東濃IFR

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ヘリコプターによる鉄塔撤去工事(2020年7月30日その3)

2020年12月22日 07時53分12秒 | 航空機
1基目が終了してすぐに2基目の作業にかかる。
この工法で時間がかかるのはヘリで吊ることができるように前もって準備しておくこと。
最終的にはこの作業開始寸前に固定用ボルトを外すわけだが、治具等を使ってある程度浮かせておく。
また、ご覧のように根元から丸々というわけではないので計算して分割してある。


14:21 2基目引き揚げ開始


軽々と運んでいるように見えるが…


これで1.8トンだそうだ。


第4旋回を回って


14:22 あと10メートル~


接地させて


よっこい…


しょ。この倒す時が機体に一番衝撃がかかっているようだ。


14:23 完全に倒したところで


フックを外して


着陸、エンジンカット。


 次の準備に時間がかかるのかヘリはエンジンカット。
 外から見てみよう。



鉄塔の先端に何か取り付けてある。ドリルで穴をあけるにしても大変だぞ。


関係者がいっぱい。それだけ注目の工事方法。


機体はすぐにカウルを開けてクールダウン中。人間もクールダウン中。


 今日はもう1回やるそうで、その準備に時間がかかるそうだ。
 それほどまでにかかる?かと思ったが準備の様子を見て納得。



頭の漏斗を抜くにも重機が必要なくらい重いんだ。


準備完了。間もなくエンジンスタートなのでヘリ関係者以外は退避。


14:54 NO.2エンジンスタート


14:56 NO.1スタート~


離陸よし。

 
ヘリコプターによる鉄塔撤去

ゆっくり運んできました。その重量2.8トン。



15:08 着陸。


外観確認して


15:09 チョークイン、エンジンカット~。


スロットルを下げる機長。


15:10 JA6720 AS332L1 新日本ヘリコプター   ローター停止、電源オフ。


 これにて今日の作業は終了。
 挨拶して現場を離脱する。

 帰りはのんびりと下道で。
 余韻に浸りつつ、久しぶりに通る道に少々驚く。
 昨年の水害の爪痕がまだこんなとこにもあるとは。
 そして気が付くと松本空港近く。
 時間を見るともうちょっとしたらドクターヘリの通勤時間。
 撮ってから帰ろう。



16:27 しまった、撮り逃がした~


お、チョウゲンボウの?


いた、今年生まれた兄弟だ。


 このチョウゲンボウ、訓練してバードストライク防止に使えないかな。
 野生の子だから小さい頃から慣らしてないと無理かな。
 そんなことを思っていると遠くからフェネストロンの音が聞こえてくる。



16:53 あ、もう目の前。


JA120D ES135P2+ 信州大学医学部付属病院/中日本航空


エアタキシーでスポットへ。


16:54 スポットイン、エンジンカット。


 さて、このまま帰ろう。
 明日も鉄塔撤去作業の続きがあるそうだが、自分は仕事。
 この続きはこのお方が撮影していたのでした。

今回も新日本ヘリコプターの皆様、シーテックの皆様、お世話になりました。
コメント
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