モンブランへご来店の皆様、こんばんは。
兄が郵便受けに弟の分の鍵を入れ忘れて部活に行き、家に入れなくなってしまっただいすけくん(小5)。
「お母さんに電話してお兄ちゃんの携帯番号を教えてもらって、お兄ちゃんと連絡を取って、鍵をもらいに行ったら?」
と私が解決策を出したつもりだったのですが、電話が通じてみると、なんとお母さんは息子にマジギレ。
「『立ってろ!』・・・って言われた・・・」
と、だいすけくんはみるみる涙をこぼしてしまいました。
ここまでが前編のあらすじです。
だいすけくんのせいではないのに、
いったいなぜにまた、ママさんそんなにキレちゃったの!?
ともかく、玄関でしくしく泣いている彼を家に上げました。
ダイニングの床に体育座りして、立てた膝に顔をうずめて泣いちゃってます。
声を立てないで静かに泣いているだけに、一層ふびんな・・・。
しゅんけいも予想外の展開にどぎまぎしている様子。
彼は過去にも何回か、鍵のトラブルで家に入れず、ヴィシア家で親の帰宅まで過ごしたことがあります。
なので、「じゃ、またウチにいる?」と聞きましたが、顔を伏せたまま首を横に振るばかり。
確かに、まだお昼だから夜まで相当時間はあるし、ウチにずっといるのは彼としても気が引けるのかもしれません。
それに、やっぱり母親にキレて一方的に言われたら、子供って「オレ、立ってなきゃ・・・」って思い込んでしまいますよね。
ここは、無理にウチに引き止めないほうがいいなぁ。
かといって、外はこれからますます暑くなりそうです。
そこで、行動で解決する方向に持っていこうと思いました。
兄の居場所を探して、行けそうなところなら、そこに自力で鍵をもらいに行ってもらうことにしたのです。
難しそうなら、その時は彼をウチで預かることにしよう。
私は、兄の中学校(グラウンド改修工事中)に電話をして、グラウンドを使えない兄の部活が、どこで出張練習をしているのか尋ねてみました。
父兄でもない人間からの妙な問い合わせなので、学校側も最初は「そういう情報は・・・」と回答を渋っていましたが、もう一度事情を説明して「弟さんが困っているんです~」と訴えると、理解してくれました。
女性が電話すると、こういう時ちょっとトクかも。(^^)v
そして練習に出かけた施設を教えてくれ、学校側から顧問の先生や施設に連絡を取って、「○○君の弟さんが鍵を取りに行くそうだからよろしく」と、話を通しておいてくれることになったのです。
施設はちょっと遠いのですが、自転車で十分行ける距離。
「話がついたよ、行く?」
というと、涙目だっただいすけくんはうなずきました。
彼も大体の場所はわかったようでしたが、ちょっとあやふやなので、グーグルマップで地図を印刷して渡しました。
自転車の鍵も家に置いたままなので、けいけいの自転車を貸して、しゅんしゅんが「オレも行く!」と付き添い役を買って出ます。
そして、あっという間に二人で吹っ飛んで行きました。
クルマに気をつけろよー。
やれやれ・・・。
1時間くらいしてしゅんしゅんが、ニコニコしながら戻ってきました。
全て順調に行き、すんなり鍵を受け取れたとのこと。
だいすけくんは無事に家に入れました。
顧問の先生が「遠いところをよく来たね、偉いねぇ」と、二人に自動販売機でジュースを買ってくれようとしたそうです。
二人は「いいです!」と遠慮して、その代わりに水飲み場でガブガブ水を飲み、顔を洗ってさっぱりしました。
帰りはだいすけくんも元気になって、
「鍵がないのに家に入れたことを、いかに怒られないようにママに説明するか」
の計画をあれこれ検討しながら自転車を飛ばしていたとか。
その後、どういうふうに事態が収束したかは不明です。
結局、ママさんからウチにフォローの電話等は一切なく・・・。(^~^;;
息子への理不尽なキレっぷりも含めて、
そういうのってちょっと、オトナとしてどうかなー、とは思いますが、
まぁ、これ以上よそのおうちに首を突っ込んでもいいことはありませんしね。
また彼が家に入れなくなったら、その時はもちろん助けてあげるでしょうけれど、
小5なんだし、鍵は首から提げるなりして持ち歩かせてはいかがかと。
弟も何かと迫害されて、いろいろ大変だよね。
めげずにまっすぐ育てよー、サッカー少年!