斜視自動車評議会備忘録

実用車4台による12輪生活と気になるクルマの話題を中心に気になることをぼちぼちと

街で見かけた車達164

2011年11月30日 | 街で見かけた車達
11月最後のエントリーは、当ブログの“メイン”カテゴリーでお送り致します。

交通量調査を行なった場所の近くのお宅にはとても素敵な車が、屋根下のガレージに収まっておりました。

その車は、P10型ニッサン・プリメーラです。

901活動が実を結び、欧州車を凌ぐハンドリングとまで言われ、当時のツーリングカーレースであるJTCCでも活躍をしたモデルです。
現役時代は、ブッシュ父大統領の過激なスタンドプレーで自動車業界は大きな規制緩和が行なわれたため、オーテックによる

今回取り上げるのは、運動性能やホットモデルの面ではなく、「プリメーラパッケージ」と称したその居住性は、コンパクトな車体ながら室内はクラス最大級の広さを誇った、スタイリングも居住性と空力性能をバランスよく両立させたパッケージングの方を評価して、乗り続けられている個体の様な気がします。

そのプリメーラは、最廉価グレードの1.8Cuでした。

ハブキャップのみが装着された13インチのスチールホイールには、165/80-13という細めなタイヤを履いていました。
ボディカラーはプリメーラでは珍しいホワイトのボディカラーです。(バブル末期から崩壊直後はホワイトは古いと言われていた時期もありましたね。)
ドアミラーやドアアウターハンドルも素材色になり、ガラスも色なしになっています。

レースのハーフカバー(街に頑固に残る車の定番アイテムの様な気がす。)
純正の固定式コーナーポール、黒字のシンプルなナンバーフレーム、バンパーにビルトインのフォグランプ付き
さらに
当時ナンバー車
当時のディーラーステッカー完備
確かグッドデザインを獲った、ハイマウントストップランプ組み込みの空気清浄機(ピュアトロン)も付いていました。

安く抑えるためというよりは、必要な機能の最小構成として選ばれているようです。

そして、現役車らしく、ポータブルナビとETCも取り付けられておりました。

おそらく地元の神社のお札ステッカーが色褪せた状態でリヤウインドウの隅に残っております。

日産史上最高のスポーツセダンのひとつである、P10型プリメーラですが、今回お見かけした個体は、どちらかといえば、オースターの後継モデルのFFセダンとして購入し、本日まで元気に使われているようです。

交通量調査で、同じ路線に12時間以上いたため、走っている姿もお見掛けしましたが、動き方からするとオートマチック車で、マフラーは極最近に交換されたようなノーマルの綺麗なモノが付いておりました

Cuを見かけたということは、次は途中でカタログ落ちしてしまったTsかボディカラーが特徴的なTe-rを見かけたら、またP10型プリメーラを話題にするかもしれません。

Cuは現役当時は、日産城下町な市町の公用車として結構見かけましたし、教習車のベースにもなっていたような。(一定の法人需要があったから、モデル末期までカタログ落ちしなかったのかな?)

補足
ディーラーステッカーを見る限り、後にプリンスに併合したチェリー店系のディーラーで購入されたようです。
日産としても、販売店としてもオースターの後継はプリメーラですが、販売店的にはスタンザの後継は何だったんだろう。

交通量調査の現場にて

2011年11月29日 | みちのはなし
本日は、AM3:30起きで交通量調査の現場に出ておりました。

道路設計を行なうための基礎調査の一環です。
単純な交通量だけではなく、渋滞長や乱横断者数も調査を行ないました。

渋滞は、朝夕の通勤時間帯以外はほとんどありませんでした。
一方、乱横断は全時間に置いて物凄く目立ちました。

乱横断者は、歩行者・自転車共々多かったです。

中には、片側のみ渋滞しているときに、停車中の車と車の間から左右も確認せずに飛び出してくる例もありました。

高校の近くだったので、高校生が絶対数は多かったのですが、朝夕日中、老若男女、歩行者・自転車問わずに目立ちました。
特に遅刻ギリギリの時間帯になるととても目立ちましたが、校門前に偉そうに立っている教員の皆さんは見て見ぬ振りです。(まぁ、校門に立っていたかはどうか不明でしたが、バス停で降りて、そのまま横断して学校に入って行った教員風の大人もいましたけどね。)

ちょっと、交差点間隔があるような気もしますが、一番離れた所でも250m少々。
細心の注意を払って渡るのならまだしも(これも良くないけど)。。
その多くは、飛び出しに近い形での乱横断です。
まったく見ない方は少数なんですが、渡り始める手前側の車線の交通状況しか確認せずに車道に出て、あとは交通弱者の歩行者(自転車)なんだから、車は停まるだろうといわんばかりの出方でした。

自転車は逆走かつ一時停止無視の右折小回りによる、ヒヤリハットも目立ちました。

たった12時間の調査でしたが、乱横断は横断者側にも過失ならないと減らないし、横断指定個所以外は原則横断禁止にする必要があると痛感しました。

おくまで『交通弱者』とは、交通法規といったルールをきちんと守ったうえで適用される事であって、乱横断者が原因で事故が起きたら、実態は加害者ではないでしょうか。。
これ以上に交通事故を減らすためには、歩行者や自転車も道交法を意識しなくてはならない時期なんじゃないでしょうか。
お目こぼしされていた今までが当然の対応ではなく、現在が本来の対応へ向かいつつあるのではないかと思います。

補足
調査中にも乱横断が運良く事故に至らなかった瞬間を数回見る事が出来ました。
“ヒヤリハット”と同時に思い付いた、“ハインリッヒの法則”『1つの重大事故の背後には29の軽微な事故があり、その背景には300の異常が存在する。』を思い出しました。
今日見かけたのは、330分の300のウチのいくつかという事になるのかもしてません。

カリーナのタイヤ交換

2011年11月27日 | カリーナ1.6GTの話題
タイトルは冬支度っぽいですが、実は違います。

タイヤ交換の結果、目敏い人には、「カリーナ売り飛ばすのか!」と指摘されました。
勿論、そんな予定もありません。

カリーナの後輪2本を冬タイヤに交換しました。

実は、夏タイヤの前輪2本にスリップサインが出てしまいまして。。
まだ、雪は降らないだろうけど雨が降ったりすると危険なので、新品タイヤを購入するには安くないし、交換してすぐに仕舞い込むのも悔しいので、手持ちの中からなんとかする事にしました。

スリップサインの出たタイヤのまま走るのは、整備不良だし、ドライバーの義務である運行前点検を怠っている事にもなりますから。

手持ちの余りタイヤとして、ガリ傷の入った純正アルミとアイスガードiG20という組み合わせも2本あるので。。
1本はスタッドレスタイヤとしてのスリップサインもでておりますし、5シーズン目なので、当然冬タイヤしては使えないのですが、溝の無くなった夏タイヤよりはましだろうと、久々に引っ張り出して履かせる事にしました。

走行性能等を言い出してしまうとやや微妙な内容になってしまいましたが、整備不良は回避出来ております。
ドライの路面の街乗り速度程度なら、ロードノイズの増加以外は取り敢えず気になる事もなくなんとかなっております。

まだ、3,000kmぐらいしか使っていないREVO2に履き替えるのは勿体ないので、東京モーターショーが終わってからでいいかな。

一応駆動輪には夏タイヤを履かせた方がいいだろうと、態々4輪共タイヤを交換しました。

今日は比較的暖かかったので、タイヤハウスの清掃とワックス掛けも済ましておきました。
これで、本番はポンと履き替えるだけで作業は終わります。

せっかく購入したタイヤなので、大切に使うという建前はあれど、言わずと知れたビンボー仕様になっております。

アイスガードは外径もパターンの切り込みも大きいね。
横から見るとバレバレだ。

純正ホイールにバラバラのタイヤは下取り仕様ともいいますから。。

冬のボーナスが出るようなので、それを軍資金に夏タイヤを探す事にしますか。
カリーナGTの装着サイズである、195/55-15は注文した日に在庫があって即交換という事もないでしょうから。。

補足
純正拘りがあるとか物凄く好きなデザインとかいうわけではないのですが、成り行きで11本持っている純正アルミは…
夏タイヤ(ディレッツァDZ101)1セット、冬タイヤ(ブリザックREVO2)1セット、トランク内のスペアタイヤ(6分山のシンセラSN828)1本、物置の肥し(アイスガードiG20)2本と活用しております。

予想通りの展開に

2011年11月26日 | ニューモデルの話題
昨今の低燃費競争の争いの話題です。

スズキからガソリン車トップの燃費、JC08モード30.2km/L(10・15モード32.0Km/L)を実現したアルトエコが登場しました。

先ごろ登場し、JC08モード30.0Km/Lの燃費とブルースウィリス氏を起用したCMも話題なダイハツ・ミライースのライバル車種になります。

0.2km差を得るためにものすごい情熱と技術が注ぎ込まれていることは間違いないのですが、メーカーのアナウンスに面白い表記がありました。
アイドリングストップの作動方法の変更と各部品の軽量化、形状を変更したフロントバンパーの採用により空気抵抗を低減あたりは定番だと思うのですが、空気抵抗低減の効果を大きくするために車高を15mm下げています。

アルト標準車と比較すると、シャコタンなほうがエコカーになります。

平成23年になっても、ダイハツとスズキがミラとアルトで張り合っているのはとても素敵なことのような気がします。
別に燃費対決だけではなくても、ミラとアルトのようにライバル車種同士が、露骨な対決をすることがそのクラスを発展させることになるのでしょう。
かつての1.5BOXバンを出してきた流れからすると、燃費対決に次に参戦するのは三菱なんでしょうが、ミニカは生産中止になってしまったしなぁ。。

燃費対決としては、ガソリン小型自動車初の30.0Km/L(当然、JC08モード)という枠が残されております。

補足
その技術を否定するわけではありませんが、燃費の争いがJC08モードになりつつあるので。。
スカイアクティブデミオも、25.Okm/LというJC08モードの表記を前面に出す時期になっているのではないでしょうか。

オートマで乗るとカッコ悪い車があるらしい

2011年11月23日 | クルマ
今回もあまり気持ちのいい内容ではありません。

まずは、この動画を見てください。




動画の中でNSXを巧みに駆るのは、レース中の事故で下半身に障害の残ってしまった、元F1ドライバーの故クレイ・レガツォーニ氏です。言うまでもありませんが、オートマ車です。

これは、6MT化と3.2Lが追加された頃のNSXのCMだったと記憶しております。

そして、当ブログの「街で見かけた車達162」を読んだ上で、以下に紹介する記事を読んでいただければ。

オートマで乗るとカッコ悪いクルマ ワースト5!【女子のホンネ】
http://clicccar.com/2011/09/22/62734

全部紹介してしまうと悪いのですが、当ブログ内でワースト1と2の車を行為的に紹介する事に。

また、物凄く当ブログを遡れば、フェアレディZのオートマ車の魅力を欠いております。

そして、ワースト4のメカニズムに関しても色々あるので、またエントリーを分けて書きたいと思います。

何となくですが、この記事は文末の下ネタキーワードを言いたいがための壮大な創作文による前振りのような気がするのですがね。

マニュアル車の事を“手漕ぎ”という方はいないことはないのですが。。 それでも、両親が2ペダル車の事を“ノークラ”というのと同じぐらい少ないと思います。そして、今回のいい方は初めて聞いたような気もします。

ネタ記事に突っ込むのは恥ずかしい事になんですが、あまりにも偏見に基づいた思慮浅薄な内容であるとしか言いようがないです。

ご自身が買わないと宣言するのであれば、それはそれで気にする事もないのですが、明らかにお金を出して選択された方を卑下する様な言い方での内容は。。

記事中突っ込みどころ満載なのですが、特にこの一節が頂けないですね。

ということでクルマ好きの女子から見た「オートまで乗るとカッコ悪いクルマ」を選んでみました。身に覚えのある人はさっさと売って新しいクルマに乗り換えましょうね。マジにダサいから・・・。

ここまで、極端なのは珍しいですが。。
何故かマニュアルに乗っているというだけで、まわりを見下すような意識を持たれる方がいるんですよ。
マニュアルに乗るなんて何も大した事でもないのに。。
でも、流行病のように罹る方が多いです。早く治って欲しいです。

当方もATのホットモデルに肯定できない気持ちがありましたが、冒頭で紹介したCMを見た時にそれはとても愚かなことである事に気付かされました。

補足
個人的には、紹介した文中ではオートマ車を選択いする事を肯定的に書かれている、普段使いの車にマニュアル車を求めてしまうので、この文章を書かれた方と意見が合わないのかもしれません。
年間1万5千km以上、350日近く乗り、雨の日も雪の日も渋滞の坂道も走る車だからこそマニュアルを選ぶのでしょ。