斜視自動車評議会備忘録

実用車4台による12輪生活と気になるクルマの話題を中心に気になることをぼちぼちと

この対応は如何に

2011年06月30日 | クルマ
法人所有の車が代々スバル扱いの小型乗用車と軽自動車な友人の勤め先での話題です。

去年の冬に、9年間使用したインプレッサスポーツワゴン1.5iからトレジア1.5iに入れ替わりました。

いわゆる“スバリスト”な個人ユーザーだと驚く事かもしれませんが、移動用の車に普通自動車(3ナンバー車)は買わないという法人であれば、充分に考えられる対応だと思います。それに、友人の勤め先は宇都宮の製作所に出入り業者だしね。。

そのトレジアにちょっとしたトラブルが発生しまして。。
まぁ、新型車の初期モデルなら何処のメーカーのどのモデルでもありがちな程度のトラブルです。

ただ、出先で起きたため、購入したディーラーではなく、トラブルの原因究明と修理をするため、最寄りの同系列ディーラーに持ち込んだら。。

その内容的には、巷で都市伝説になっているトラヴィックの時の様な対応をされてしまったのです。

症状の問診があり、ディーラーでも再現したので、サービスで故障診断機に掛けたり色々弄っていたりした結果、担当になった方に言われたことの中に、こんなひと言が。。

「ウチのクルマじゃないから、よくわからないのですが、トヨタさんの車だと良くある事なのかもしれません。ちょっと症例を調べます。」

確かに、「警告音が消えない時がある」という、直ちに走行に影響をあるようなトラブルではないのかもしれません。

OEM車なので、トヨタに症例を確認するのもいいでしょう。
症例確認の結果、トヨタ車のお約束的トラブルなら、「トヨタさんの車だと良くある事」もギリギリ不適切な発言ではないかもしれません。
でも、「ウチのクルマじゃないから」は絶対に言ってはいけない事でしょう。
購入店ではないにしろ、同系列のディーラーなのに。。
自分のところで扱っている、スバルのエンブレムが付いた車なのに。。

ここで、「スバルにOEMは馴染まないから、自社開発車種に絞った方がいい。」と思ってしまった方は、きっとこの担当の方と同じ穴の狢でしょうし、なぜ、あそこまで日産がOEMのみの軽自動車を売る事が出来たのかが理解出来ないでしょう。もちろん日産ならではのセールス力の強さもあると思いますが、そのセールス力を裏切らないサービスの良さもあると思います。
知っている、モコ、クリッパートラック、キックス、ルークスのオーナーを見る限りそんな印象があると思います。

現状では、スバルのOEM車を買う方の多くは何らかの関係者が多いのかもしれませんが、今後は、新垣結衣に気付かず、玉山鉄二で気付いて購入された方も、山口達也と石田ゆり子のアイサイトに気付いて購入された方と同じ様に扱わなくては、乗り継ぎ需要を自ら削っているようなもので、いずれはもっとじり貧になって行くと思います。

補足
スバルの抱える問題のひとつに、セールスやサービスにあまりにもスバルの車が好きな、原理主義者のような方が、多くいる事もあると思っています。
自社製品ではなく、自社取り扱い製品なら、同じテンションで応対しないと。。
個人的には、セールスに個人思想を押しつけられてしまった事があります。

デミオが復活したようです

2011年06月29日 | クルマ
今回は再び栃木県内に戻ってきた、元々は姉が乗っていた、平成9年式デミオGL-X(E-DW5W)の話題です、

このたび、元姉所有だったデミオ(平成9年式、20万km超え、エンジンガラガラ)をヤドカリの貝殻として引き取って頂いたかたから、デミオの移転登録完了の連絡を頂きました。

デミオを引き取った自動車ガラス屋さんも某専門学校で2級整備士を取得し、軽トラを社員割引で購入して通勤に使用していたという、某ディーラー勤めていた経歴があります。

若き日には、S13シルビア/180SX(N2フェンダーで8ナンバー公認車の写真を見せてもらいました)、A31セフィーロやC33ローレル(AT改MTで、RB25DET公認3ナンバー車)辺りを弄りまくっていたそうで、某改造自動車雑誌にはEP82スターレットターボにC160ミッション換装&1.5L化で載った事があるような、街の危険人物なので。。

そんな理由で、デミオのエンジン載せ換えは、本業の暇を見て、自分でやったそうです。

たしか、日産でもトヨタでもないところのディーラーメカで、カー用品店勤務を経ての独立です。。

余談ですが、当方はこの方を某カー用品店勤務時代から存じ上げておりまして、コロナにカーナビを取付ける際に車速センサ取り出し方法の提案を頂いた方です。

今乗っている車は、奥様&ファミリーカー用の120プラドTX-LTDと業務用兼個人車のNZE120型カローラフィールダー1.5Xの40th記念車です。
2台とも、万が一の時にすぐにお金に換える事が出来る、手離れの良さも魅力のひとつだそうです。。

代車デミオが完成したとの事なので。。
氏が某カー用品店勤務時代に施工してもらった、コロナのUVカットフィルムが浮いているので、再施工をお願いしましょうか。。
代車が借りれる時を狙って、車両代金不足分充填相当の作業としてお願いします。

現状ではデミオは自動車税月割分とリサイクル券預託料相当を引くと、1,000円ぐらいしか貰っていないので。。

現在は、常連さんから依頼された200ハイエースDXにスーパーGLのフロントシートと30系エスティマのサードシートとレールを移植、トリムと床貼りをし、2/5名乗車で1トン積み、ヒッチメンバー取付けで記載変更をする作業に忙しいそうですから、それが済んでからかな?。

補足
デミオのナンバーは、「とちぎ530」で移転登録を済ませたそうですが、希望ナンバーは、エンジン&ミッションドナーとなった元々の代車の栃木77ナンバー、載せ換え先の箱の姉時代の栃木77ナンバー、親戚時代の春日部531ナンバーの下4桁をすべて足した数字だそうです。
そんなの言われなきゃわからないし、よく99-99以下に収まったなぐらいの感想しかないです。

素のグレードの魅力

2011年06月26日 | クルマ
知人が転勤に伴い、栃木県内に戻って来ました。

都内(海抜ゼロ地帯)在住時は、現在は奥様がメインで乗る足立ナンバーのルークスのターボ付きグレードでしたが。。
工業団地内の通勤になるので、自分専用の車を購入しました。

27.8万円なので、当然新車ではありません。

11年落ちで、新規に車検を取得したばかりなので、真新しい「宇都宮301ナンバー」が付いております。
オークション代行業者に探して貰った、拘り仕様かつ4点以上モノです。

しかし、わざわざ探す人がどれぐらいいるかわからない、2.0GT・純正5速MT・純正ナビ類無し・無事故車・前期・7万km以下という仕様。ボディカラー不問でも価格が折り合うのは結構な時間を要したようです。

購入した個体は前期最終になると思われる、平成12年5月登録でもうすぐ6.5万kmのHR34型スカイライン4ドアスポーツセダン2.0GTです。

中古購入時の状態から7.0J-16インチのBBS(ワンピースだからRG1##というモデルだと思う)に2.0GTだとオプションサイズの205/55-16を履いております。純正フルエアロにフォグ&コーナリングランプが付いている、新車時にはそれなりな金額を払って購入された個体です。
記録簿は平成22年5月まで同じオーナーが同じ民間整備工場に定期点検を出しているので、ワンオーナー車です。

R34セダンは現行時は微妙な雰囲気を出しておりましたが、今見るとそんなに悪くはないような気もします。
直列6気筒エンジンを載せるのであれば、あの程度のノーズ長になるでしょう。。
R32やR33と違って、ずいぶんとまともに人や荷物を乗せられる車になりましたよね。
後席は圧迫感はないし、トランクスペースはX100系のマークⅡ兄弟より広いです。
税制上有利な2000cc以下のモデルで、ハイオク仕様ですが、リッター2桁に届く燃費も、趣味性と実用性の高い通勤車には欠かせないポイントだと思います。

こういった実用性を軸にこの手の車を語るのは微妙なんでしょうね。

R34前期だと後部中央席の3点ベルトは標準装備だったようですが、後期ではオプションになり、次の型のV35になるとオプションでも選べないグレードが登場する始末。。(リヤワイパーもそうだけど…)

ミレニアムな時期のモデルの車ですが、何処となく昭和というかハチマル(最近の言い方だね)な雰囲気がある、カリーナGTとは違った、街乗りが楽しくなるタイプの車です。

補足
20世紀最末期に何とか残っていた、2リッター直列6気筒+マニュアルトランスミッションの後輪駆動車って、普段移動での運転の気持ち良さがありますよね。絶対的な速さを求めては駄目ですけど。。
ライバル?のマークⅡのVVT-i付き1G-FEもMTで乗ると軽快な音とともに小気味よく走る事が出来ますしね。
もちろん、リーンバーンのRB20DE(NEO6)も負けてはいません。こっちの方が若干豪快な感じがするかな?

街で見かけた車達155

2011年06月25日 | 街で見かけた車達
前回を振り返るのが怖いぐらいに久々なこのテーマでのエントリーです。

意外な追加メーター付の車を見かけました。

その車に取り付けられていた追加メーターは3個で、バキュームメーター、電圧計、タコメーターでした。

個人的には三連メーターというと、油温計、水温計、油圧計の様な気がしてしまいますが、ちょっと意外な組み合わせでした。

この組み合わせでわかるように、この追加メーターを取付けた車は、いわゆる高性能モデルではありません。

サイズも珍しい(?)やや大きめな、60mmの三連でした。
しかも、決して安価ではないDefi(日本精機のアフターパーツ向けのブランド)の追加メーターが付いていました。

田舎なので、ネタ的に軽トラにオートゲージというのは見かけますが、Defiのメーター1個分で、オートゲージ3個とメーターパネルが購入出来てしまいますから、本気の追加メーターだと思います。

追加メーターが取り付けられていた車は、日産サニー1.5EXサルーン(B15型の前期)で、フェンダーミラー&5速MT車という拘りの仕様でした。
新車時と思われるナンバーが付いているので、おそらく同じオーナー様が乗り続けている個体だと思います。

さらに、パナソニックの7インチVGAモニターを使用するオンダッシュナビ、ETCのアンテナ、バックカメラ、コーナーポール、SUNNY
のロゴの入ったフルカバータイプのシートカバー、多分VZ-R純正と同じになる革&ウッドコンビハンドル、某軽量アルミをインチキープの14インチで履き換え&新車サイズの175/70-14のECOPIA EP100を組み合わせた足元。

さらには、販売店装着の組込みフォグランプの装着は珍しくないと思いますが、イエローバルブに交換されていたのも気になりましたし、リヤワイパー付きのEXサルーンは初めて見ました。(B15サニーでは葛西まで見に行った中古のVZ-Rと地元を走る4WDのスーパーサルーンでしか見た事の無い装備!)

拘って選んだグレードをオーナー様がより使い易いように手を加えている個体です。

車を選びと乗る事の奥深さを感じる1台でした。

業の深い車の試乗会という名の自慢に付き合っていた際に見かけた車でした。

補足
「人と同じ車に乗りたくない。」とか「自分の個性を大事にしてイジっているんだよね。」とか言って、つい周りと同じような車になってしまっている方には、大変参考になるいじり方ではないでしょうか。
日産のWEBサイトから推測するに、オーナー様はフェンダーミラーを選択できる最上級グレードのEXサルーンを選択したようです。
そして、マッドガードとフェンダーマーカーもEXサルーンだとオプションだったのですね。標準装備だと思っていました。

丸9年経過、10年目に向けて

2011年06月23日 | コロナ1.8GXの話題
ST150型コロナ1.8GXに乗り始めて丸9年が経過しました。

同じ時期に新車や初検落ちぐらいの中古車を購入した知人達の車はだいぶ入れ替わってしまいました。
乗り続けている方も、ボロとか古いという言葉をやたら使うようになってきました。(21世紀の車だし、当方が保有するもう1台のカリーナより新しいのに。。)

そんな記念的な日なので、今年6月初の通勤に使ってみました。

真夏日になった本日の栃木県内は朝から蒸し暑かったので、暖機が終了した(水温計が上がり、アイドリングが落ち着いた頃)には、いつものようにエアコンを使用しての移動となりました。

オーナーが空気を読まない現代化を進めたので、地デジでテレビをチラ見しながら移動したり、暗くなった帰り道にはHIDの光を路面に照らしたりしています。
動力性能や基本的な使い勝手には不満が無いので、こういうところにちょっと手を入れるだけで、まったく我慢無しに普段使い出来るようになります。

カタログスペックよりも扱い易さを重視した1.8LのOHCエンジンと燃費を重視するために2,3速が離れている5速手動変速機を当時も一般的ではなかった、5ドアリフトバック(4ドアテールゲートセダン)ボディに組み合わせる事で、1トンピッタリなのです。
パワステ、AM/FMラジオが付いてこの重さなのは、狙ったスペックだと思っています。

円高ドル安の空前の好景気に向かいつつあり、排出ガス規制への対応がひと段落し、煌びやかでイケイケな車がどんどん登場していた時期に、こんな地味で味わい深い車をカタログにこっそり載せていたトヨタ自動車に感謝し…
そんな車を選んだ初代オーナー様には敬意を払い…
3台目は原点にして究極のT15#系コロナ/カリーナとして、念願の5ドアリフトバックを選んだ、当時23歳自分には、「変わっていないよ。」と声をかけたいですね。

取り敢えず、最低でも初代オーナーさんと同じ時間(14年7カ月)は保有してみようと思います。

補足
久々に通勤に使用し、一緒になった上司から、「その車はあんまり古くならねぇな。もう10年ぐらい乗っているだろ。」と素敵なひと言をもらいました。
それに対して、感謝の言葉のあとに、「ヘッドライトのレンズが濁らないからじゃないですか?」と軽く答えておきました。