斜視自動車評議会備忘録

実用車4台による12輪生活と気になるクルマの話題を中心に気になることをぼちぼちと

意外とそんなものなのかもね。

2011年08月31日 | みちのはなし
この前お会いした、後輩N君の幼馴染とその婚約者のおふたりは、障害者手帳を持っていまして。

失礼を承知で等級を聞いたら、びっくりするぐらい高かったのですが、ぱっと見には気付かないぐらいです。

当方と並ぶと、3人の左利きが揃ったぐらいにしか見えませんが。。

電車移動の際に、ふたりで優先席に座っていると。。
「若いふたりが仲良く優先席になんか座るんじゃないよ。」なんて、注意される事もあるそうです。

これは、おふたりの幼いころからのたゆまない努力の賜物なんでしょう。

そして、N君の幼馴染はマイカーでの移動を基本としております。

立ち寄り先の駐車場では、身障者用の駐車スペースではなく、一般車用のところに停めるそうです。


その理由は。。

「いや、用心のために杖さえ持っていれば、普通に長距離でも歩ける俺が停めちゃったら、車いすの出し入れに困る人がいるだろ。あの場所は、車いすで車を運転している人とか、Nみたいなのが、ばあちゃん乗せている時みたいな人のために開けとかないと。」

自動車税が減免され、駐車禁止指定除外車(ただし、条件あり)なんですけど、あまり甘えないようにしているようです。

これが、タイトルのように感じた事です。

これを聞いて、恥ずかしくなるような方は、無神経にあの場所には停めないでしょうから。。
きっと響いて欲しい人には届かない内容だと思います。

補足
本日、BTOパソコンのオーバーホール(電源交換とCPU載せ換え)を請け負って、作業が終わったので、夕食をごちそうして頂ける、待ち合わせ場所のショッピングモールの駐車場では。。
身障者用スペースには、カラーコーンが置いてあり、誘導員に声をかけてくださいとなっていましたが。。
インフィニティ仕様のセレナが、ドライバーがカラーコーンを迷惑な位置に移動してから番長駐車し、駐車するなり、マックの紙袋を駐車面に捨てて行きました。
なんとなくですが、カラーコーンを囲むように戻し、マックの紙袋はワイパーに挟んで置きました。

忘れられた最古参の選択肢

2011年08月30日 | クルマ
そうか、そういう時代だったな。

「低燃費車に相応しいミッションはどれ?」

選択肢は、多段ギヤのAT、CVT、DSGの三択でした。

このアンケートは、「市民の乗り物(日本語訳)」のディーラーが一枚噛んだ、誘導尋問型なものでした。

要は、ハイブリッドやCVTだけが低燃費の手法じゃないですよというアピールのためのものでしょう。

個人的には、MTの選択肢がない事に気になりましたが。。

98%以上が2ペダル車を選択される時代ですから、2%未満の誤差の様なモノを選択肢に挙げても無駄なのかもしれません。

まぁ、「該当する選択肢なし」と解答しておきました。

CVTの空走感、ATの曖昧な感じ、DSGのギクシャク感、自分で操作するMTならばほとんど解消できるのに。。

また、運転者の技量が露骨に出てくるのもいいですよね。

今日よりもっと上手に運転できる明日があるかもしれないですから。

ひょっとしたら、この選択肢を見ても何の迷いもなく選択出来るぐらいじゃないといけないのかもしれない。

乾式と湿式クラッチのDSGはどっちが伝達効率上はいいのでしょうか?

個人的には、ユニットやモジュールごとのASSY交換が基本となっているのが苦手なのもあるのかもしれませんね。

補足
最近、エアコンを強く入れなくなったので、会社のカローラアクシオ1.5Xはますます運転が楽しくなってきました。
フィールダーの4WD&CVTと違い、本当に軽々と走るので面白いですね。
タコメーターの無い白いカローラのMT車の奥深さにやられています。

落とし穴の話

2011年08月29日 | 本日のニュース
石川県かほく市の死亡事故です。

まずは、良く掘ったなと。。

だって、人力床掘ですよ。個人的には現地盤下がり60cmぐらいが限界だと思います。

次に、身長超えどころか下半身が埋まる深度なら、悪戯ではなくもう明確な殺意を持った落とし穴でしょ。

直径2.4m×深さ2.5mの円柱状の落とし穴だとしたら、地山換算掘削土量は約11.31m3になります。(実際にはテーパーが付いているので、もっと少なくなるとは思います。)
しかも、掘り出す時には空気を含んで掘削砂はふくれますから…
一般的なほぐし率1.20で換算すると、13.51m3にもなります。

含水比によって違いますが、砂の単位質量は1700~1850kg/m3ぐらいあります。

そして、砂の単位質量を1800kg/m3とした時に20t近くの砂を掘ったという事です。

たぶん、50cmも埋まってしまえば、自力では脱出出来ないと思います。

これは大袈裟な数値だとしても、7掛け位の数値は出てると思うので。。15t近い砂を人力で掘った可能性は十分にあります。

いたずらの量ではありません。

仮に直径1.0m×深さ1.0mの落とし穴の場合は、地山換算の掘削土量は0.8m3ぐらいですから、今回の落とし穴はこれの約10~14倍の土量になります。

穴掘りに関わったものは全員、最低でも業務上過失致死ぐらいで立件されないと。
夫を殺すぐらいに驚かそうと思った妻も、被疑者死亡のまま書類送検されるべきでしょうね。
それに、無許可で砂浜にこんな大穴を掘っていいのか?
海なし県だからわからんけど、公共の場所にないかをするときにはそれなりの届け出が必要なはずだと思います。

せめてもの救いは、第三者が落ちて大惨事に至らなかったことでしょうね。

何重もの安全対策を取ってこその悪戯であって、今回のは結果ではなく、計画段階遅くとも、2.5mの深さに掘り上げたものに人を落とそうとした段階で、蟻地獄に落下させて、人を殺そうしたようなもんでしょ。

これが、本当に誕生日を祝ったサプライズなのでしょうか。
これは事故ではなく、事件では?

あと、毎度おなじみの「テレビ番組の影響」はやめましょう。
某子どもに見せたくないNo.1でも、深い落とし穴には、緩衝用のスポンジ材と斜面崩壊防止の締め切り材とその支保工がされています。(そして、救急車やバックホーがカメラ裏に控えていますよね。)
当事者たちは二十歳を超えたいい大人達です。そういった安全対策が見えないような年齢ではないと思います。

補足
世間では、「未来ある若夫婦とその友人の悪戯が一転して悲劇」みたいな論調もあるようですが。。
結構厳し目なのは、個人的に仕事で人が入るためにこの程度の深さを持つ穴を掘ることがありますが、どれだけの時間やお金をかけて安全対策をしているか。(落とし穴掘りのプロではないですよ。念のため。)
少なくとも乾燥すると表面から巻き込むように崩壊しやすい砂地盤で、軽量鋼矢板+腹起こし材も入れずに人を入れるなんて事は出来ないし。。
1.2mを超える落差のあるところに落下時の緩衝対策もしないなんて。。
労働安全衛生法・同施行令に基づく規則に誓って有り得ないですね。(最近は高所作業に関わる事の方が多いですが。)

祝10万km達成!

2011年08月28日 | コロナ1.8GXの話題
僭越ながら、平成23年8月27日にコロナが新車登録から24年と1日で無事、10万kmに届きました。



でもこれを単なる通過点にして、今後も良好なコンディションを保っていけたらいいですね。

ちなみに当方がこの距離すべてを稼いだのではなく、平成14年4月の保有開始から9年と4ヶ月間で、走行した距離は7万km少々でしょうか。

10万kmを迎えたときは、99,998kmを超えたあたりから全体が下がり始めてきて…

今まで24年間0だった10万の位にじわりと1が見えてきまして、1万の位も当方の手元に来てからは初めての0が見えてきました。

こういう動きをみると、アナログ式の距離積算計の魅力を感じます。

次は、10万の位が1から2に変わるぐらいは頑張らないとね。

近々の目標は、111,111kmと123,456kmでしょうか。

“ずいぶん遅いんじゃないの”という気持ちと“ローマイレージカーだったのに”という気持ちが交錯しています。

おそらくですが、史上最後に10万kmになったST150型のコロナ5ドアリフトバックではないでしょうか?

補足
10万kmを目安にする点検や部品交換は、経年を理由にだいたい終わっています。

後の評価ってどうなの

2011年08月27日 | 私乗記
生産終了した車を“時期早尚”だったと褒めちぎるのには違和感があるので。。

ようやくカリーナが戻ってきたので、オーパを返却しました。
なんだかんだで5日間、300km少々乗る事になってしまいました。
平成14年の車検時にも代車で借りた事がありますし、寿退社した同僚が新車購入した車でもあるので、現行車だった頃にも運転の機会が結構ありました。

この車、スタイリングには特徴的なものがあるかもしれませんが、走りに関しては全く特徴はありません。
何処にでもある、普通のトヨタのFF車の枠におさまっております。
ハンドリングや乗り味も如何にも21世紀初頭のトヨタ車な感じでして、オーパならではの特筆するものはないと思います。

エンジンは静かなアイドリング、回すと五月蝿いけどそんなに回す必要性は感じません。
ATのシフトスケジュールも常識的なもので、アクセルオフでの妙なシフトアップや腹立たしいタイミングでキックダウンもなかったので、淡々と走らせる事が出来ます。

内装に目を移すと、ぱっと見は斬新で提案的なんですが、細部は他のトヨタ車との共通部品が目立つし、センターに配置されたデジタルメーターもこれといって凝った演出はありません。
各部の質感が低いとか操作し難いとか無いんでしょうが、これといって印象に残りません。
登録から7年が経っても浮いてしまったり変色してしまったり、ギシギシ音が出てしまう事もないので、良い内装に分類されてもおかしくないでしょう。

何となくですが、これらがオーパの販売成績が不振になった理由のような気がします。。

こういった特徴的なスタイリングの車を魅力に感じる方の多くは、各部にも刺激的なモノを求めるのではないでしょうか。
多少実用性が削がれ、割高になろうとも、オンリーワンな部分がその車を表現するアイコンになるのでしょう。。

スタイリングは好みがあるので、あまり強く言えない項目だと思いますので、オーパをどんな車かと総括すると。。
「トヨペットで売っていた、コラムシフトでセンターデジタルメーターのステーションワゴン。」という事になってしまします。
この平凡な総括は、悪口ではなく、淡々と普段使いの実用車として使える事を示す褒め言葉なんですけどね。

あまり数が出なかった事と当時の流行りを追い過ぎなかった功を奏したのか、ヘッドライトの黄ばみ以外はそんなに古臭さを感じませんでしたね。
当時話題になった、後方見切り、斜め後方の視界の悪さも、時代が悪い方にオーパに追い付いてきたので、トヨタ車だけでなく、オーパ並みもしくは以上の車種も増えてきましたよね。
特に後方視界なんて、「バックカメラを付ければいいんでしょ!」と言わんばかりのが増えましたしね。

いちばん古さを感じたのは、コラムオートマチックのシフトレバーとその操作方法ですかね。

通勤と日光に遊びに行くのに使いまして、総走行距離は322kmです。
高速道路はありませんが自動車専用の走行が70km少々で、渋滞はほとんどなし。
涼しくはなりましたが夕立の曇り止めに25度設定でエアコンは常時使用、200kmはひとりでの乗車という使い方をしました。
借りた時に満タンに入っているはずのところでトリップをリセットして返却前には24.5Lでしたから、満タン法の燃費は13km/L程度でした。そんなに悪くはないと思います。

補足
どんな車にも言える事なんでしょうが、ツボに嵌まれば替わりが見つからないぐらい、いい車だと思います。
同じ時期に売っていたライバルを冷静に考えると、当方が2週間少々保有したEU型シビックが妥当なのかもしれません。