ニューヨークの想い出

ニューヨーク生活20年間の想い出を書いていこうと思います。

987、龍の魂

2010年11月29日 | Weblog
大河ドラマ「龍馬伝」は昨夜の「龍の魂」で最終回を迎えました。
慶応三年11月15日夜、龍馬は京都河原町の「近江屋」で中岡慎太郎と共に暗殺されました。
「龍馬を暗殺したのは誰か?」というテーマは幕末最大の謎です。
見回組、新撰組、紀州藩、薩摩藩、・・・・。

見回組説:一般的には見回組説が最も有力です。
見回組は京都の治安を守るため幕府が創設した組織で、薩長同盟を成立させた龍馬を危険人物としてマークしていました。
明治3年(1870年)に箱館戦争で降伏し捕虜になった元見廻組の今井信郎が取り調べ中に、隊長佐々木只三郎とその部下6人(今井を含む)が坂本龍馬を殺害したと供述しました。
現在はこれが定説になっています。
新撰組説:新撰組がよく出入りした先斗町の瓢亭(ひさごてい)という料亭の下駄と、新撰組十番隊長原田左之助の鞘が残っていたと言われていますが、どうも偽装っぽい。
命がけの暗殺現場に料亭の下駄を履いていくとは思えない。
刺客が龍馬を襲ったとき、「こなくそ」と叫んだといわれていますが、これは伊予の方言で、伊予出身の原田が疑われる一因にもなっています。
紀州藩説:龍馬暗殺の7ヶ月前、海援隊の「いろは丸」と紀州藩船が衝突し、多額の賠償金を支払わされ紀州藩は竜馬に恨みを持っていました。
薩摩藩説:徳川幕府を武力で倒そうとしていた薩摩藩にとって龍馬の「大政奉還」と、その後の新政権構想はじゃまになった。
後藤象次郎説:後藤は龍馬と共に大政奉還を成し遂げるが、手柄を独り占めしようとした。

その他、幾多の犯人説があります。
はては龍馬の盟友で一緒に暗殺された中岡慎太郎説まであり、まさに謎(ミステリー)です。
中岡は襲撃後二日間生存していますが刺客については、はっきりしたことは語っていません。
昨夜の「龍の魂」でも暗殺者は特定していませんでした。(みんなが怪しいという感じでした)

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