斜視自動車評議会備忘録

実用車4台による12輪生活と気になるクルマの話題を中心に気になることをぼちぼちと

元祖ご当地ナンバー?

2006年05月31日 | クルマ
または“幻のナンバー”とも言われます。

予め謝っておきます。実際に付けている方には申し訳ございません。
関東地方の方なら良く判ると思いますが、神奈川県のあるナンバーです。
神奈川県内にあるナンバーを振り返りながら、該当するナンバーを紹介してみたいと思います。
まずは一番メジャー所で、お洒落なイメージもある“横浜ナンバー”
つぎは一番最近に出来たわりには知名度と人気も高い“湘南ナンバー”
三つ目は相撲と読み間違えられるという噂の絶えない“相模ナンバー”
そして最後は今回の話題の中心にしたい“川崎ナンバー”です。
誰です、神奈川県のナンバーは3種類しかないと思っていた方は‥

確かに川崎ナンバーは知名度が低いです。(シャコタン・ブギの頃からの定説です。)
それは周辺に品川・横浜・多摩・相模と払い出し枚数の多いナンバーに囲まれているからかもしれません。
実際には政令指定都市に登録事務所があり、それなりに登録台数も多いはずなのに何故か神奈川県外では目撃する事の少ないナンバーです。
川崎市には別に工業団地や配送センターが無いわけでもないのに、荒川を越えると見る機会が極端に減ってしまいます。
それもそのはず、川崎ナンバー管内になるのは神奈川県川崎市のみなのです。
悪く言えば原付と同じですが、この秋より実施されるご当地ナンバーの先を言っているとも取れます。

実際にご当地ナンバー制度が施行されると、神奈川県内にはもうひとつ“伊豆ナンバー”が加わり5つになりますが、すぐに知名度が上がり、“川崎ナンバー”を脅かす存在になる事でしょう。

別に深い意味はありません。
今日東北道(宇都宮I.C~那須I.C)を走っていたらやたらと川崎ナンバーのクルマを見かけたからです。
集団走行のトラックではなく、単独で走っているクルマを数台見かけたので‥
中でも「川崎300わ」のレンタカーはかなり徳が高そうな一台です。

補足
ナンバーは自分の住む町の年式考証にあった当時ナンバーが一番美しく恰好いいと思っています。
合併の都合上住所を変えなくても引き継げるようになった、“とちぎナンバー”も当時ナンバーなら大切に残して行きたいと思っています。(むしろその条件に該当するクルマを探しているのはここだけの話です。)

これって敗北宣言ですよね

2006年05月30日 | クルマ
本日発表されたニッサン・プレサージュ
デビュー当初に行なった提案を覆すマイナーチェンジを行なった模様です。
今回のマイナーチェンジでダッシュ周りの一新を行ったので、その規模は不評だったリヤセクションを変更したC34型ローレル並みです。
その凄さは特徴的だったセンターメーターが廃止され、フツーのメーターに改められています。
デビュー時のコンセプト全否定です。
マイチェンの概要はこちらで

広報発表のコメントかどうかは分からないのですが、女性向けの装備も追加したそうです。
しかし、これといって目新しいものは見当たりません。
大幅なデザインの変更を伴うマイチェン+廉価グレードの設定=察してください

とってつけたような装備で女性向けをアピールしていましたが、ライバルメーカーなら標準装備レベルだし、ガソリンが高騰している時代にこんなでかいクルマを子供達の送迎目的に購入する方も少なかろうに‥
何より感心すべきところは、安全装備の標準化は進んでいないし、いまどき乗員定員分の調整式ヘッドレストやELR式3点シートベルトがオプションでも設定されていない点です。
(そろそろ法制化されるんじゃなかったけ?)
ダメなクルマですな。
市場迎合の豪華っぽい装備をつけただけのクルマ。
マイナーチェンジ事体が特別仕様車の追加みたいなモンです。
イメチェンとしてややオーバーデコレーション気味になるのはかまいませんが、安全装備や環境対応は時間に合わせて欲しいものです。

補足
国内市場では低迷を続ける日産の販売ですが、軽自動車の販売は絶好調みたいですね。
城下町だからかも知れませんが、オッティとモコはやたらと走っているのを見かけます。
きっと供給元のオリジナルモデルより多いです。
そして日産の市場シェアを下支えする存在になっていると思います。

街で見かけた車達38

2006年05月29日 | 街で見かけた車達
ロードスターの異端児を久々に目撃しました。
2代目ロードスターに限定で追加された固定屋根を持ったクーペです。

ほぼ手作りで一新されたリヤセクションはベースモデルを想像させないぐらいにとても美しいクーペに仕上がっております。
これを見た後にはとてもじゃないけど、BMWのZ3クーペは購入する意欲は湧きません。

詳細は公式サイトをご覧ください。(生産終了しているのに何故か残っています)

デビュー時に話題になった1.8リットルモデルではなく、ベーシックな1.6リッターモデルの方だと思います。
個人的にはコッチの方が、シンプルなフォルムが際立って美しいく感じます。
当然モチーフにはなっているのでしょうが、往時のライトウエイトスポーツであるロータス・エランやホンダ・Sシリーズのクーペを彷彿させる、コンパクトながらロングノーズ・ショートデッキのスタイル。

真後ろから眺めていると、とても美しいクーペでした。
2代目ロードスターは若干いかり肩な力強い印象のクルマでしたが、クーペはなで肩でたおやかな印象のクルマです。
固定ルーフを得ただけで、これほど印象が変えられるとは相当デザイナーが素晴らしく、真剣に取組んだ成果だとおもいます。
きっと採算面から見たら赤字だと思いますが、付加モデルを感じさせない出来です。

どうでもいいことなんですが、このクルマには納得がいかない点があります。
それは車名なんですけど、“ロードスター”と“クーペ”って、ボディ形状の総称が連なっているだけなんですよね。
型式認定の問題上しょうがないことなのかもしれませんが、マツダクーペでも成立したはずなのに“ロードスター”が付いているのが、妙に耳に残ります。アレだけ素晴らしい出来なので、とても惜しいです。

今年でデビューから3年が経つので、中古市場にでてくるのが楽しみです。(3キロぐらい後を走ったら、欲しくなりました。)

補足
マツダのディーラーは結構縁があるので、2代目ロードスターの限定モデルは結構試乗した事があります。
クーペは1.8リッターのオーバーフェンダー付のモデル。そしてオープンボディのターボ付のモデルにも乗った事があります。
姉のクルマを点検に出している時の待ち時間を利用して乗せて貰いました。
購入意思ゼロなのがバレバレでも試乗させてもらい、大変感謝しております。

余剰金があるのに値上げですか‥

2006年05月28日 | クルマ
自賠責保険、剰余1千億円 「無保険対策」集め過ぎ (朝日新聞) - goo ニュース

こちらのニュースでも分かるように自賠責(自動車損害賠償責任保険)の事です。
確か今年の4月に値上げしたばっかりだというのに、余剰金が1000億円近くあるとか。
「じゃあ何の為の値上げだったの?」と誰もが」思うところですが、どうやらこの余剰金の発生源は自賠責全体から来る資金ではなく、自賠責保険料と併せて徴収される70円の賦課金が原資となっているようです。
70円(去年までは80円)も積もれば凄い事になるんですね。
まぁ無保険車やひき逃げ被害に遭われた方に支払う為の原資ですからある程度プール必要は在るとは思いますが、過年度の支払い実績からプールしておく必要金額を算出するとかしなかったのかねぇ。

自賠責の値上げはこの余剰金とは一切関係なく、交通事故の発生件数は増えているからだそうです。(交通事故死亡者が減っているだけで、事故件数や被害に遭われる方はむしろ増えているとの事)

ここで、当方の知っている自賠責のうろ覚えな知識を披露します。
強制保険といわれる事もあるように、加入していないクルマを運転すると犯罪になる。
クルマの所有者にかけるのではなく、車体にかけるので、所有者が変わっても引き継げる。
本州と離島では掛け金が違う。
支払った額の約4割は保険会社の手数料。
多分あっていると思います。

余剰金は変なことの穴埋めに使うのではなく、交通事故の被害に遭われた方やその家族の為に、現在より多く支払われるようになればいいのではないかと思います。
本来の目的以外に使うのは絶対に良くないし、今更加入者に返金も無理でしょうから、これが一番無難な結論だと思います。

補足
値上げ率はいくらだったか覚えていません。
前回の車検時(平成16年)に払った金額は車検証ケースを見れば確認できますが‥。
まぁ今年の7月か8月にはいやでもわかるから焦らなくていいか。

あるカテゴリーの終焉

2006年05月28日 | クルマ
悲しいお知らせです。
本年7月末を持って、ホンダインテグラの生産・販売が終了します。
発表は今月の25日だったそうですが、昨日知りました。
先日のトヨタセリカに続いて、気軽に買えるクーペモデルがまたカタログ落ちが決まりました。
生産打ち切りの理由は明快で、販売台数が最盛期の10分の1以下になり、不採算モデルになってしまったからです。

そんなインテグラの20年を超える歴史を雑に振り返って見たいと思います。
初代はクイントの派生車種として、S以来全グレードDOHCエンジン(ZC)を搭載したモデルとしてデビューしました。
シビック派生のモデルですが、リトラクタブルヘッドライトや唯一四輪ディスクブレーキが採用されるなど、高級路線でありました。
2代目は完全に独立した車種になり、自然吸気でリッター100psを誇るDOHCVTECを初めて搭載したモデルです。
バック・トゥー・ザ・フューチャーで御馴染みのマイケル・J・フォックス氏が出演したCMも話題になりました。
3代目は前期型は個性的な丸目4灯、後期型はコンサバな角目と大胆なフェイスリフトがあり、FFスポーツとしての金字塔を立てたTYPERが登場したモデルになります。(4ドアはこの型までとなります)
4代目は現行型で、最終型になる事が決まった現行モデルであります。

ガス規制が変わる頃にまず、プレリュードが消えシルビアが無くなり、先頃のセリカの生産中止に続いて、インテグラも生産中止が決定しました。
これで日本市場に国産のスペシャリティーカー(死語?)が完全になくなってしまいました。
AT限定免許の一般開放から15年、新車登録の95%のがATになり世界一のAT大国となった日本。
軽自動車から普通自動車に至るまで背高タイプが一般的になりました。

個人的にイチバン思い出があるのは2代目インテグラです。
デビュー時のインパクトだけではなく、実際にイチバン乗った方でもあります。
90年代末に大学生だった方なら、知人の中に一人ぐらいはいませんでしたか。
安くてスタイリッシュだった3ドアZx(ZCのキャブ)のオートマ車や親を騙してDOHCVTECの5MTを手に入れた4ドアのXsi(B16A)に乗っている奴。

なんだかクルマを動かす事を誰もが純粋かつ単純に楽しめるクルマは軽トラになってきているような気がします。(いろいろダイレクトに伝わってきますから‥)

補足
タイプRの登場してからもうすぐ11年。
FFスポーツの地位を完全に確立した1台も、クルマに興味が無い人が増えている今日には役目を終えてしまったのかもしれません。
最近の自動車業界は寂しいニュースが多いような気がします。