斜視自動車評議会備忘録

実用車4台による12輪生活と気になるクルマの話題を中心に気になることをぼちぼちと

笑えない話を少々

2013年02月19日 | weblog
ひと頃のソーラー電源式フットライトを話題にします。

公園や遊歩道、立体歩行施設等に整備する、景観照明になるので、特に平均照度何ルクスとか何ルーメンという指定はありません。

ソーラー電源(蓄電池付き)フットライトの登場は、配線や商用電源の引き込みが不要になるため、ソーラー電源式フットライトの部品構成の内、以下の4点に注目して頂きたいと思います。

・灯具
・ランプ
・ソーラー電源
・蓄電池部

◆A社(国内大手電機メーカー製)
特徴:4点の部品は単体での価格が公表されており、補修部品の供給サイクルも公表されている。
・灯具は同社製の蛍光灯や商用電源を使用したものと共通である。
・LEDランプユニットも一般的 な蛍光灯と互換性のある口金を採用しているだけでなく、他社製品も使用可能。
・ソーラーパネルは自社製ではなく、国内大手メーカー製の使用している旨の記載あり。
・蓄電池は、一般的な規格のディープサイクルバッテリーを防塵・防湿の等級を謳ったケースに入れている。
ただし、もっとも割高な製品である。
◆B社(国内大手商社取り扱い品)
特徴:部品点数を減らし、長期保証を謳いながら安価な製品を提供を可能としている。
・灯具とランプは一体扱いで独自規格品(おそらくファブレス的な生産委託品)。補修部品として灯体部分として購入可能。
・ソーラーパネルは国際規格品を採用しているが、ロットによって供給先は異なる。
・蓄電池は、防塵・防湿ケースと一体になった専用品。交換用部品価格もある。
今回取り上げる製品としては二番目に高価な製品である。
◆C社(海外資本の総合資材会社)
特徴:構成部品を一体化し、優れたデザイン性と設置性の高さを誇る。
・灯具とランプ、バッテリーは独自規格で一体品扱い(海外メーカーOEM品)。補修部品はユニットASSYでの供給のみ。
・ソーラーパネル(海外メーカーOEM品)。ロットごとに納入先は異なる。
・バッテリーは専用品になり、補修部品はユニットのみなので、単体での供給はない。
製品価格は最も安価であった。
◆D社(国内資本ただし、いわゆるベンチャー企業が取り扱い)
特徴:大手製品と変わらない配光特性の製品をより安価に。また、製品をユニット化することで施工工数の低減を考慮している。
・灯具とランプは一体扱いで独自規格品(B社の製造委託品のデッドコピーのようなもの)
・ソーラーパネルの供給先はロットごとに異なる。
・蓄電池は専用品だが値段は比較的安価。ただし、性能保証期間はもっとも短い。
製品価格は二番目に安価である。また、同社扱いの商用電源引き込みタイプと共通部品も多い。
設置手間まで考えた場合の初期導入コストは最も安価になる。

B社の製品のコストを100とした場合、こんな感じになります。

製品価格
A社150、B社100、C社75、D社80
施工工賃込み
A社160、B社100、C社90、D社85

個人的な感覚では、B社とD社の製品が多く納入されました。

コストパフォーマンス(ここでは、「要求仕様を最も安価に満たすことが出来る。」という意味合い)に優れたのは、当然D社という事になるのですが、新規参入企業で過去の実績当の課題がありました。

あれから、数年の時が経ち、フットライトも補修や修理が必要なものも出てくる時期となりました。
各メーカーの製品の現状を聞いてみますと。。

◆A社製品の対応
・灯具は現行品番、ランプはより安価なった移行品の供給。
・ソーラーパネルは当時の品番は廃番になるも、移行品はより安価で効率の高いものとなっている。
・バッテリーはやや値上がりしたが、指定品ではないので、市販品で早期に交換可能。
◆B社製品の対応
・灯体ユニットは、新製品に移行に伴い廃番となっている。新製品との互換性なし。(製造委託先の変更?)
・当時の灯体ユニットは在庫僅少だが、ある程度まとまった数の注文があれば再生産対応。
 ただし、再生産時の価格は別途見積り。
・ソーラーパネルは、必要な容量にあった、対応可能な現行品を供給する。価格は横倍程度。 
・蓄電池は同等品製造中止に伴い、現品再生で対応、納期に非常に時間が掛る。
 しかも、当時の補修品より割高になっている。
◆C社
・補修部品は当時の製造委託会社との提携解消に伴い、流通在庫のみ。
・LED屋外照明事業はすでに撤退している。(というか別会社に部門ごと売却した)
◆D社
・取り扱いしていた企業が破たんしている。
・故障時や補修部品入手のための問合せ先等は一切不明。

ライフサイクルコストという概念も含めて、承認品を考慮する必要がより要求されるのではないでしょうか?

で、最近の話ですが。。
某公園管理事務所から、「D社のフットライトが点滅するようになったのと、蓄電池の劣化に伴いひと晩の点灯がしなくなった。」何とかならないかと問い合わせがありました。

個人的には「電気屋さんに聞いて欲しい。」と回答したいところですが、きっと断られたから自分のところに回ってきたのかな。

設計段階では、参考にした製品はあっても指定はしません。「ソーラー電源フットライト・蓄電池動作12h以上」とは書きましたが

補足
えーっと、施工時にはC社かD社の製品を入れてないと、「無駄遣いをした!」とか「特定の業者と癒着している!!」と騒ぐ地方自治体の議員さんやその方お抱えの市民団体がいます。
そして、今回のような事でフットライトを更新すると同じ方々が、「製品をよく調査しないで納入することで、市民に多大な損失を与えた。」と叫ぶわけです。
新規参入企業を採用しないと“参入障壁がある”といわれ、ライフサイクルコストに優れた定番メーカー製の初期導入コストの高いものを導入すると“特定企業との癒着”と言われる。。

借り物の車で遠出

2013年02月17日 | 私乗記
現在、コロナに変わって当方の手元にある5ドアリフトバック車という位置付けのNHW20型プリウス1.5Sで、タイトルのようなことをしてみました。

車内に残っている記録簿を見ると、メインバッテリーやタイミングチェーンテンショナーは交換歴があるなど、まめに手入れがしてある車体のようです。
ブレーキローター交換の記載がありましたが、ショックアブソーバーをはじめとした足回りは手付かずのようです。

ディーラーから自宅までの帰宅中には、そこまで抜け切ってしまった印象はありませんでした。

そうそう、このプリウスはデータシステム社の地デジチューナーが取り付けられており、走行中にもAUX入力が操作できるようになっておりました。

長距離移動にも退屈しないような装備が充実しておりました。

ポータブルDVDプレーヤーと3連シガーソケット、MDコレクションをたくさん持ち込んで、急きょ決めた長久手行きに備えました。

10・15モードで35.5km/lというプリウスが、自身の中で他の車でも何度か言ったことあるルートで、どの程度の記録を出せるか

場所としては、自宅(栃木県内某所)~トヨタ自動車博物館(愛知県長久手市)です。
往復で、860km前後になります。

かつての記録からすると、いずれの車も10モードもしくは10・15モードを超えました。

コロナ1.8GX(E-ST150、1S-iLU+5MT、10モードで16km/l)は満タン法で、22.4km/l。
カリーナGT(GF-AT210、4A-GE+6MT、10・15モードで12.6km/l)は満タン法で、16.2km/l。
マークⅡ2.5グランデG(TA-JZX110、1JZ-FSE+5AT、10・15モードで12.4km/l)は満タン法で、14.0km/l。
エスティマ2.4アエラス(DBA-ACR50W、2AZ-FE+CVT、10・15モードで12.4km/l)は満タン法で、14.8km/l。

ハイオク指定のカリーナとマークⅡは指定燃料を給油しました。
エスティマは6名乗車+荷物満載という悪条件での記録、あとは2名乗車+手荷物程度です。

ちなみにプリウスは急遽なので、ひとり旅です。
で、今回のプリウスでの記録が出ました。
高速道路の利用区間は、往路は国道4号草加宇都宮BP~外環草加IC~名古屋瀬戸道路長久手IC、復路は名古屋瀬戸道路長久手IC~首都高1号線入谷IC~国道4号で872kmでした。

当然というほどではないのかもしれませんが、無給油で往復できました。
燃費の方は、車体側の情報では31.7km/L、満タン法では30.6km/Lとなりました。
過去最高の記録ですが、唯一カタログ値を超えることが出来ませんでした。
渋滞も往路の中央環状から渋谷線、復路の東京インター周辺のわずかな時間だったので条件は良かったはずなんですが、10・15モードの値には届きませんでした。

やっぱり乗り方なんでしょうかね。。

もの凄く燃費が悪かったような気がしているのは何故なんだろう。。
ガソリン代ベースで考えるとマークⅡやエスティマの半分以下で済むはずなのに。。

補足
MDLPで録音した、10年前後前の深夜ラジオが面白かったですね。。
さまぁ~ずが出ていた頃のJUNKが結構ツボでした。

約10年20万kmのプリウス

2013年02月15日 | クルマ
タイトルは現在、代車として借りている車です。

定例の6ヶ月点検に預けたら、周囲の予想通り、ひと晩以上預かりになってしまいました。
点検項目ではないのですが、リフト掛けついでに交換してもらおうと思って持ち込んだ部品を取り付けるために、とある部品を外そうとしたら、経年劣化だと思うけど壊れてしまい、追加発注となりました。(部品代は折半、工賃は無し)
欠品でなくて良かったのですが、県内の部品共販になかったため入庫待ちの間は代車を用意していただくことに。。

今回は、オーナーと担当整備士(同級生のI氏です)の目論みでは3時間程度で終わる予定だったのですが、期待を裏切らない結果になってしまいました。

代車のプリウスは2代目の初期型で、平成15年9月登録なので、正確には登録から9年5ヶ月、走行距離は19.7万kmですが、登録から丸10年を迎えるころにはタイトルのようになるのではないでしょうか?

デビュー月登録というだけでなく、車体番号が1000番台というNHW20のごく初期の個体です。
グレードはデビュー時点では最もベーシックな1.5Sで、気が付いたオプションは、バックカメラとDVDナビ、MDデッキといったところでしょうか。
この頃だとナンバーフレームはまだ、現在のスタンダード/デラックス/プレステージではなく、90タイプだったのですね。
プリウスだと車格的に160タイプが定番だと思っていたのですが、シルバー塗装の160タイプは塗装色によっては埋没してしまうし、意外と縁取りが大きく、くどい印象になる場合もあるので、細い黒い縁取り程度の90タイプは車種を選ばず収まりが良かったので、あえて選ぶ方もいたような。金メッキのナンバーフレームが用意されている車種でも明るいボディーカラーを選択した場合には90タイプを付けている個体も多かったです。
ボディカラーは定番のシルバーメタリックです。カラーナンバーは1C0なので、個人的にはカリーナGTと同じ塗色です。

プリウスEXとしてつい最近まで現行車として売られていたのと現行型がキープコンセプトなので、それほど古さを感じていませんでしたが、登場から10年ですか。。

新車デビュー時に試乗もしましたし、それ以降も何度も乗る機会がありました。
ただ、このぐらいに距離、年式ともヤレたプリウスに乗るのは初めてです。

1ヵ月点検のアクアの横に25年6ヶ月目の点検を受けているコロナ面白い風景です。
コロナの整備を担当していただいているI氏は、コロナの前にはエスティマエミーナ(2TZ-FE)のタイベル交換をしていたらしいです。(別名、内装の解体作業)

補足
スタッドレスタイヤを履いている車がいいとリクエストしたら、今回借りたプリウスになりました。
山のたっぷり残ったブリジストンのST20を履いているので雪道に対する不安はないのですが、この車内の寒さというかヒーターの効きの弱さが非常に気になります。



交通量調査のこぼれネタ

2013年02月13日 | 本日のニュース
ちょっと前に芳賀方面に向かう方が抜け道になっている道路と主要地方道との交差点の交通量調査を担当しました。

ここで調査していると、日本で一番のシェアを誇るメーカーはホンダだともうよなぁ。。
ホンダ車(商用車含む)7割、商用車(ホンダを除く)2割、それ以外のメーカーの乗用車1割という状態だもんね。
そして、右折が芳賀方面になる交差点なので、7時から9時ごろまでは9割近くの車が右折していきます。

そこまでは、予想通りのことだったのですが…
そのホンダ車に面白い光景が見られました。。

栃木ナンバーが宇都宮ナンバーととちぎナンバーに分かれてから、13年が経過したのですが、未だに結構な台数の栃木ナンバー車が走っています。

栃木54ナンバーの96スペックなDC2インテグラタイプRとか栃木33ナンバーの初代前期オデッセイが何台か走っているだけでなく、アスコットイノーバ(宇都宮33#ナンバーだったので2.3Lモデルだ!)も久々に見かけました。

以前から、各種タイプR、同ユーロR、ビート、S2000率の高いところなんですが、それにCR-Zが加わるようになりました。

こういった車は当然手動変速モデルがメインなんですが、それ以外のホンダ車でも市井の交差点と較べると異常に手動変速機率が高いです。

トップシェアのメーカーを誤認するだけでなく、4分の1ぐらいの車は手動変速機車と誤認することが出来るかと思います。

意外な車の手動変速機モデルと言えば、朝のピーク3時間の調査の間に気が付いた範囲で、フィットハイブリッドRSのMT車を5台見ました。

交差点進入で、2速へのシフトアップポイントになるようなところでカウンタを構えていたので、良く気が付きました。
横置きエンジン車が大半のホンダ車ならではなんでしょうが、ロッドやワイヤーの動作音が良く聞こえました。

交通量調査は正確かつ楽しめるので、遅くても現場には午前6時40分には到着していないといけないのですが、早起きも苦痛ではありません。
個人的には、渋滞長調査や通過時間調査の正確さには自信があります。


補足
交通量調査中にアコードツアラーがインスパイアにオカマを掘っていしまうという、この場所じゃないと見れなさそうな事故がありました。

キャンセル騒動

2013年02月12日 | weblog
同僚I氏の奥様がなかなか凄い担当にあたって、14年間乗ったヴィッツの車検切れまでに新車が間に合わないことが決まったようです。

色々積み重ねがあったみたいですが、最後の決め手は契約時に実印を預けて押した後に朱肉の残ったままの彫刻された面を向けて返されたことだそうです。

夫婦揃ってディーラーを訪ねた契約日に同じポイントで夫婦揃ってキレたそうです。

同僚I氏にしてみれば、奥様が気にっている車種だし、知り合いの中古車屋さんを通しての購入なので、紹介された営業マンなので数々の無礼や癇に障ることも握っていたそうですが、これはどう考えても許せなくて、キレてしまったそうなんです。

癇に障った事と言えば…

納車日の調整で、「大安に納車してほしいとは言わないけど、仏滅・友引・赤口は避けて欲しい。」と言ったら、「えっ、そんな事を気にされるんですか。年度末ですからかなり難しいですよ。」と返されたこと。
ディーラーオプション選択時にも、「これを付けるのはお客様ぐらいなので、現物を確認するのは困難ですよ。」と鼻で笑われたこと。
現在の車をぱっと見だけで、「通常査定はつけられない車ですが、下取りの手続きをしていただけら、2月中契約ならディーラーオプションの費用に充てんできるクーポンがあります。」と決め付けられたこと。
確かに古くてライトの濁りが出始めてるヴィッツですから大多数はそういった対応になると思いますが、車検は10ヶ月程度は残っているので、I氏奥様の叔父さん夫婦が定年退職を機に栃木に戻ってくることで、四半世紀ぶりにマイカーが必要になり、引っ越し等のバタバタでお金がかかるし、当面動く車であれば欲しい。という話があったので、叔父さん夫婦に譲渡するため下取りに出す予定はなし。
それを聞いた段階で、「失礼いたしました。」と謝罪するまでもなく、「残念ですね。クーポンはお出しできなくなります。」と事務的に言われたそうです。

このどこかで、担当に言うだけでなく、店長や知り合いの車屋の社長にも言えばよかったんだとなっており、現在はそこまでの契約書はなかったことで契約が宙に浮いた状態。

知り合いの車屋さんが提示した、契約担当は店長として、納車および1ヵ月点検は引き継ぎ先となるディーラーおよび担当者とする。引き継ぎ先は県内の同系列ではなく、比較的近い茨城県結城市にあるディーラーとする。
契約は大安契約の大安納車を原則とする。
出所不明ですが、下取りクーポン相当のディーラーオプションサービス、ヴィッツからナビ、ビーコン、ETCの移し替えとそのナビに対応した持ち込みバックカメラの取り付け、同僚I氏がかつて乗っていたロードスターに付けていたETCと社外の2DINコンポをヴィッツに取り付ける費用の肩代わり。ヴィッツの車庫証明取得名義変更に関わるすべての費用と12ヵ月点検を無償実施する等という、キャンセルだけは避けたいので、店長さんはかなり譲歩した条件を出してきました。

でも、今後の予定は未定状態だそうで。。
奥様は、もうあの車種自体を購入するのが、選択肢から消えかかっているというか、乗りたくないぐらいの意識なようです。

今回の件で、こういう事にうるさいのは自分だけかと持っていたら、それ以上に奥様が怖く、細かったそうです。

補足
奥様の怒りが収まらないらしく。。
それを宥めるのは永久凍土を灼熱の砂漠にするのと同じぐらいの難易度らしいです。