土日は連日のライヴ営業。日中も暑かったがバイユーの夜も熱かった。もちろん暑くもありました。
土曜日は1年ぶりの『武蔵野ミニー&N'sブルースパッケージ』。昨年はあの青山ロックンロールショーの日の出演でゲストにKOTEZ(ハープ)でした。今回はサックスのフクムラサトシさんがゲストとしてフル参加しました。あれから1年精力的にライヴをこなして来たミニーさんは快調に飛ばしました。定期的に集まっているN'sブルースパッケージも好サポート、武蔵野ミニーの戦前ブルーススタイルのバンド化に磨きがかかっていました。そして満員のお客さんの熱気が後押し!充実の一夜となりました。後半にはゲストとしてオーストラリア在住のイギリス人サッックスプレイヤー、アーサー・ロビンソンさんが登場。ニューオーリンズジャズ・スタイルのプレイを素敵な音色で聴かせてくれました。しかしコレが素晴しく歌うサックスでした。フクムラさんのサックスを促すように煽り火花散るというよりは互いに歌い競おうよ、というような風情でそんな2本の管楽器にのせられてバンドもスウィング、なんとも楽しい瞬間が現れたのでした。しかしこのアーサーさん、あとで聞くと御歳74歳!!なんと50年代の録音もあるという御大も御大なのでした。しかしどーみても50代中盤過ぎくらいにしか見えませんでした。うーん自分らもまだまだ頑張らんと…。
そして翌日はバイユーゲイトのバーカウンターバンド『ル・オードムーゲ』と憂歌団の元マネージャー~事務所社長にして現在はシンガーソングライターの『ヒデマロ』さんの競演。
ル・オードムーゲの音頭取りである玉井さんも憂歌団を長きに渡って支えた元マネージャーさんで、この夜のバイユーは憂歌団裏方競演というなかなかに味わい深い組合わせでした。
この日も盛況。前日以上の満員御礼の中、先攻はオードムーゲ。玉井さんの「今日は前座やから(笑)」との申し出で店内を暗くせずにピンスポだけを点けてさらりと始めたのですが、これが新曲(初公開)を中心に適度な緊張感と、音楽を楽しむ自信に溢れたカッコイイ演奏。正直、オードムーゲって絵的にこんなにかっこよかったっけ??と驚かされるような佇まいでした。ギターの矢島くんの歌う新曲もバッチリ。初めて見るお客さんにもしっかりウケていました。
そして第二部はヒデマロさん。バイユーの忘年会隠し芸大会ではお馴染みの三宅太聞(ハーモニカ)とふたりで登場。「昔から名前は知ってはいてもこの日が初対面」で緊張気味の太聞の生ハープを従えてゆるりと快調に歌ってゆきました。最近初めて発表したCDに収録されたオリジナルを中心に歌うヒデマロさん。曲も良い、のですがその歌いまわしというか語り口。今、ギターを持ち歌う必然性に満ちていてなんとも心地良かったです。緊張気味だった太聞も、少しづつ共演を楽しんでいる様子となり最後はお客さんの反応も大きく~ヒデマロさんが「ホンマ嬉しい」と言ったほどのアンコールの拍手となりました。憂歌団ナンバーを自分のアレンジで歌うヒデマロさんに、それにバックを付ける憂歌団を好きな太聞。そして飛び入りでアコーディオンを弾く玉井さん。なんといか音楽を楽しんでいるというリアリティがいっぱいでした。太く柔らかな手触りの熱い!夜でした。
フルハウス、連日の満員だったバイユー。御来場いただきました皆さまには混雑ゆえ御不便おかけして申し訳ありませんでした。今夜はいつものご近所バーとしてゆったりと営業しております。どうかよろしくお願いいたします。
私も楽しみました。
トラックバック、楽しく読ませていただきました。
これからもどうかよろしくお願いいたします。
オモロイ夜でありました。