東濃IFR

ACARS,グライダー、航空機

二度あることは三度?三度目の正直?(10月5日前編)

2012年10月06日 22時08分07秒 | 航空機
 4日の作業が中止と判断され、翌日以降に持ち越しとなった。

 自分は場外からの帰り道、まさに霧ヶ峰を通過中に職場からヘルプの電話がかかってくる。
 結局電話ではこちらの意図が通じず、会社へ行くことになった。
 会社到着後にさっさと機械を治して自分の仕事をこなす。とりあえず金曜日分、廻ればいいだろうってことでサクッと終わらせる。

 帰宅後、ヨメには今日の作業が中止だったことと、もう一回行く旨を伝える。
 ヨメは本当に良き理解者。こんなバカな旦那でごめんよ。
 寝る前に天気図をチェック。4日に天気が悪かったのは日本海を低気圧が通過したことから。5日は朝は穏やかに晴れるはず。


 4日に場外を出る前の話しではヘリがやってくるのは10時半から11時頃ということだった。
 普段と同じ時間に出勤し、そのまま高速に乗って諏訪へ向かう。
 

今日は雲ひとつ無いいい天気。風はどうだろうか。


 10時前に場外に到着。すでに中日本航空のTさんが現着しており安全確認等していた。
 風のほうはどうですか?と聞かれたのでチェックしてみる。


西寄の風で少し南成分が入ってる感じ。しかしウインドソックスはほとんど動いていない。

 この画像を見てTさんも「今日は大丈夫でしょう。」と笑顔。
 しばらく雑談して他の方が来るのを待つ。


陸自のUH-1とOH-6Dの二機編隊が通過。音が聞こえたとき思わず二人で「まだ時間じゃないよね?」と時計を見てしまった。


10:10 JA8357 NH702かな?


他の関係者も到着して再度、皆で確認中。こちらも撮影場所を確定する。


 そしてヘリからこれから出発するとTさんに連絡が入る。ここまで来るのに20分ほどかかるとか。
 もう一つの現場ではコンクリートの荷揚げが主の任務のようだ。

 そして今回のフライトの確認。揚げる荷物は7回、降ろす荷物も7回の予定。うまくいけば7往復で終わるだろうけど、そうはいかないようだ。


JA1275 JA658J FL230 すでに小松へ向け降下中。


JA8382 該当機がわからず…。

 すると突然爆音が聞こえてくる。この独特の重低音は!


百里基地のRF-4が山間部飛行訓練。


 爆音が静かになり、皆で耳を澄ませてヘリの音が聞こえてくるのを待つ。
 そしてようやくピューマのエンジン音が聞こえてきた。


山を越えてやってきた。


ファイナルターンして…


JA9965 AS322L1 中日本航空  ヘリポートにアプローチ中


ピューマのダウンウォッシュはハンパ無い! Tさんが現場管理中。


PはSさん 整備士Hさん、ヘリポート誘導Wさん、山頂誘導Iさんの3人が降機、資機材を降ろす。
Iさんはダッシュで車に乗り込むとロープウェー乗り場へ送り届けられた。


JRCのKさんと長野気象台の担当者がヘリに乗って現場確認とルート指示へと向かう。


山頂で取り回しの確認中。頂上のあちこちに回収物があるようだ。


 ヘリが再びヘリポートに戻ってくる。そしてすぐに荷揚げの準備が始まる。


メカニックが腹の下のフックにスリングを装着。


いよいよ物輸開始!

車山への第一便




箱はデカイけど重さはそれほど無い。まずはこの木箱から。


そして山頂からは古いドームを回収。


降ろした荷物を切り離し、揚げの2便目の木箱へ。


下はダウンウォッシュがすごいことに。


いってきまーす。


皆で「すごいね~」と話しているよう。運んでいる木箱の中身は新しいドーム。


揚げた荷物を東側に置いて…


不用品を吊り上げる。


「ここに降ろして~」


「りょーかい。次は?」


第3便目も木箱。新しい皿を入れてあるのと同じように緩衝材が入っているため大きい。


さっきの隣くらいに置いてるかな。


そして鉄骨を回収。


今度はここに置いて~。


次は木箱とそれら付属品等。


 ドーム部品を緩衝材に入れてあるのは傷つくと性能が落ちるからなのか尋ねたらKさんから明快な答えが返ってきた。
 
 「せっかくFRPを綺麗に塗装してあるのに傷ついたら嫌じゃない。」


先程のさらに東隣に降ろす。


そして回収物を吊り上げ。


今の回収物も鉄骨やら看板やら。



 作業は予定ではあと3回。いよいよ難しい作業が行われようとしている。続きは後編へ。
コメント (3)
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