東濃IFR

ACARS,グライダー、航空機

車山気象レーダー更新工事(10月5日後編)

2012年10月07日 10時02分42秒 | 航空機
 2012年10月5日に行われた車山気象レーダー更新工事の一部。前回の続きです。
 これらの動画は関係者に見てもらい、一部入った無線内容OKの確認をしているのでご安心を。では本編。



 さすが大型機。どんどん荷物がはけていく。


モッコ一つで一回かと思ったら4つで一回だった。さすがピューマ。


これらは西側に置いて…


旧部品を降ろす。


そんな束の間にちょっと自然物でも。


今降ろしたのは発電した電気を安定化させる整流器と思われる。


そして揚げるのはモッコ二つ。


これも西側に降ろす。


回収品は何か箱型…


鉄箱に入れた廃材でした。


何か持って上に行くかと思ったらそのまま山頂へ向かう。


もういっちょ、箱物。


接地確認。ワイヤー切り離し。


一旦着陸して…


着陸よし!


これまでついていたケーブル長を10m→5mに変更。


離陸!


また空荷で山頂へ。


局舎上部足場には数人の人影が見える。


 足場開口部は縦横6メートル、高さ約4メートルらしいが、その中にフックを降ろす。

旧部品吊り出し




ワイヤーを短くしたのは操作応答性をよくするため。


まもなく新旧交代。


作業が終わってほっとしたパイロットのSさん。


アプローチ中。


12:45 エンジンカット。緊張から一気に開放された機長の心境はいかばかりか。


作業時間は約2時間で終了。大飯ぐらいのピューマはドラム缶4本分がそのお腹に入る。


 S機長の許可を得てヘリに近づく。一仕事終えたピューマはちょっと煤けて黒くなっている。仕事が終わった自分も油やスラッジで黒くなるからなんとなく親近感が沸く。


ピューマのコクピット。先日のセスナの比じゃないね。


正面から。ずんぐりした顔に似合わず力持ち。


着陸後すぐにカバーを外してエンジン、シャフト部分を冷却。一度エンジンを止めると30分はリスタートできない。


大きい写真はこちら。ここら辺は別荘地。この仕事中に騒音苦情はこなかったけど、セレブな方が高級車に乗って見学しておりました。


 さて、昼飯! そう言ったかわからないけど皆、昼食タイム。


ヘリ組は機体傍で車座で。


 昼食も終わり、ヘリの放熱もグリーンゾーンになったようだ。メカニックの人達がキビキビ動く。
 あっという間に資機材の搭載終了し、エンジンスタートとなる。


電源オン。エンジンスターターのカチカチ音が聞こえる。

ピューマ帰還

「関係者の方達から許可を得て撮影したものです。もしヘリコプターが地上にいても駆け寄ったらダメです!」


再び元の現場へ。お疲れ様でした。

 現場の方からの許可で皆さんと同じ位置で見送らせてもらいました。
 本当にすごいダウンウォッシュ!砂じゃなく小石までもが飛んでくるのでゴーグルやヘルメットは必需品。自分も持っててよかった。
 それでも外耳や頭に砂が相当入り込んでいた。


 ヘリの出番は次は廃材や足場の降ろし作業。この日のフライトが肝心要であった。その日に立ち会えたことは本当にうれしかった。

 しかし、日本無線、三井造船マシナリーやヤマウラの仕事はこれから。
 据え付けた軸の微調整やレーダー反射板の取り付け等。発電システムの確認、ドームの組み立てや足場解体などまだまだある。
 残り数週間で片付けなければいけない中、もし今日ヘリが飛ばなければ連休明けの物輸となった。
 すると貴重な数日が失われてしまう。
 クライアントからそのように迫られても絶対に妥協しなかったTさんも立派。
 安全、確実に運航するためには周りの空気に流されてはいけない。いいことを学んだ。


 今月中、自分はグライダーに乗れるかわからないけど、11月頭には行けるかもしれない。
 そのときはがんばって高度2000メートル以上上昇して車山ドームを目指し、新しくなったドームを空撮してみたいと思う。


 関係者の皆様方、本当にありがとうございました。がんばってください!
コメント (7)
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