斜視自動車評議会備忘録

実用車4台による12輪生活と気になるクルマの話題を中心に気になることをぼちぼちと

新型エルグランドの気になるところ

2010年02月27日 | クルマ
最近では、アルファード/ヴェルファイア勢の陰に隠れてしまった感が強いですが、国産Lサイズミニバンのジャンル確立に貢献した車です。

この車が近々フルモデルチェンジが行われ、一大変革を遂げるらしいのです。
これまではFRでしたが、ライバルと同様にFFになります。

さらに、2.5Lモデルは従来のV型6気筒から直列4気筒になります。
これも、ライバルと同様ですね。(パワートレインはムラーノの2.5Lと同様になるのでしょうね。。)

注目点として、3列目のシートが床下格納式になるそうです。
エスティマやステップワゴンでは馴染み深い方式ですが、ライバルは跳ね上げ式なので、きちんと座れるシートでやったのであれば、大きなアドバンテージになるかもしれません。

そして、最後に気になるのはリヤサスペンションの形式ですか。
トーションバーによる車軸式になったら。。

エスティマの要素を少し混ぜた、ヴェルファイアのコピーみたいな車になってしまいそうな。。

個人的にはどうでもいいことですが、アルファード叩きをする際のエルグランドの売り、「FMプラットフォームを採用した四輪独立懸架のFR車、全車滑らかな回転のV型6気筒エンジン搭載、座る事を優先したボリュームのあるサードシート。」が全て無くなってしまうような気がします。

これまでに挙げた事はエルグランドとしては大きな変革かもしれませんが、回りを見たらそんなに珍しい事でもないので、先代モデルからの乗り換えユーザー以外にはインパクトのあるアピールポイントとしては難しいでしょう。

FF化は横並びで比較することやステップアップ需要の方には歓迎されそうですが、FRも結構なアピールポイントだったので、離れるユーザーさんもいそうですね。

大きな変革を遂げるであろう三代目には大きな期待を持ちたいと思います。
なんといっても、幕府も車も三代目が要です。

補足
MAG-Xが元ネタですが、2代目エルグランドの2.5ハイウェイスターに乗っている方(職業上の理由でLクラスミニバンはこれ一択)が、「早くこうなって、出ないかな。」といっていたのが印象的だったので話題にしてみました。

この瞬間が内装の日産

2010年02月26日 | クルマ
これは、カリーナのリアスポを引き取りにいった時のネタです。

下取りされた、初代プレサージュを見たときに悲しくなりました。(現在の車屋さんの足)

この車って、信じられないほどフロアが高くて、セカンドシートでも昨今のミニバンのサードシートのような座り味です。
前席の下につま先は入らないは、座面とフロアの距離が無いので、足の長くない当方でも腿が持ち上がります。
まぁこれは新車時から言われていたことなので、多くの方が知っていることだと思います。
さらに、後部座席への空調が不可解な位置にある為、運転席側の2列目にはアシストグリップが装備されていません。座りの悪いシートと合間って、後部座席はどこに座っても車に弱い人には向かないと思います。

この時期までの日産車の特徴であって欲しいのですが・・・

内装の劣化で悲惨な事になっていましたね。

特急列車に付くような折りたたみ式のカップホルダーは経年で、勘合が甘くなり、段差を乗り越えると勝手に開くことがありました。
ダッシュボードにつくウッド調パネルも光沢用のフィルムが剥がれて、日焼けした跡の皮むけ状態でした。ドアトリムの上部も似たような状況に。。
たぶんナビのモニターが格納されるであろう部分の小物入れ周辺はダッシュのたわみが目立ち、Aピラーカバーの植毛処理も禿げ始めておりました。
直射日光の影響でサードシートヘッドレストの後頭部は、見事に褪色していましたね。

お約束のようにオートエアコンの液晶表示はバックライト切れで不点灯。メーター内のインジケーターも不自然な点き方をしておりました。

そすそうヘッドライトレンズもトヨタ車を笑えないぐらいに黄ばんでいました。

平成9年式で、平成12年再登録で約10年間2オーナー目の方が乗り、先ごろ登録落ちのエクシーガと入れ替えられた車だそうです。
走行距離はもうすぐ10万kmという年式相応よりはマシな個体でしたね。
機関や塗装状態がいいので、内装のヤレがより悲しさを醸し出していました。
バンパーの色ずれも酷かったのですが、キズ修理跡も見受けられたので、ライン時の問題ではない可能性も高いですね。。

補足
この車は、年度末を持って一度抹消した後に2、3列目を取り外して1ナンバー登録されるそうです。
中途半端に古いゆえに生き延びました。これが、もう1年新しいとゴミ(使用済み自動車)になってしまったかもしれません。

気になる動向

2010年02月25日 | クルマ
ホンダからCR-Zが発売されました。
エコカーに認定されているハイブリッドのスポーツモデルです。
+2になった3ドアクーペは初代インサイトの正常進化モデルではないでしょうか?
初代インサイト同様に3ペダルの手漕ぎ車も用意されております。
芳賀方面での予約も多いようです。

メルセデスベンツから、クリーンディーゼルBlueTECを搭載した、新型Eクラスの販売が開始されました。
こちらも免税になるエコカーです。
クリーンディーゼルといえば“メルセデス”、お医者さんの車は“ベンツのディーゼル”というイメージがあるので、これも正常進化モデルででしょうね。
CDIとは違い、今度は国土交通省のポスト新長期規制とヨーロッパのEURO6をWクリアしております。
運良くE320CDIを運転させてもらったことのあるので、7速ATも合わせて進化が楽しみです。

トヨタがアメリカの公聴会でちょっとアレな日で残念ですが、エコカーも色々な系統、方法が出てきて楽しみが出てきましたね。

ただ、3月の足音が聞こえてきてからなのはちょっと残念な気がしますけど。。

トヨタは色々あるのかもしれませんが、信頼回復に真摯に努めていただくしかないのでしょうね。(ハマーを買ったら、回復してしまったり叩きが止まったりしたら嫌ですけどね。)

補足
エクストレイルのディーゼルはもっと頑張って欲しいですね。
日産的にはリーフ登場の年なのかもしれませんが、電気自動車だけでは寂しすぎやしませんか?

家計がゆとりがないゆえに車を買い換える

2010年02月24日 | クルマ
当然、新車ではありません。

まず、「家計にゆとりが無いのなら車を保有する事を辞めたらいいのでは。」という考えを持たれるマリーアントワネット方には。。

車社会の現状を鑑みるためにも、栃木県二番目の都市である、小山市内(小山駅周辺でいいですよ。)に住み、公共交通機関のみを利用して、足利、真岡、鹿沼、大田原に行ってみてください。
決して不可能ではないのですが、日常的にはきついかもしれません。(駅には着きますが、最寄の場所までは、タクシーか徒歩になることが多いと思います。)
グロスで掛かる時間は、上野・東京どころではなく、新宿や渋谷を通り超えて横浜に行けるぐらいかもしれません。電車賃も山手線圏内より高くなるところもありますね。

話がそれてきたので、車を買い換える理由に戻します。

これは、車検が絡んでくる話なのですが、自動車税や車検の支払いを一括で出来ない事から、買い替えを選択するのです。

9年から11年落ちクラスの車を買い換えるほうが、その月の負担を減らし、突発的な支出を抑えることが出来ます。同じローンで処理するとしても、買い替えのほうが圧倒的に有利ですからね。。

もうちょっと詳細に書きますと、車検費用を捻出するのに、クレジットカードのリボルビング払いや消費者金融の金利を考えたら、車両購入代金+10万円(滞納しているあれやこれを清算する)ぐらいをマイカーローンで通してもらったほうのが、借り入れ条件がはるかにマシなので、このような選択する。
このような方は年々増えているそうです。

マイカーローンは個人の信用に傷が付きにくいのですが、消費者金融やリボ払いは色々不利益になることもあるらしいので。。

さらに、こういった方には軽自動車ではなく、海外で人気のない乗用車になることが多いそうです。(もっとも安く好条件で車を入手する方法かもしれません。)
16.8万円で、平成10年式で10万km超、検切れのサニー1.5EXサルーンとトルネオ1.8VTSを置いたら、1週間もしないうちに掃けてしまったそうです。

乗出し30万円の予算で車を探すとしたら、絶対に乗用車(1.5L~2.0Lクラス)のほうが、同価格帯の軽自動車よりも確実に程度のいい車が手に入りますから。
さらに乗用車であれば、3万kmぐらいはオイル交換をしなくても走りますし(推奨はしませんが)。。

さらに、中古タイヤ市場でも新車外しが期待できるのは、乗用車の方が多いですし。。

補足
今回の話題は、同僚のエクストレイル購入先の車屋さんから提供していただきました。
「最近、AT210型カリーナGT後期をオークション代行で仕入れて、依頼者さんの希望にあわせて取り外したリアスポイラーとレースの半カバーがゴミ同然になっているから、久保田もしくは八海山を1升で引き取れる。」という情報提供を元に一升瓶を片手に同僚と尋ねた際に聞いた話題です。

2010年版のキクチモモコに出会う

2010年02月23日 | weblog
今日は中心市街地の再生に関するセミナーに出てきました。
大学生や大学院生がメインのそんなに堅苦しくない、小規模のセミナーです。
まぁ産学官の絡みで、入ってもらった大学教授のゼミ生がメインで、数合わせというか実例紹介ということで行って来ました。

ゼミ室内で行われたので、プロジェクターではなく46インチの液晶テレビにD-sub端子でパソコンをつないで、それぞれのプレゼンをしました。

この資料作りの絡みで、猫の日猫時間はまだ会社にいましたね。

その中にひとりの大学院生の女性がいました。
今回は彼女だけマカーで、プレゼンテーションにはiWork09のKeynoteで作成されていました。
まぁそれは問題ありません。
Mac book airとディスプレイポートminitoDVI端子のケーブルのみを持参してきました。
この段階で、液晶テレビに繋ぐ環境がありません。

まず、この段階で大騒ぎしまして・・・

デスクトップパソコンを持ち込んだ当方が、グラボの付属品であるDVIからD-subに変換するアダプターを持っていたので、使ってみたところ。。

何らかのトラブルでしょうか?不幸にもパソコンが起動しません。

またここで、ひと騒ぎありまして。。

本日のホストである、教授の提案で、バックアップデータを使用して他のパソコンで使って映し出してみてはどうかという事になったのですが。。
ここからが酷いというかひとりよがりでして。。
彼女はUSBメモリやCD-Rメディアにバックアップデータを持ってきていなかったのです。

ネット上のディスクに置いてあるとの事なので、ゼミ内のパソコンをお借りしてデータをダウンロードしたのですが、Windowsの悪口を言いながら使うという信じられない態度。。
ダウンロードしたデータもKeynoteでしか開くことの出来ないデータでした。

PDFやムービー化したデータは無いのかと尋ねたら、それも準備していないとのことでして。。
A4用紙1枚にモノクロで8シートほど出力したものしかありませんでした。

終始不機嫌なプレゼンをしておりました。

パワーポイント化したら表現しきれないようなデータを作ったのであれば、パソコンの2台持ち込みは必須だと思うんですよね。
100%にならなくても、PDF化、Web化、ムービー化のいずれかも持って行くべきだと思うんですよね。

こういう場に慣れているというわけではありませんが、理想的に動くデスクトップパソコンを持っていけば、ゼミで準備して戴いているノートパソコンでもことが足りるので、パソコンは1台しか持ち込みませんでしたが、プレゼンデータは、パワーポイントと3Dシミュレーションデータですが、これをハードディスク内とUSBメモリに保存して持参し、さらにパワーポイントはPDF化し、3DデータはWMV形式のムービーに変換したものも保存しておきました。

接続環境と動作確認をした環境は案内に書いてあったんですけどね。

一緒に参加した同僚との共通認識になってしまいましたが、「彼女は人間としての互換性が低そう」ということになりました。
また、自分が不利な状況を訴えるときの姿が、表情豊か且つ身振り手振りが大きかったので、ついつい、“キクチモモコ、ガクセー”(彼女はOS8の入ったPowerBookG3に入れ替える前は、の漢字Talk7.Xの入ったPowerBookを使っていたらしいですよ。)を思い出してしまいました。

彼女から、当方の紹介した実例は、「妥協がいたるところに見受けられ、斬新さや提案性が低い。」と、真っ当な評価を受けました。

まぁまだ学生なので、今回のことを今後の教訓に活かしていただければいいですね。
学会屋権威のある場所での発表だったら大変なことですから。
取り敢えず二十歳を超えた立派な大人なんだから、自分の不手際を周りに中る様にキレるのはやめましょう。

補足
アップルのCMからもうひとつ引用
都市計画分野にラーメンズが演じていた、マック君とパソコン君という2タイプの人間がいたとします。
この分野の仕事に向いているのは間違えなく、パソコン君です。
自分の旅行の楽しさを様々なパラメータを用いて数値化し、円グラフで表現できる実力は、多くの方(地元から地方整備局まで)を説得するには欠かせない才能だと思います。
写真やCGなんていうのは、数値化した中からさらに強調したい部分を補足する程度にあればいいものですから。