BIKEBIND自転車日記ブログ2

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27.5DH続々! 2015 トレック・セッション9.9 27.5

2014-08-25 22:05:00 | MTB
もはや取り上げるまでもないほどのド定番DHバイク、トレック・セッションも27.5インチ化です。前モデルのデータ蓄積があるとは言え、初っぱなからカーボン化してくるとは……、さすがとレックです。













http://www.vitalmtb.com/photos/features/Brook-MacDonalds-Trek-Session-27-5,7845/Brook-MacDonalds-Trek-Session-27-5,78468/sspomer,2


基本的には今のトレックMTBの基本をすべて踏襲しています。リヤサスはABPですし、カーボンはお得意のOCLVです。前後ショックはフォックス、メーンコンポはセイントで、このバイクならどんな人でもまず不満はないでしょう。

と言いつつも……、個人的に言いたいことが無いわけではありません。

如何せん、個性に乏しいです。ジャイアントとノルコが被りまくっています。もちろん走りはそれぞれ異なるでしょうが。トレックMTB、特にリヤサスモデルはABPを採用し始めてからぱっと見て、フューエルもレメディもなかなか見分けがつかないのです(……私が歳を取ったから?)。もちろんダイアモンドフレームの合理性はあるでしょう。それがたとえリジッドからサスモデルになったとしても。でも結構な高額商品ですから所有欲を満たして欲しいなあというのも、贅沢な願いだとも思えないのです。

トレイルモデルなどはペンスキーと組んで動き始めているようですから、もうちょっと突き抜けた部分がセッションにも欲しいところです。ただ単に無い物ねだりかもしれませんが(苦笑)。


27.5DH続々! 2015 コメンサル・シュプリームDH

2014-08-25 03:26:00 | MTB
コメンサルはメタシリーズでコンタクトシステムをV4に切り替えましたが、DHモデルのシュプリームにはそのままV3を継続するようです。




http://www.sicklines.com/2014/08/21/2015-commencal-supreme-dh-comp-and-supreme-park-bikes-announced/



V3は発表されるやいなや、非常に多くのコピー的バイクを生み出しました。ショックをシートステーとチェーンステーで挟み込むことにより前三角の動きに捕らえわれないアクティブな動き。それらをすべてBB近くに配した低重心化。基本的にはシングルピボットのカテゴリーに入りますが、ひとくくりにしてしまえない理にかなったデザインです。私はコンタクトシステムでは一番のお気に入りです。もっともV1に乗ったときの感動も忘れられませんが(笑)。

このバイクも少々面白く、26インチと27.5インチホイールが両方使えるようです。写真を拡大するとタイヤはマキシスのハイローラー2の27.5を履いています。シュプリームのパークライドモデルも同じです。

コメンサルは路線を変えながらも常に高性能なバイクを作り続けています。昔の方が品のある塗装やデザインであったことは間違いないですけど(苦笑)。デモ最近のネオン系や毒々しい書体も……、好みです(笑)。

フレーム自体の設計はあまり変わっているようには見えません。基本的には大径ホイールを入れるためのクリアランスを確保しただけでしょう。



http://www.vitalmtb.com/product/feature/First-Look-2015-Commencal-Supreme-DH-Comp-and-DH-Park,281

んー、これを見ると……、26と27.5のコンパチではなく、別々にリリースされるようです。27.5モデルが追加と言う感じですね。そしてスペックを見るにこちらのほうが26の上位モデルとなるようです。

マックス・コメンサルはサン時代オリビエ・ボッサールとニコラ・ヴイヨズと組んでいました。ニコはチームライダーでしたけど、常勝でしたし機材に対するこだわりも深かったという話なのでサンのDHバイクも彼の意見はかなり通ったことでしょう。あくまで予想ですが、今、ロックショックスの株を上げているチャージャーダンパーにも彼がかなり関わって居るとにらんでいます。

何が言いたかったというと、ラピエールの新型と比べたいなということです。サスペンションの挙動などは乗っていないので分かりませんが(笑)。気になるのはサドルの位置がラピエールのほうがはるか前方にあることです。


●コメンサル リヤセンター447.5、454.5ミリ ホイールベース1196、1203ミリ 63.8度

●ラピエール リヤセンター445ミリ ヘッドアングル63.7度
※両方ともMサイズにて比較


おや? コメンサルは可変式ですね。でも26インチは別個でスペックがあり数字も異なるので26と27.5は別物のようです。

とまあ、スペックを引っ張り出してみたのですが、リヤセンターは短い方だと2.5ミリしか差はなく、ヘッドアングルも0.1度しか変わりません。本来ならホイールベースかフロントセンターも欲しかったのですが、無いものは仕方ありませんか。

これだとかなり前乗りになることを前提としているのでしょう。他社の27.5DHモデルもコメンサルのような感じで、やや後ろ乗りという感じです。随分前に道は分かれたとはいえ、面白い差です。

まだまだ27.5DHは模索段階なんですね。



27.5DH続々! 2015 ゴースト・プロトタイプ

2014-08-25 02:20:00 | MTB
ゴーストも27.5dhバイクをテスト中です。基本的にはオーソドックスな4バーリンケージです。でも近づいてみると……、お! チェーンの取り回しが!!








http://www.bikerumor.com/2014/08/22/ghost-testing-all-new-650b-north-shore-downhill-mountain-bike/


このチェーンを上から取り回す形式は、チェーンステート平行、またはメーンピボット部分と同一ライン上におくことでペダリングロスを軽減する効果があります。昔はちょいちょい見かけた形式なのですが、最近では珍しいですね。

前後サスはロックショックスにしてあります。特にボクサーのチャージャーダンパー搭載モデルは評判が良いので、このバイクも期待を裏切らないかと。最近では珍しくリヤトラベルを180ミリほどに押さえています(多少は変わるみたいですけど)。今は200ミリが標準ですが、この20ミリの差はどのように出てくるのか? そういえばテックインが「日本のレースに200ミリは要らん!」と主張していました。このゴーストが試されているのはもちろん海外ですけど、なにかしら通じる理由があるのかもしれません。とくに27.5は完全に方程式が固まったとはいいきれませんから。

ただ、ワイヤリングはいただけません。特にリヤブレーキのホースは……(苦笑)。ここはカイゼンモトムですね。

このバイクもプロトタイプと言いつつ、すでに市販化してもおかしくないような作りです。