斜視自動車評議会備忘録

実用車4台による12輪生活と気になるクルマの話題を中心に気になることをぼちぼちと

今月は旧車が結構出品されています

2011年01月13日 | 官公庁オークションネタ
せっかく、カテゴリーも作ったから、このテーマでのエントリーを。。
定点観測場所のひとつである、ヤフーの官公庁オークションネタです。

今回は個人的に好きな、公有財産売却物件ではなく、公売物件にタイトルにある様な車が出品されています。

まずは、石巻市の石巻市生活環境部税務課収納管理室滞納整理グループからはヨンメリが…
出品タイトルはシンプルに、『自動車(ニッサン)スカイライン』となっています。もう少し情報を書いた方がわかりやすいですよね。
現状では不正改造車で、車検を取得するには構造変更申請をする必要があるとのこと。
中身不明ですが、L28と3連ツインチョークキャブ、5速MT化、懸架装置が問題なのでしょう。

宮城県仙台北県税事務所からは510型ブルーバードが…

出品タイトルは行政らしい、車検証情報の引用からきている、『【仙台北-1】小型乗用車 (ニッサン ブルーバード 昭和45年式 )車検切れ 』となっています。
L14からL18(稀少なエンジンなんですよね?)換装されているので、SSSではなく、DXやGLといったグレードがベースなんでしょう。ツインチョークキャブと合わせて構造変更済みの様です。
エンジン乗せ替えだけでなく。SSミラー/グリル、BREタイプのチンスポ、テクノのアルミなどひと通り仕上がっています。

ここからは、もう少し年式は浅くなりますが…

大分県税事務所からは20系ソアラです。
出品タイトルは淡々と現況を伝える、『トヨタ ソアラ2.0GTツインターボL 一時抹消済』となっています。
荒れている部分もありますが、 純正アルミが付くなどオリジナル度は高く、純正フルエアロ&サンルーフ(ディーラーオプションのバイザー付き!)なので、部品取りにはもったいないので、仕上げて乗るのも悪くないですね。
2Lモデル専用色のツートンなので、電光5ナンバーで公道復帰してもらいたい1台ですね。

静岡県浜松財務事務所からは、パオ が。。
出品タイトルは、簡潔に情報を伝える、『【日産パオ】平成1年登録車・124,886km』となっています。
強調部分に【すみつきかっこ】をつかうあたりが、行政っぽいセンスですね。
出品個体は、外装欠品がなく、オプションのレトロ調オーディオが付く、ノーマルルーフのオートマ車なので、ベースには最適ですね。スーパーターボの部品取り車と合わせると素晴らしい事に。。

福岡県中間市からは、シティのトランクにジャストフィットな原付が。。
言わずと知れたモトコンポです。試乗に出ると意外と効果なんですよね。
出品タイトルは、公売物件のアピールポイントが入っていて、『ホンダ モトコンポ (赤) 小さな120センチバイク。』となっています。
同じ地方公共団体から、色違い(白)も出品されています。

旧車ではなく、不人気車由来の稀少車になりますが、山梨県県税事務所からは、ニホン・フォード末期のこんな車が。。

出品タイトルは堅実に必要な情報を伝える、『H11.8登録 ニホンフォード レーザーリデアセダン 走行距離102,100㎞』です。
公売物件には、稀少な純正ナビも付いているので、コレクターズアイテムにも最適です。

次回もこの話題になるかもしれません。

補足
官公庁オークションは、せり形式ではなく、入札方式ですので、ご注意ください。
また、入札に際しては保証金が必要な物件もあります。
若干、手続きは煩雑ですが、出品物件の引き渡しは確実で、なかなか入手るうとの解らない架装車を入手する機会でもあります。

黒塗りの働き者たち

2010年11月06日 | 官公庁オークションネタ
官公庁オークションを久々にネタにしてみたいと思います。

11月の出品物件は入札締め切り10日前なので、ちょうどいい時期だと思います。

官公庁オークションには、差し押さえ物件等を売却する「公売」と役所の財産を売却する「公有財産」の二種類分かれます。

今回は、かつて公用車だった「公有財産」の出品物件を話題にしてみたいと思います。

長崎県の公有財産売却として、UCF20型セルシオ、SY31型セドリック、GS151型クラウンが出品されております。
セドリックとクラウンは5ナンバーフルサイズのモデルになります。

いずれも、最上級グレードではないモデルのソリッドブラックで、レースの半カバーとコーナーポールが装備されており、とても公用車に相応しい雰囲気になっとります。(全車にスタッドレスタイヤが付くあたりも。。)

出品されている個体はいずれも10年落ち以上で、15~25万km走行しております。(平均20万km程度?)

いずれの車体も21年度中に勇退されたようですが、現役時代はとても働き者だった車達だと思います。

この車達の後任がとても気になりますね。

セルシオはクラウンハイブリッドのスタンダードパッケージあたりでしょうか。
セドリック/クラウンは相応しいFRセダンが無くなってしまったので、ご時勢を考慮するとプリウスやインサイトになっていそうです。
要求仕様において、「2,000ccのセダン」という事が重要視して、シビックやプレミオ/アリオンになっている可能性も考えられます。

答えを調べに長崎まで行く予定はありません。(県の公式サイトだとイマイチわからなかった。)

ちなみに、長崎県の公有財産物件はこちらから。

オークション > 官公庁オークション > 長崎県 公有財産売却


補足
どうでもいい事ですが、URLで県は“K”なんですね。
通常、都道府県はprefectureで、“pref”と英訳の省略をするから“P"とする事が多そうですが。。

塵芥車が多数出品中

2010年09月09日 | 官公庁オークションネタ
当方の定点観測ポイントである、官公庁オークションが月例更新されました。

タイトルにもありますように、今回は多数の地方公共団体から塵芥車が出品されております。
まぁ、奈良市から数多く出品されているのが原因なんでしょうけれども、他に数地方公共団体から公有財産の売却として出品されております。

これは、産業廃棄物処理業者さんなんかに一定の需要が望めそうな財産の売却だと思います。

官公庁オークションは・・・
元ショーファードリブンだった、黒塗りセダンの公有財産を眺めるもよし。
差し押さえ系の公売のレアだったりヤクザな経歴を持っていそうな物件を想像するもよし。
本当のはたらくじどうしゃを公有財産売却物件の中から探すもよし。

ネットオークションを眺めるだけでも相当楽しめます。

個人的には、「標準ルーフ&ロングボディで低グレードな4列10人乗りハイエースの2.4Lガソリンモデル」みたいな、公用車じゃないと売れないようなモデルが公有財産売却物件に出ていると安心します。
ランニングコストを考える個人や一般法人だと、初期導入コストがかかってもディーゼル車を購入する事が多いのでしょうが、公用車だと導入価格の安いガソリン車が売れることの証明です。

60系ランクルは、B型のディーゼルエンジンが乗ったBJ60Vだと高額なので、官公庁向けに、FJ60V(4.2Lガソリン車)の4速MTなSTDを最廉価モデルとして設定した事を痛感する事が出来ます。

補足
官公庁オークションは、一般的なヤフオクの“せり形式”ではなく、“入札形式”です。
この点を注意しないと、あっという間に負けたりみょうに高額で応札する事になってしまったりするので、ご用心願います。

官公庁オークションのお宝車 その3

2010年08月05日 | 官公庁オークションネタ
今回はお盆前だからなのでしょうか?

「はたらくじどうしゃ」が数多く出品されています。

今回は、参加申し込みの締め切りが近い物件から紹介してみたいと思います。

富良野市からの公有財産売却品です。

マニア垂涎のレクサスモーター(1UZ-FE型V型8気筒のこと)&専用ワイドボディのトヨタ高規格救急車(トヨタGB-UZH138S)です。

写真や詳細は、こちらのリンクまで。
中古 救急車 トヨタ・ハイメディック 4WD V8 ストレッチャー他装備付

赤色灯は外されてしまうみたいですが、内装の艤装品は結構付いてくるようなので、素敵な物件である事は間違いありません。
平成8年式の最終型で4WD、走行距離数も10.5万kmととても少ないです。
そして、雪国で活躍された車らしく、スパイクタイヤが付属しています。

実はこの車はハイエースの改造車ではなくハイエースの兄弟車にあたり、ハイメディックという車名を持つ専用のカタログモデルなんです。

初代は救急救命士法の制定に合わせた当時の厚生省の要望を真っ当に聞き入れて、理想を形にしたような志の高いモデルです。
2代目以降は、現場からの要望を聞き入れて利便性を向上しているのですが、トヨタ車らしく同時にコストダウンも行われております。

登録車としてのヒストリーだけでなく、この車自体の成り立ちにもとても素晴らしいヒストリーがある素敵なモデルです。
コンパクトなボディーにハイパワーなエンジン、世にも希少なV8ガソリンエンジンを積んだキャブオーバー車ですし。。
イザという時に頼れる、白いアイツをあなたのコレクションのひとつにいかがでしょうか?

デビュー当時は、この車の駆け抜ける音には結構驚いたものですよ。サイレンにかき消されない力強さを感じる事が出来ましたし。

補足
ハイメディックは初代から代を重ねるごとに、2気筒ずつシリンダー数が減っているな。
果てしなくどうでもいい事ですが、3代目(TRH22#S)の2TR-FE型直列4気筒で、シリンダー数の減少は打ち止めでしょうね。

官公庁オークションのお宝車 その2

2010年07月12日 | 官公庁オークションネタ
締め切りになってしまいましたが、今回の入札において岩手県県南広域振興局県税部からもう1台素敵な車が出品されております。

こちらも公売なので、物納か差し押さえられてしまった個体でしょう。

その気になる車とは、昭和52年式のH252型日産プレジデントソブリンです。

初度登録が昭和52年10月の個体で、E-H252の登場が同年の8月ですから、ソブリンが追加された最初期のモデルになります。
一般的に角目四灯のイメージが強いソブリンですが、初期は丸目四灯だったのです。
それまでのC-H251型(昭和51年排出ガス規制適合車)との目立った違いは、同じ4.4LのV8でEGI付きエンジンでもNAPSのエンブレムが付かなくなったこともポイントのような。。
丸目四灯の頃は、後ろ足はリーフ・リジットだったよね。。トーションビーム式ダブルウィッシュボーンの前足と合わせて角目の頃よりも、おおらかな乗り味になっている事でしょう。

写真や詳細は、こちらのリンクまで。
【岩税】【22-03】日産プレジデント ソブリン AT 車検なし

型式がE-から始まっているということは、この車は昭和52年式でも昭和53年排出ガス規制適合車なんですね。。
大排気量エンジン車なので適合させ易かったのかもしれませんし、大きい車(フラッグシップ的モデル)から適合させて言った方が企業イメージも良いでしょうし。。
車検が切れてから2年以上というのが気になりますが、この年式だと書類が出て欠品が少ない事の方が重要なのでしょう。きっと。。

車としての見どころではなく、出品情報にも見どころが有りまして。。
重箱の隅をつつくような指摘になってしまうのですが、「右上の写真はJG50型の写真」になっています。
個人的には、この写真を見て騙されたと思うような方は応札する資格はないぐらいでちょうどいいような。。

補足
公約しましたようにこっそり、「官公庁オークションネタ」のカテゴリーを追加しました。
今後は車じゃないネタも話題にするかもしれません。
個人的な性格的には、カテゴリーとタイトルフォーマットを造ると放置する傾向にありますが…