Weblog喫茶 モンブラン

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スタバコーヒーセミナー第2回:中級編(前編)

2006-03-08 22:20:00 | うれしいお菓子

モンブランへご来店の皆様、こんばんは。
2/14~16の記事で、スターバックスコーヒーセミナー体験記をお届けしましたが、先日の日曜日、その第2回目・中級編を受講してきました。

今回の講義内容は4項目。
1.コーヒーを表現する「香り」「コク」の体験
2.コーヒーの「鮮度」について
3.コーヒー豆の「挽き具合」の違いについて
4.コーヒー&フードペアリングについて

まずは1.「香り」「コク」の体験です。
これはちょっと実験風。
「香り」についてのお勉強は、皆にジェリービーンズが配られます。
それを鼻をつまんだまま食べてみます・・・すると、”酸っぱい味”くらいしかわかりません。
でもそこで、鼻をつまんだ指を離してみると・・・
おお!グレープ味だったのね!
つまり、味を判別するためには、嗅覚=「香り」がとても重要なんですよ、ということなんです。

続いては「コク」のお勉強。
スターバックスで使っている、脂肪分無調整の牛乳(脂肪分4%くらい)と、無脂肪乳が配られます。

右の薄黄色い方が無脂肪乳です。
これを飲み比べてみます。
意外と、香りはそんなに変わらないのですが、飲んでみると(私はミルクが飲めないので、他の方の感想ですが)コクが全然違い、無脂肪乳はさらっとしているけれど、普通の牛乳は舌にまとわりつくような、余韻の残る感じだそうです。
これが「コク」というものですよ、とわかりました。

次は、2.コーヒー豆の「鮮度」の違いをみてみました。
「グアテマラアンティグア(GUATEMALA ANTIGUA)」の、当日朝挽いた豆と、2週間前に挽き、わざと劣化するような条件(日光、温度、湿度、酸素)にさらしておいた豆で、同じようにコーヒープレスで抽出して、味を比べてみました。



見た目はほとんど一緒ですが、左が挽きたての豆でいれたものです。
さてさて、味の比較を・・・。
まずは古い方。ずるずる~(テイスティングの時は、わざと音を立てるようにすすって、口の中にコーヒーを霧状に均一に広げるようにして味わうのです)。

・・・うぐぐぐ、まずぅ~。

と、とにかくおいしくないです・・・。サイテー。
香りも薄いし、嫌な苦味、渋味や雑味もするし、油っぽいし・・・。
皆一口飲んで、思いっきり顔をしかめていました。

そして朝挽いたばかりのフレッシュな豆の方を。
う~ん、デリシャス

香りもはっきり際立ち、心地よい苦味と渋味で、あっさりとした軽やかな柔らかい味です。
これ、これがコーヒーですよね~。・・・と皆、うむうむ、とうなずいています。

こんなに味が変わるとは驚きでした。
コーヒーって生鮮食料品なんですね。
挽いた後の豆は、2週間以内に飲みきるのであれば、密閉容器に入れて冷蔵保存、それ以上保存したい場合は冷凍保存がお勧めだそうです。

長くなりましたんで、今回のセミナーの後編はまた次回ということで。
後編はおいしいお菓子とのペアリングの実習もありますよ、お楽しみに!