Weblog喫茶 モンブラン

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オペラの至宝の死を悼んで

2007-09-06 23:51:38 | ♪音楽好き

モンブランへご来店の皆様、こんばんは。

今日のネットニュースなどでご覧になった方も多いと思いますが、
「三大テノール」の一人、イタリア人オペラ歌手のルチアーノ・パヴァロッティ氏が、本日71歳で亡くなりました。
トップ画像の3人の、真ん中の方です。

今日ご紹介するCDは、以前から記事にしようと思って後回しにしていたのですが、こんな形で紹介記事を書くことになってしまい、非常に残念です。

私は全然オペラに詳しくはないのですが、イタリア民謡のCDを図書館で探していて、パヴァロッティ氏のイタリア民謡集のCDを見つけて聴いたのがきっかけで、その美声に感動しました。

図書館にある彼のCDをいろいろ借りたのですが、自分でも欲しくなって、手始めに買ったのがこの輸入盤CDです。

1990年(ローマ)、94年(ロスアンゼルス)、98年(パリ)で開かれた、あの伝説の「三大テノール」コンサートのライブベスト盤です。
オーケストラの指揮はズービン・メータやジェームズ・レヴァイン。
何とも豪華な・・・チケット、いくらだったんでしょう。(^~^;;

曲目はいわゆるオペラの歌唱曲だけではなく、「オー・ソレ・ミオ」「フニクリ・フニクラ」「アマポーラ」「雨に唄えば」などの、誰でも知っている民謡やポップスの名曲も交えてあり、オペラに詳しくない人でも全部楽しめるような構成です。

それゆえに、コアなオペラファンからは「邪道な企画」「芸術じゃなくショービジネス」などと酷評も受けたようです。
でも私のような素人にすれば、「知ってる知ってる!」って曲の数々を、圧倒的な美声で聴かせてくれるこのコンサートは、フツーの人々をオペラの世界へと迎え入れてくれる、素晴らしい入門編だと思います。

もちろん、あの有名なトゥーランドットの「誰も寝てはならぬ」も入っていますよ。

図書館で借りて、三大テノールは一応聴き比べをしたのですが、私としてはパヴァロッティの声が一番張りがあって好きだなと思っていたので、今回の訃報は本当に残念でした。

今、ささやかな追悼の意を表して、このCDをかけながら記事を書いています。
パヴァロッティ、すごくメタボな体型だったからなぁ、長生きしないんじゃないかとは思っていたんだけどなぁ・・・。

優れた歌い手が亡くなるというのは、至宝の楽器が共に永遠に失われてしまうということなんですね。



これからは天国で神様のために歌ってあげてね。
どうぞ安らかに。

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6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
訃報記事 (フィナンシェ)
2007-09-07 12:40:13
トリノオリンピックは記憶に新しくお元気そうでしたのに残念ですが、それだけ現世を謳歌されたということでしょう。

関係ありませんが山口小夜子さんがなくなっていたということを私は昨日知りました。詳細は発表されていないようですが...なんで話題にならないのだろう??

っと無理やりネコ以外でコメント。
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フィナンシェちゃんへ (ヴィシア)
2007-09-07 16:08:06
フィナンシェちゃん、コメントありがとう!

山口小夜子さんの訃報は、私は発表された当日にネットニュースで知ったのですが、密葬のみ済ませたとのことですね。

おりしも先日、ビルボード東京のこけら落としで来日したスティーリー・ダンの、往年の傑作アルバム「Aja(彩)」のジャケット写真で、非常に有名でしたね。

早くから世界レベルで名の知られた日本女性の一人でした。
「神秘的」という形容詞そのものの美しさでしたね。

そのイメージをご自分でよくわかっていらして、最後まで謎のヴェールをまとったまま旅立たれたのかもしれません。

猫以外でもコメント、いつでもお待ちしてますよー。
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Unknown (茶葉ママ)
2007-09-07 20:54:32
↑のやりとりをじっくりと読ませていただきました。
山口小夜子さんて、そういうところで活躍してましたか。
スティーリー・ダンのAja(彩)は私のお葬式にかけてもらう予定の曲です。
途中で木琴の音で変調するので参列者はコケちゃうかもしれませんが。
パヴァロッティって若いのだかお年なんだかわからない方ですね。
普通のおじいさんとは比較できないってことですね。
う~ん、惜しいことです。
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茶葉ママさんへ (ヴィシア)
2007-09-07 21:12:57
茶葉ママさん、コメントありがとう!
「Aja」も、もう30年も前のアルバムになるんですね。
スティーリー・ダンは私の大のお気に入りの一つで、
これに入っている「Peg」が、オトナのひねった粋に満ちていて特に好きです。
過去の東京公演も結婚前のぱぴりおと見に行きました。

ドナルド・フェイゲンもさすがに相当の(偏屈)じじいになったじゃろう・・・と思いつつ、
今回のビルボード東京には行きたかったのですが、ハコが小さいのでチケットがバカ高くて断念。くぅーっ。
ライブでは最後に小夜子氏への追悼の言葉が述べられ、「Peg」も演奏されたそうです。くぅーっ。

パヴァロッティは見た目のインパクトが最高でしたから。本当にドラえもんみたいな体型。
これぞイタリアのメタボおじさん。
愛すべきルックスと、比類なき美声でした。惜しまれます。

ドナルド・フェイゲンのルックス・声も違う意味で強烈ですが・・・。
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こんばんは! (のりまき1975)
2007-09-08 00:15:43
私も残念だな~って思いつつネットのニュースで知りました。
おもいっきりメタボなので、膵臓ガンもうなずけてしまいましたが…^^;
太っていないと美声が出ないのかな~なんて思ったりしましたが。
彼にしては71歳は長生き出来た方なのかもしれませんね。
でも、惜しい方が亡くなりましたよね…。
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のりまき1975さんへ (ヴィシア)
2007-09-08 01:38:42
のりまき1975さん、コメントありがとう!
あれだけ太っているといろいろ検査値も引っかかっていたと思います。
でもお腹に自前の「太鼓」を抱えていたからこその、あの声量だったのかもしれませんね。
トリビュートアルバムがきっと作られることでしょう。
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