モンブランへご来店の皆様、こんばんは。
しゅんけいが帰ってきてから、さっそく友だちとの交流が復活しました。
彼らが島根に行っている間にも、友人たちから電話や訪問が何回もあったので、週末に帰京して週明けからはもう誘い合わせて出かけたりしています。
今日も暑い中、午前中から二人で遊びに行ってくれたので、やれやれと思っていると、お昼過ぎにちょっとした事件が。
ちょっと長くなるかもしれませんが、今日はこの話を書きますね。
お昼ご飯を用意して待っていると、しゅんけいが同じマンションの同級生・だいすけくん(仮名)を連れて帰ってきました。
そして、玄関のドアのところで3人でがやがや言っています。
なにごと?と思い聞いてみると、どうやらかぎっ子のだいすけくん、鍵がなくて家に入れなくなってしまったそうなのです。
それで、なんとかドアの新聞受けから手を入れて鍵を開けられないかと、同じ構造のウチのドアで、方法を検討していたというわけです。
けれどもさすがに、それは無理。
だいすけくんには中学生のお兄ちゃんがいて、彼の後に兄が外出する時には、マンションのエントランスのところの郵便受けの中に、弟用の鍵を入れておくということになっているそうなのですが、今日はそこに入れるのを忘れて兄が部活の練習に終日出かけてしまったとのこと。
しかも、兄の中学のグラウンドは今工事中で、部は別の場所で練習しているため、弟は兄が今日どこにいるのかわからないと言うのです。
お母さんは仕事で6時過ぎまで帰らないというし、お兄ちゃんも帰りはそのくらいだというし、まだお昼ですから彼も困った様子。
ヴィシア「お兄ちゃんは携帯持ってるの?」
だいすけ「持ってるけど、番号わからない・・・」
ヴィシア「じゃ、お母さんの携帯に電話して、番号を聞いて、お兄ちゃんに電話してどこにいるか聞いて、もし通じたら鍵をもらいに行くなり、一時帰ってきてもらうなりしたらどうかな?」
そして電話を貸してあげました。
だいすけくん、ちょっとビビりながらもお母さんに電話。
しかし、留守電になっていました。
「また後でかけよう」と待っていると、折り返し電話がかかってきたので私が出ました。
お母さんは、なぜウチから電話が自分の携帯に?といぶかしげでしたが、とりあえず細かい話は息子に任せることにして、だいすけくんとチェンジ。
そして、彼は「鍵がなくて入れないんだよ、にいちゃんが置いてかなくて~・・・」と訴えました。
(だからにいちゃんの番号教えてよ・・・)って言うんだぞ!って、メモ用紙とボールペンをすぐ差し出そうと思いつつ聞いていると、
「うん・・・うん・・・わかった・・・。」と、
あっさり会話は終了してしまったのです。
え?
ヴィシア「あれ?番号は?お兄ちゃんの行き先は聞けた?」
だいすけ「・・・『立ってろ!』って・・・」
そしてみるみる、彼の子犬のような黒い目に涙が。
お母さんに瞬時にマジギレされてしまい、日焼けしたサッカー少年は、着ていた赤いユニフォームを両手でつまんで目に当てて、ウチの玄関で立ったまましくしく泣き出してしまいました。
ありゃー・・・。泣いちゃったよ~。
困ったなぁ。余計なアドバイスしちゃったかなぁ。
まさかお母さんがキレるとは思わなんだ・・・。
かぎっ子のピンチ!
外は暑くて蒸し蒸しだし、どうする?ヴィシア!
(長くなってしまったので次回に続きます)