AD際族

コロナ共存の広告表現の近未来観

アオギリにたくして。

2013-08-17 22:26:04 | Virtualのactuality



昨日、数十年ぶりに大学時代 同期のムービーカメラマンと会いました。同期には多くのカメラマンがおります。この映画の撮影監督 倉本和人氏は出世頭でした。アカデミー賞を受賞した藤石修、動物カメラマンで世界を駆け巡る(NHK ダーウィンが来た)渕上拳氏など今でも皆活躍しています。
彼が映像デザイン 撮影監督をした映画鑑賞に渋谷まで出向いた次第です。
広島で被爆したアオギリの苗を全国各地で植樹し始めた田中節子。世界的に広がりつつあるこの活動に興味を惹かれたライターの片桐千草は、取材中に知り合った節子の妹から彼女の日記を預かる。そこには、原爆により足を失った女性の苦しみが克明に綴られていた…。実在の被爆者・沼田鈴子さんをモデルに、アオギリと彼女の奇蹟の物語を実話に基づき描いていく。絶望の淵に何度も立たされながら、やがて彼女は平和の語り部として生きていく決意をする。彼女がアオギリにたくした思いとは…。
壮絶な人生を歩んだ女性の、過酷にして清澄な愛の軌跡。
(http://www.uplink.co.jp/movie/2013/14439#bmb=1 渋谷 UP LINKより)
今村昌平監督の「黒い雨」をはじめ多くの原爆体験を描いた名作は多いです。
私が若い頃聞いた「幻の声」NHK広島制作のラジオドキュメンタリーでした。
「被曝した経験の老女からNHK広島に届いた一通の手紙、原爆投下後 大阪を呼ぶ女性のアナウンサーの声がラジオで聞こえました。彼女はご存命ですか?」この声を探していくという名作でした。
上映後 プロデユーサーの 中村里美様、音楽監督の伊 藤 茂 利様、原作・脚本・監督の中 村 柊 斗様そして私の大學の友人撮影監督の倉本さんとお話させて頂きましたが。
倉本さんとは30年ぶりだったと思いますが、全く30年の途切れていたタイムラインを感じずに、撮影シーンなどの話と今後どう海外で展開していくかなど伺いました。
やはり彼はカメラマンとして、今もぶれていない。そういうところが30数年の違和感を感じずに話し合えたんでしょう。終戦から68年、猛暑の夏新しい原爆を題材にした作品が生まれました。「アオギリにたくして」是非ご覧ください。