最近晴れているので助かりますが、気温の上下があるので、着るものに困ります。
フロントフォークオイル漏れ修理とマフラー交換、バッテリー交換でお預かりです。外装を外し、先にマフラーを交換します。オーバー製スリップオンからヨシムラ製スリップオン(ドラッグサイクロン)に交換です。マフラーを交換した場合は、エキパイにかかる排圧が変わり、それに伴い吸入負圧も変わりますので、キャブレター調整&同調は必須です。バッテリーは、お持込のバッテリーに交換です。バイク用ではないので、販売はしておりませんが、持ち込交換は行っています。
一応、電圧と容量を測りました。エンジン始動前と始動後(ヘッドライト消灯時)の電圧です。充電系は平気そうです。
今回交換した部品です。フロントフォークの中身の部品とグリップ、アクセルワイヤーの戻し側です。フロントフォークは、ゴム類や錆びた部品もそうですが、スライドメタルも減っていたので、交換しました。グリップは、純正からグリップキットに交換、アクセルワイヤーは折れていたので、交換です。今回困ったのは、以前他店でフロントフォークを分解したとのことでしたが、インパクトレンチで短い工具を使用したようで、ヘキサゴンボルトの穴が見事に角が無くなっており、分解に手間取りました。ボルトやナット、ネジ山が痛むので、当店では、インパクトレンチは使用しておりません。いつも修理していて思いますが、ボルトナットの締めすぎが多く見られ、ネジ山が痛んでいるケースがあります。長持ちさせるのであれば、トルクレンチで適正トルクで締めた方が良いです。ただ、それでも煩雑に取り外すような箇所は、脱着回数が多いと痛んでいたりします。以前あったのですが、エンジンのドレンボルトを締めすぎて、エンジン側のネジ山がダメになっていたケースがあり、接着剤で固めてありました。(今回の車両ではないです。)
最終チェックと試乗です。特に問題はありませんでしたので、納車になりました。
2018.03.28 作業担当 ヤダ(矢田)