BIKEBIND自転車日記ブログ2

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タイム創立者、ローランド・カッタン逝く

2014-10-24 04:46:00 | レジェンド
ローランド・カッタンは1987年にタイムを創立する以前はルックに在籍し、現在のビンディングペダルの基礎を築き上げた人です。ビンディングペダルを最初に作り上げたのは確かチネリなんですけど、全くと言って良いほど普及しませんでした。故にルック、タイムと基本モデルを作り上げたローランドをビンディングペダルの祖と言っても過言ではないでしょう。


https://www.facebook.com/VELOTIME


ルック・PP65


タイム・TBT
http://www.speedplay.com/index.cfm?fuseaction=pedalmuseum.clipless

タイムを設立するに当たって、とっておきと言えるアイディアがフローティング機構でした。初期のビンディングペダルはスキーのビンディングの考えがあったせいか、がちがちに固定する事しか頭にありませんでした。そこに人間の脚や関節を配慮したタイムペダルが登場しました。

初期モデルやエキップなどは、当時の一流選手がこぞってしようしていました。グレッグ・レモン、ミゲール・インデュライン、マルコ・パンターニなど時にはスポンサーを無視してまで使用する人もいたほどです。

いまでこそどちらかというとフレームの方が主力になりつつありますが、タイムの土台は間違いなくペダルです。ローランド・カッタンの功績は自転車史に残る偉大さを持つでしょう。死因は心臓発作だったようで、まだ65歳だったそうです。

ご冥福をお祈りいたします。



自転車タイヤの工場を見てみよう

2014-10-24 04:03:00 | 自転車
スポーツ車と一般車、両方見ることが出来ます。メーカーはIRCですね。とても丁寧に作られています。



ゴムの製造工程にいくつか混入するモノがありますが、メーンとなるのは硫黄とカーボンでしょう。そしてカーボンは色が黒に固定されてしまうため、カラーバリエーションのためにシリカを使うことがスポーツタイヤでは多いです。ですがここではシリカをホワイトカーボンを呼んでいます。確かにカーボンの代用品ですし、色つけが未だされていないという状態を考えると、正しい呼称です。なるほど……。

動画の中ではコンパウンドの部分は赤です。レッドストームあたりでしょうか? デュアルコンパウンドなのですが、ここまできっちりサイズを出しているとは……。いや、凄いですね。私はIRCのタイヤは製品として世界でも1、2を争うと思って居ますが、なんか納得できます。性能は……、また別です。世界の動きに対してちょっと後手に回っている傾向があるんですよね。ここは頑張って欲しいです。

今のIRCはほとんどがブラックサイドです。要するにゴムコートが施されています。私は剛性と耐久性が高いのでブラックサイドが好きですが、ヴィットリアやヴェロフレックスのようにスキンサイドで優秀なタイヤも少なくありません。ケーシング作りはとても難しいので、どちらが正解とも言えませんね。

良い物を見せてもらいました。