この1年も前年以上に車が売れい事が話題になりました。
販売促進の意味合いも含めて、車齢13年以上の車からの買い替えやエコカーへの代替には補助金をだしたのですが、先行き不安な景気には敵わなかったようです。
高度成長期の新三種の神器(3C)に登場して以来、“マイカー”は現代的な生活に欠かせないもののようになっていましたが、「若者の車への関心の低下」、「カーシェアリングなどの保有しない使い方」など、マイカーとは逆の流れが一般化しました。
酷い言い方をすれば、「車に関心があり、拘っているのは都会的な生活をしていない。」(免許がないと生活が困難)という流れになりつつあります。
そんな時代の影響でしょうか、今年登場した車の多くは“エコ”がキーワードになっていました。もっといえば、“ハイブリッド”が話題をさらっていったかな。
インサイトを除くと全部トヨタ系になってしまいますが、多くのモデルが登場しました。
インサイトとプリウスは今年デビューした車とは思えないほど街で走っている姿を見かけます。
色々課題点はあるのでしょうけど、今の時代の要求にあった車だったということでしょう。
おかげで、今年ほど市場とイヤー・カーがマッチングした年も珍しいような気がします。
もうひとつの傾向として、多くのニューモデルは大きくなりました。
コストダウンのために、「ジャパンプレミアムモデル」を設定する事が困難になってきたからなのでしょうけど、車幅1.8mを超える車は車庫証明の取得から蹴躓く事もあるかもしれません。
旧市街や認定市道、タワーパーキングを走るのに躊躇するモデルが増えたのも事実ですね。
マイカーとして使われるとは限らなくなりつつあるので、従来からある、海外での評価を転用、質感の高さ、特徴的なデザイン、官能的なエンジンフィール、俊敏なハンドリング等を良しとする評価軸は見直しが必要な時期にだと思います。
もちろんこれらの評価を駄目と否定するのではなく、別の評価が合って然るべきだと思います。
例えば、公共事業なんかでよくある要求仕様に対して・・・
最小構成で満たす車種
最廉価で入手可能な車種
ライフサイクルコストが最小になる見込みの車種(整備工数の低減や部品が安価で入手可能)
1万kmあたりのトラブルが最も少ない車種(JAFレポートあたりを活用?)
新技術の取り入れやリサイクル性に優れた車種
なんていう評価軸を表立って提示してみては如何でしょうか。。
個人的にとても気になった今年の車は、マークXとアクティトラックです。
この二車種は、このクラスに求められる性能を満たしてただけでなく、メーカー色も良く出ていましたし、価格の面で見てもクラスの中では優れたものだと思います。
内外装のスタイリングは好みになってしまいますが、要求されるであろう機能は担保されているので、工業デザインとしての及第点は少ないと思います。
最後に
今年一年、駄文に御付合い有難うございました。
来年も本年と変わらぬご愛顧をよろしくお願いします。
皆様にとって来年が素晴らしい年でありますように。
それでは失礼いたします。
販売促進の意味合いも含めて、車齢13年以上の車からの買い替えやエコカーへの代替には補助金をだしたのですが、先行き不安な景気には敵わなかったようです。
高度成長期の新三種の神器(3C)に登場して以来、“マイカー”は現代的な生活に欠かせないもののようになっていましたが、「若者の車への関心の低下」、「カーシェアリングなどの保有しない使い方」など、マイカーとは逆の流れが一般化しました。
酷い言い方をすれば、「車に関心があり、拘っているのは都会的な生活をしていない。」(免許がないと生活が困難)という流れになりつつあります。
そんな時代の影響でしょうか、今年登場した車の多くは“エコ”がキーワードになっていました。もっといえば、“ハイブリッド”が話題をさらっていったかな。
インサイトを除くと全部トヨタ系になってしまいますが、多くのモデルが登場しました。
インサイトとプリウスは今年デビューした車とは思えないほど街で走っている姿を見かけます。
色々課題点はあるのでしょうけど、今の時代の要求にあった車だったということでしょう。
おかげで、今年ほど市場とイヤー・カーがマッチングした年も珍しいような気がします。
もうひとつの傾向として、多くのニューモデルは大きくなりました。
コストダウンのために、「ジャパンプレミアムモデル」を設定する事が困難になってきたからなのでしょうけど、車幅1.8mを超える車は車庫証明の取得から蹴躓く事もあるかもしれません。
旧市街や認定市道、タワーパーキングを走るのに躊躇するモデルが増えたのも事実ですね。
マイカーとして使われるとは限らなくなりつつあるので、従来からある、海外での評価を転用、質感の高さ、特徴的なデザイン、官能的なエンジンフィール、俊敏なハンドリング等を良しとする評価軸は見直しが必要な時期にだと思います。
もちろんこれらの評価を駄目と否定するのではなく、別の評価が合って然るべきだと思います。
例えば、公共事業なんかでよくある要求仕様に対して・・・
最小構成で満たす車種
最廉価で入手可能な車種
ライフサイクルコストが最小になる見込みの車種(整備工数の低減や部品が安価で入手可能)
1万kmあたりのトラブルが最も少ない車種(JAFレポートあたりを活用?)
新技術の取り入れやリサイクル性に優れた車種
なんていう評価軸を表立って提示してみては如何でしょうか。。
個人的にとても気になった今年の車は、マークXとアクティトラックです。
この二車種は、このクラスに求められる性能を満たしてただけでなく、メーカー色も良く出ていましたし、価格の面で見てもクラスの中では優れたものだと思います。
内外装のスタイリングは好みになってしまいますが、要求されるであろう機能は担保されているので、工業デザインとしての及第点は少ないと思います。
最後に
今年一年、駄文に御付合い有難うございました。
来年も本年と変わらぬご愛顧をよろしくお願いします。
皆様にとって来年が素晴らしい年でありますように。
それでは失礼いたします。