斜視自動車評議会備忘録

実用車4台による12輪生活と気になるクルマの話題を中心に気になることをぼちぼちと

新卒病にかかっていた頃

2008年04月29日 | クルマ
地方の親元在住の男性新卒社会人なら、かなりの確率で患う新卒病があります。
それは一般に初任給の出る、4月25日以降に発症する事が多いようです。

会社に行きたくなくなる5月病ではなく、仕事を辞め無い覚悟が出来る“漢の60回払いでの新車購入病”です。
地元では発症し、ゴールデンウィーク明けぐらいにBH-5レガシィツーリングワゴンのGT-B E-tuneⅡ(デュアルサンルーフ付!)、チェイサーツアラーVのTRDパッケージ(マルチ&サンルーフ付!)、RAオデッセイのL(最上級グレードです)を購入した猛者がいます。

ちなみに当方も今から7年前の2001年にその病気に感染いたしまして、ゴールデンウィーク前半は地元のディーラー巡りをしました。
残念な事に発症(購入)はしなかったのですが・・・
当時乗っていた車は16年落ちのAT151型トヨタ・カリーナSG-EFIでした。このクルマは余り冷えないエアコンと自分で付けたFM飛ばし式のCDチェンジャー以外は快適装備が一切付いていませんでした。(ちなみにFFのMT車でオモステです。)
その反動で何もかもが付いている、FR車が欲しくなりまして候補にあげたのは・・・
ATしかないのがちょっと引っ掛かるけど、JZX100型チェイサーツアラーS(フルエアロ、寒冷地仕様、リヤワイパー、TRC、サンルーフ、純正マルチ、グランドパッケージを選択)
1G-FEっていうのが気になる、アルテッツァAS200Lエディションで6MT(寒冷地仕様、純正マルチ、サンルーフを選択)
存在を知らない方の多い、R34型スカイライン25GT-Vの5MT(HID、サイドエアバッグ、後部中央席3点式シートベルト、サンルーフ、オーディオレス&NFITナビ、寒冷地仕様を選択)

確かどれも350万円超級の仕様になりました。。親にローンの保証人になってもらえず、どれも購入には至りませんでしたが、この時の各ディーラーの対応が印象深く刻まれております。

あるディーラーでは「受注生産グレードは指値で買うのが当然」と言われ、端数引きすらして貰えない。
お目当てのグレードどころか4ドア車に試乗する事すらできませんでした。
それに当方の好みで選択したオプションを「付けると査定が下がる」、「納期が掛かるだけ」と否定されました。
さらに後日ローンの詳細を聞くために父親同伴で行ったら、態度が豹変して急に店長と課長を同席して、いきなり値引きをし始めました。ここで信じられなくなりました。(ローンを払い終わるまで付き合いたくないと強く感じました。)
お互い最終型でしたが、父親の前でもチェイサーの悪口に終始したセールストークも忘れられません。(父親にも「他の製品の悪口を言うところからは買い控えたほうがいい。」と諭されましたん。)
当方はこの系列から新車を買う事は絶対にないでしょう。(当方は若き日の屈辱は根に持つタイプですから、このメーカー全般的に嫌いになりました。元々は地元なので贔屓にしていたのに。。)

この対応のおかげで、当方は掛かっていた熱病から醒めてしまいました。「月5万円以上払ってまで、高い車に乗っても仕方ない。」と妙に冷静になり、翌年15年落ちの車を買い足すことに。

補足
20代前半の方が感染・発症しやすく、何故か最上級グレードのフルオプション車を購入することが多いです。
ただこの病気を発症する事により、5月病は吹っ飛び、勤労意欲がみなぎるとか。。

社長の発言が話題に

2008年04月28日 | 本日のニュース
あちこちで話題になっているかもしれませんが、日本電産の社長が言った「休みたいならば辞めればいい」です。

詳細はこの辺がいいかな。

「休みたいなら辞めろ」発言は暴論?正論? ネットで波紋広がる

さらに続いてこんな発言もあったようです。
「社員全員が休日返上で働く企業だから成長できるし給料も上がる。たっぷり休んで、結果的に会社が傾いて人員整理するのでは意味がない」

公の場での発言は重みを持ちます。それは立場がある人であればるほど重くなります。
代表である企業の風土や精神と受け取られるのは当然の事として、日本の企業全体のイメージと取られてしまうかもしれません。
心の奥底ではこう思っていても勝手ですが、挙げ足を取られかねない発言は慎むべきでしょう。
ひょっとしたら、長い発言のなかでの一節を切り取って強調された言葉なのかも知れません。それであったとしても問題が無い事には変わりありませんが。。
結果として過密労働を社員に強いているのはトップには経営能力が無く、管理能力の無い管理職が大勢いる企業なんだろうなと勘繰ってしまいます。
雇用者と労働者は見解が違って当然です。多くの労働者(当方もそうですね)の批判的なコメントに対して、「経営者の立場としたら当然だ!」とおかしな賛同をされている方も。。

個人的に多大な残業をした時の経験からすると、長時間残業中に作業したものの方がミスが多いし、深夜になればなるほど効率は下がっていきます。
交通量調査(12時間or24時間以上の勤務になる)や災害復旧のスポット的な長時間労働で、終わりの見えるものであれば健全に遂行する事が出来ます。恒常的に続く長時間労働はイロイロなモノを破壊して行きます。(肉体や精神だけでなく、家族や友人関係等)


確か所謂ブラック企業の代名詞で、物凄く離職率の高い会社なんですよね。
毎年、新卒者を社員数の1割以上採用しているだけでなく、中途採用を常にしている会社です。(出勤率を評価の中で大きなウエイト占めているらしいし。。)
異常に回転率を高くすることで、昇給しなくて済み、賃金を抑えられてラッキーと思っているかもしれませんね。永守しは。。

ひょっとしたら、社長の希望通り会社はなっているのかも知れません。

補足
そういえば、「労働基準監督署や祝日、過労死は甘え」みたいな発言をした、派遣会社の社長サンがいらっしゃいましたね。
この会社に平社員として働いてみることを強くお勧めします。(経営者同士だとウマが合いそうですが。。)

トップセールスのモデルの方が日産の執行役員に

2008年04月27日 | クルマ
まぁ自動車セールスで身を立てた方を選んだのですから間違えないのかも知れませんが、タイミングが絶妙過ぎて・・・

遂にドラマにまで便乗?なんて思ってしまいたくもなります。

なんか凄い方なので、話題作りの客寄せパンダにはならないと思いますけど、接客対応の悪いイメージが払しょくされるといいですね。
ダイエーの時はいまいちピンと来ていなかったようですが、本業の自動車販売なので本領を発揮し出来る事でしょう。

個人的には日産系のディーラーにはいい思い出がありません。
当方が新車に拘らなくなったきっかけを付くったのも、日産ディーラーです。
新卒社会人ひとりで行った時と、ローンの関係で父親同伴で行った時の態度の豹変っぷりに呆れただけです。
夜討&朝駈け、職場待ち伏せをする営業マンを駆逐して頂けることを期待します。(21世紀にやられたのよ。。)

個人的に思う事ですが、車は高額商品の割には比較的買い替えサイクルの短いものです。
イイモノを造っていれば勝手に客が来て売れるのではなく、人から買うものです。
他メーカーのライバル車の悪口に長けている方からは絶対に買いたくありません。
自分の扱っている車の魅力をアピールしてください。

補足
その節はJZX100の悪口ありがとうございました。
オプティトロン(自発光式)メーターは3年では切れなかったみたいだし、主流になってしまいましたね。

画竜点睛を欠く提案に蛇足的なツッコミをする

2008年04月26日 | クルマ
最近新聞の読者投稿欄にあった、意見記事に一言。

その意見は最近多発している、トラックのハブボルトに関して以下のような提案がありました。

「8本のボルトで締結していたホイールを欧州製トラックや輸出仕様に合わせて10本で締結するようにすればいい。数本のボルトが折れたとしても脱輪に至るリスクが低減するだけでなく、部品も共用化する事によってコスト削減が可能。」

果たしてそんなにうまくいくのでしょうか?
当方は自動車設計をした事がないので、アンカーボルトや道路案内標識柱の接合面のせん断計算ならできますけど、これらの経験ではせん断強度の高いボルトで少ない本数で接合した方が有利だったような。。(機械系と建設系では考え方がかなり違うので、深追いは避けます。)
もし、同じ規格(ここでは“せん断強度”)のボルトを単純に2本増やしたのであれば、強度は増すのかも知れませんが、重量は相当するはずです。
ハブ径だけでなく、製造過程からすべて見直しになる事でしょうね。

そして気になった事ですが、ハブボルトが10本と8本でもせん断強度が同じだったら、部品点数の少ない8本の方がトラブルの発生が少ないような気もしますけど。。

そしてこの意見の締めにはこの様な事が書かれていました。

「ハブボルトの強度を上げる事により、最大積載量を増大させる事も可能になるので、環境負荷の低減につながる。」

果たして本当にそうなのでしょうか?
ブレーキ性能などの車体側の問題は解決可能かもしれませんが、重大な事を忘れています。
それは、トラックの走る場所です。。道路や橋梁は増大した荷重に耐える事は出来るのでしょうか。

多くの方はトラックの軸の強度で最大積載量が決まっていると思われているかもしれませんが、実は道路設備によるものもあるのです。
だから、積載重量の大きいトラックは荷重を分散させる為に多軸になっているのですよ。

橋梁の強度や舗装の厚さの決定根拠には輪荷重が影響します。

一軸あたりの許容応力を増大させたとしても、簡単には最大積載量の増加には繋がらないのです。まぁ4トン車クラスだったら、総重量8トンを超えない範囲であれば実現可能でしょうけどね。。
そして、今回の事故はメーカーの責任というよりは使用者責任のところが多いような気もしますけどね。(過積載&整備不良のコンボだしね。)

補足
新聞社には土木・建設部門に明るい記者はいないのか?ひょっとして金の問題にしかないのか?(当方のこの記事もツッコミ所満載ですしね。。)
「一軸あたり荷重を見直しましょう。その代わりそれを実施するためには道路特定財源を確保して、早急な社会基盤の改修が必要です。」と道路族議員が言い出したりして。。

光輪モータースが破産

2008年04月24日 | 本日のニュース
4月24日付けの帝国データバンクの大型倒産情報に載っていました。

これに伴い全店舗の営業停止になりました。

まぁ有名な東上野の昭和通りにあるバイク街の中心的な存在だったバイクグッズショップです。

最近では賃金未払い訴訟の方が有名かも知れませんけどね。
マニアックなモノを探す時は態々昭和通りまで行けば何とかなった様な代表格のショップでした。最盛期は20店ほどあったようですが、当方が初めてバイク街に行った時はまだ10店以上は光輪モータースはあったかな?(もう車両販売をしていたころですよ!)バイク乗り人口の減少に伴い、終わってしまったようです。

バリ伝を読んで原付の免許を取っちゃた当方の周りでは、16歳になったころには緑と橙の電車に乗って態々購入しに行ったものもいます。
当方も何かを購入した事があります。なんだったかは思い出せないんですが。。

東北本線で東京入りする当方にとって、馴染みの東京の姿が変わっていきます。
そういえば、上野駅前の象徴的な建物であった聚楽台も施設老朽化に伴って営業を終了してしまったし。
なんだか、東京の玄関口の変わり用は凄いですね。
秋葉原もかなり変わっちゃったし、舎人ライナーの開通でだいぶ開けた感じになってきちゃったしね。
北千住も高架化してからかなり変わっちゃったし、余り変わっていないのは三河島ぐらいかな。(あくまで東北本線沿線在住の栃木県民目線)

補足
記憶にある初めての東京旅行は上野動物公園と交通博物館に行って、聚楽台で食事をしています。(アメ横にも行っただろね)祖父母と姉との4人で行きました。
まだ東北新幹線が開通する前の昭和57年の春の事です。