えの残骸です。
ちゃんと走るそうですが…
距離を走っているはずなのと極端に下げた車高と無理なタイヤサイズで長い間走っていた付けで、通常の14万km前後の個体と比較してもかなりガタがきているとのことです。

書類関係はしっかりしていて、一時抹消してしまったそうですが、車検1回分ぐらい乗る程度には何とかなるようです。
ノーマルサスとスプリングもあるので、車高はもう少し戻すことも出来るし、綺麗にラインは出せないけど、スライドドアがきちんと開く程度にフェンダーを叩くのはサービスしてくれるらしい。

補足
改造車の最後みたいなのも安く手に入りますよね。。
取る部品が残っていれば儲けものなんですが、中途半端に動く車が一番去就に困るような気がします。
勿体無いのはわかるけど、きちんと直すぐらいだったら、その費用まで考えるともっとまともな車体が買えてしまうし…
物置用に探しているワンボックスとしては、積載性も悪いんだよな。(書付き箱としては6万円と言われた。)